IQ



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初公開日(参考)2018年06月
分類

長編小説

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IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2018年06月19日 IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶IQ〟と呼ばれる探偵だ。ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の元ギャング、ドッドソンからの口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった! 奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは――。新たなる‶シャーロック・ホームズ〟の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

IQの総合評価:6.54/10点レビュー 26件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

IQの感想

アイゼイア・クィンターベイ。通称IQ。探偵役となるこの黒人青年は非常に魅力的でした。一見冷めた性格のようで内情は熱い一面もある。彼の行動を読む所はとても楽しめました。
個人的に馴染みのない黒人社会が描かれており、会話テンポのノリやラップ調なども含めて新鮮な世界観でした。ただ、文化的内容と事件が密接に絡んでくるかというとそういうのではないので、事件外の内容が楽しめるかが好みの別れどころかと思います。自身があまり興味を持てなかったのでノイズに感じたり頭に入らなくて楽しみ辛かったです。
シリーズ化を狙った1作目の為か、主人公の過去や伏線的に気になる内容が未解決で幕を閉じているのも気になるところ。1作で完結しているものが好きなので、色々と好みと逸れていた作品でした。

egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

新たなハードボイルドヒーロー登場

50代後半の日系人作家のデビュー作。2017年のシェイマス賞など3つの新人賞を受賞し、MWA、CWAの最優秀新人賞にもノミネートされたという傑作ハードボイルドミステリーである。
主人公の黒人青年アイゼイア・クィンターベイは、通称IQと呼ばれ、地域の黒人社会から様々な問題を持ち込まれる、便利屋的な無免許の私立探偵である。社会の役に立てばいいというスタンスで仕事をしていたIQだったが、世話をしている身体障害の少年のために大金が必要になり、高校時代の泥棒仲間であるドッドソンの口利きで、大物ラッパー・カルの仕事を請け負った。カルはある夜、自宅で巨大なピットブルに襲われて殺されそうになったので、犯人を捜してもらいたいという。防犯ビデオを見たIQは、巨大な犬を操る男の存在を発見し、この男がプロの殺し屋であると推定。わずかな手がかりから凶悪な犯人を追い詰めて行く。
物語は、ラッパー襲撃犯を追い詰めるパートと、頭のいい高校生だったIQが便利屋的な探偵になるきっかけとなった過去の出来事のパートが交互に繰り返されて展開するのだが、双方のつながりが分かりやすいので読み辛さは全く感じない。というか、物語に奥行きの深さが加えられている。さらに、ラップを中心にした黒人音楽の世界、LAの黒人とヒスパニックのギャングたちの抗争などが彩りを添え、非情に読み応えがある。
すでに第2作は発表されており、今年中に第3作も発売予定というので、邦訳が待ち遠しい。
ハードボイルドファン、テンポのいいサスペンスのファン、軽めのアクションミステリーのファンにオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(4pt)

人助けする黒人青年の紆余曲折人生

作者のジョー・イデ氏が育った街にあった匂い、見たり聞いたりした危険な出来事やその日常などの泥臭く生臭い現実から、善人であろう、道徳心を持ち続けようとする青年がその街にいたら、どうふるまうか、どういう生い立ちになるのか?そんなイメージの世界と、スリリングな展開の犯罪と解決、ラッパーの世界や貧富の差、身も蓋もない生きていくための金が欲しいという人たち。探偵もの、新世代のシャーロックホームズなどと書かれていましたが、なんとなくブコウスキーを読んだ後のザラツキを感じる作品でした。
IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151834516
No.23:
(1pt)

時間の無駄。

最高につまらなかった。いかにも評論家やシタリ顔の読者が自己満足のために褒めそうですな。
IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151834516
No.22:
(3pt)

シリーズ初作としてはイマイチかも.

IQなる黒人探偵が顔見知りのこれまた黒人とシャーロック・ホームズごっこをする作品.

正直な話読了後のインパクトが薄かった.
ストーリーの展開,本としての構成も目を張るところがあったし面白かったのだが記憶に残らない作品だなと感じた.

ただ,意外にもIQ2を読んでその考えは変わったのでわからないものである.
IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151834516
No.21:
(4pt)

面白いですが。

少し読み難い。
IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151834516
No.20:
(4pt)

文庫版グランド・セフト・オート

「 I Q 」とはインパクトの強い題目だが、主人公であるアイゼリア・クインターベイのイニシャルからである。各章ごとに「現在」と「過去」が交互に書かれており、現在の章では、兄マーカスを轢き逃げした犯人を捜しだすことで、独自の推察力と観察力を育み、もうすぐ18歳となるフラーコ・ルイスを養いながらの無免許探偵を営んでいる。そんな中、人気ラッパー:カルバン・ライトが大型犬に襲われ殺されそうになり、犯人捜しが始まる。カルバンは離婚した元嫁のノエルを疑うが・・・。

過去の章では、トラブルメーカーで悪友でもあるドットソンと、互いに反発しながらも生活苦から悪行に手を出し始めるが、犯罪どころか窃盗さえもしたことのないアイゼリア、良心との呵責の上での犯罪のスリリングさは、さながら小説版GTA (GRAND THEFT AUTO) のようである。そしていかにしてアイゼリアが探偵となったのか? 何故、血のつながりもないフラーコの面倒を見ているのかが語られる。

著者のジョー・イデ氏は日系アメリカ人で、今作品がデビュー作である。あとがきを読むと著者は裕福な地域の出身とは言えず、生活には苦労していたようで、58歳での遅咲きデビューである。著者本人の転々とした職歴は、職名は異なるものの、終盤に書かれたアイゼリアの職歴の遍歴とどこか重なる。

年月は記載されているものの、「現在」と「過去」が交互にあるのは物語のスムーズな進行を崩している。(その章での出来事、人物名や関係性が頭に入ったとたん、切り替わるのでこの構成には無理がある。) 登場人物は偽名/別名/渾名が使われ、文章の視点もところどころで変わり、誰が発したか不明なセリフもあるため、読みにくさがある。(特に序盤)、しかし物語が進むにつれ作者も書き方に慣れてきたような感があり、評価は悩んだがデビュー作と考えれば及第点だろう。

この本のオビは何種か存在するのを確認したが、「新時代のホームズ登場」のアオリ文だけはいただけない。アイゼリアの観察力と理論じた推察力には魅力を感じるが、本家ほどではないので推理物とは別物と考えたほうがいいだろう。出版社/編集者が無駄にハードルを上げているから、その反動で評価が悪くなっているように思う。
IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151834516



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