IQ2
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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デビュー作「IQ」がシェイマス賞など3つの新人賞を受賞し、MWA、CWAの最優秀新人賞にもノミネートされた日系人作家の第2作。シリーズ物の基本に忠実に、しかも話のスケールをでかくして成功した傑作ハードボイルドミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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地域は違うが暮らしたことがあるLAを思い出しながら読みました。 なぜジョーイデがこの主人公で小説を書いたのか。 生態が生き生きと表現されていました。 映画化すれば誰がIQなんだろう。 続編が読みたくてハヤカワに問い合わせたけど、予定無しだそうです。残念。 | ||||
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IQシリーズ2作目. 前作はインパクトに欠ける印象を受けたし,今作もそこまで衝撃があったわけではないが星は5にした. その理由としては長く続きそうな予感がするから. 実際ペーパーバックは4作目(21年に5作目も発売するみたい)に達しているので順当にミステリ小説の階段を登っているようだ. 前作と比べても時折回想を挟むスタイルは変わっていないが,それが最終的にお話の起点に繋がるのが読んでいて気持ちよかった. また前半の導入(話の主軸になるギャンブル狂の描写のあたり)はそれなりにかったるい印象を受けたが,その後は疾走感というか,ドラマ一気観に近いものを感じた. 最後に,ドッドソンがパパになることも含めて,キャラクターの成長を一冊でよく描けたものだと感心する. ラフィンがブレイクスルーになっているのか,ちょっと内気な印象すら受けるアイゼイアの精神的な成長が垣間見て面白かった. 3作目の翻訳は未だ発売されていないが非常に楽しみである. | ||||
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58歳でデビューした日系アメリカ人、JOE IDE氏による「IQ」の続編である。 兄であるマーカスを轢き逃げした犯人を捜すことを原点として始まった探偵業だが、今回は兄のガールフレンドであったサリタからの依頼を下心から引き受けてしまう。内容はギャンブル狂の異母妹ジャニーンを借金取りから救うこと。しかし、ギャンブルの世界へと引き込んだジャニーンの恋人ベニーが更に混乱を起こす。借金苦からジャニーンの父親ケン・ヴァンの顧客情報を盗むつもりだったが、偶然にもジャニーンは父親の裏の商売を知ってしまう。ベニーはそれをネタに香港系マフィアを脅迫しようと考え、アイゼリアは借金取りと香港系マフイアを相手にしなければならなくなる。そして遂に、何故マーカスが轢き殺されたかが明かされる。 前作では「過去」と「現在」の2軸を交互に組み立てて進行させたが、今回も2軸進行である。並行2軸進行ならともかく、時系列違いの2軸進行は止めたほうがいいと思うのだが・・・。また三人称の文章の中に一人称の文章が混在している箇所もありこれがまた混乱させる。アメリカの編集者は何も言わないのだろうか? 加えて、どうでもいい雑多な情報、馴染みの無い固有名詞と比喩表現が多くて廻りくどいから読みにくい。しかし終盤の、読み手側に一旦安心感を与えての更なる展開はスリリングで疾走感があり、強引な展開箇所はあるものの、エンターティンメント作品としては楽しめた。ただ間違っても推理物ではないことを付け加えておく。 悪友ドッドソンは良い父親となるべく、人間的にも探偵助手(?)的にも成長しつつあるのに、未だに友達はピットブルのラフィンだけという孤独なアイゼリア。依頼問題解決後、アイゼリアはサリタに憤慨するが、自動車修理の師匠TKに「(人間関係の段階を踏まずに)たくさんの穴をひと息で埋めようとした」と諭される。だが3作目はラフィンを通してアイゼリアの人間関係が進みそうである。ドッドソンとの信頼関係も増し、新基軸となる伏線はもう書かれている。基軸が変われば文章の組み立て方も変わることを期待しつつ、日本語版3作目を請う。 | ||||
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黒人版シャーロックホームズという宣伝に乗せられ購入しました。一巻はそれでもなるほどね、と思える部分があったのですが二巻目は頭脳というより度胸とタイミングだけの話になり、また、アメリカ人の著者に多い、色んな本や格言からの抜粋や、ハイブランドの名前、流行の言葉や店名が大量に文章中に盛り込まれ、それでなくても端役の子供時代の情景描写や気持ちの遷移など、本筋とは関係ない文章がこれでもかと記述されているので読みにくいし冗長過ぎる。登場人物の誰にも感情移入出来ずに終わりました。 | ||||
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話の展開の面白さは相変わらず。また前回は黒人系だけだったが今回多様な人種のギャングスタ達を抗争を通して描いている。そのくそったれ度合いと驚く様な純真さを痛快なタッチで書き分けていて この分野、西海岸ギャング系ハードボイルド?では相変わらず異彩を放っている。単純に面白くて一気に読んだ。 欲を言わしてもらうと、少し気になったのはアイゼアの心のブレや葛藤が幼すぎる。スクラップ解体の爺さんが厳しくそれを指摘してるところを見ると作者はあえてそこを狙ったんだろうが中途半端で これ故に読後感の爽快さは前作ほどではない。この切り口 もっと掘り下げるか抑えるべきだったのでは またギャングスタの集団が増えたことで同時に進行するシーンが増えた分 全体として散漫になったかも。プロットの組み立てやメリハリの付け方など作者の筆力もまだまだ向上の余地有り。 新しい要素が無ければIQは作者のために打ち切った方だいいかも、、 前回星4つだったが 今後に期待 | ||||
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