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IQ2



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【この小説が収録されている参考書籍】
IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

IQ2の評価: 3.91/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(5pt)

楽しい

地域は違うが暮らしたことがあるLAを思い出しながら読みました。
なぜジョーイデがこの主人公で小説を書いたのか。
生態が生き生きと表現されていました。
映画化すれば誰がIQなんだろう。
続編が読みたくてハヤカワに問い合わせたけど、予定無しだそうです。残念。
IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.10:
(5pt)

程よいスピード感とキャラクターの成長が垣間見れて面白い.

IQシリーズ2作目.
前作はインパクトに欠ける印象を受けたし,今作もそこまで衝撃があったわけではないが星は5にした.
その理由としては長く続きそうな予感がするから.

実際ペーパーバックは4作目(21年に5作目も発売するみたい)に達しているので順当にミステリ小説の階段を登っているようだ.

前作と比べても時折回想を挟むスタイルは変わっていないが,それが最終的にお話の起点に繋がるのが読んでいて気持ちよかった.
また前半の導入(話の主軸になるギャンブル狂の描写のあたり)はそれなりにかったるい印象を受けたが,その後は疾走感というか,ドラマ一気観に近いものを感じた.

最後に,ドッドソンがパパになることも含めて,キャラクターの成長を一冊でよく描けたものだと感心する.
ラフィンがブレイクスルーになっているのか,ちょっと内気な印象すら受けるアイゼイアの精神的な成長が垣間見て面白かった.

3作目の翻訳は未だ発売されていないが非常に楽しみである.
IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.9:
(4pt)

前作を通しての謎が明かされる。

58歳でデビューした日系アメリカ人、JOE IDE氏による「IQ」の続編である。

兄であるマーカスを轢き逃げした犯人を捜すことを原点として始まった探偵業だが、今回は兄のガールフレンドであったサリタからの依頼を下心から引き受けてしまう。内容はギャンブル狂の異母妹ジャニーンを借金取りから救うこと。しかし、ギャンブルの世界へと引き込んだジャニーンの恋人ベニーが更に混乱を起こす。借金苦からジャニーンの父親ケン・ヴァンの顧客情報を盗むつもりだったが、偶然にもジャニーンは父親の裏の商売を知ってしまう。ベニーはそれをネタに香港系マフィアを脅迫しようと考え、アイゼリアは借金取りと香港系マフイアを相手にしなければならなくなる。そして遂に、何故マーカスが轢き殺されたかが明かされる。

前作では「過去」と「現在」の2軸を交互に組み立てて進行させたが、今回も2軸進行である。並行2軸進行ならともかく、時系列違いの2軸進行は止めたほうがいいと思うのだが・・・。また三人称の文章の中に一人称の文章が混在している箇所もありこれがまた混乱させる。アメリカの編集者は何も言わないのだろうか? 加えて、どうでもいい雑多な情報、馴染みの無い固有名詞と比喩表現が多くて廻りくどいから読みにくい。しかし終盤の、読み手側に一旦安心感を与えての更なる展開はスリリングで疾走感があり、強引な展開箇所はあるものの、エンターティンメント作品としては楽しめた。ただ間違っても推理物ではないことを付け加えておく。

悪友ドッドソンは良い父親となるべく、人間的にも探偵助手(?)的にも成長しつつあるのに、未だに友達はピットブルのラフィンだけという孤独なアイゼリア。依頼問題解決後、アイゼリアはサリタに憤慨するが、自動車修理の師匠TKに「(人間関係の段階を踏まずに)たくさんの穴をひと息で埋めようとした」と諭される。だが3作目はラフィンを通してアイゼリアの人間関係が進みそうである。ドッドソンとの信頼関係も増し、新基軸となる伏線はもう書かれている。基軸が変われば文章の組み立て方も変わることを期待しつつ、日本語版3作目を請う。
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No.8:
(3pt)

続きがありそうだけど読まないな

黒人版シャーロックホームズという宣伝に乗せられ購入しました。一巻はそれでもなるほどね、と思える部分があったのですが二巻目は頭脳というより度胸とタイミングだけの話になり、また、アメリカ人の著者に多い、色んな本や格言からの抜粋や、ハイブランドの名前、流行の言葉や店名が大量に文章中に盛り込まれ、それでなくても端役の子供時代の情景描写や気持ちの遷移など、本筋とは関係ない文章がこれでもかと記述されているので読みにくいし冗長過ぎる。登場人物の誰にも感情移入出来ずに終わりました。
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No.7:
(3pt)

TKの洞察どおり、、まだ幼いアイゼアの考え

話の展開の面白さは相変わらず。また前回は黒人系だけだったが今回多様な人種のギャングスタ達を抗争を通して描いている。そのくそったれ度合いと驚く様な純真さを痛快なタッチで書き分けていて 
この分野、西海岸ギャング系ハードボイルド?では相変わらず異彩を放っている。単純に面白くて一気に読んだ。
 欲を言わしてもらうと、少し気になったのはアイゼアの心のブレや葛藤が幼すぎる。スクラップ解体の爺さんが厳しくそれを指摘してるところを見ると作者はあえてそこを狙ったんだろうが中途半端で これ故に読後感の爽快さは前作ほどではない。この切り口 もっと掘り下げるか抑えるべきだったのでは
またギャングスタの集団が増えたことで同時に進行するシーンが増えた分 全体として散漫になったかも。プロットの組み立てやメリハリの付け方など作者の筆力もまだまだ向上の余地有り。
新しい要素が無ければIQは作者のために打ち切った方だいいかも、、
前回星4つだったが 今後に期待
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No.6:
(4pt)

今後の活躍に期待

兄の恋人に妹を救うようにたたのまれたIQ、
ブラザーコンプレックスの塊で兄の恋人に恋心をもっているからいい所見せたくて引き受けたはいいが
チャイニーズマフィアを敵に回して大変なことに。
黒人街のシャーロックホームズというあちょっと違うな。
謎解きはないし。過去と現在が交錯してドタバタ。
ただキャラクターとしては魅力的。
少しドン・ウィンズローぽいか?
まだまだ未熟なのでこれからの成長が楽しみ。
兄マーカスの影から抜け出して羽ばたいてほしい。
あと表紙イラストがイメージと違うなあ変えてほしい。
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No.5:
(3pt)

「個人の威厳をはぎ取る」ための復讐劇がテーマ

兄をひき逃げした犯人への抑えきれない復讐心が中心なのだが、そこに兄の元恋人への恋心や彼女の異母妹とその相方のギャンブル依存症と借金踏み倒し、逃走。さらに、アフリカ系犯罪組織のマネーロンダリング、中国系組織の人身売買、メキシコ系ストリートギャング、臨月の妊婦拉致と人質交換など伏線が盛りだくさんの展開。

ひじょうにクールで頭の切れるIQという設定なのだが、これだけテンコ盛りされると残念ながら「暴力VS暴力」の連鎖を呼んでしまい、知的な部分は忘れ去られていく。「シリーズの罠」なのだが、前作よりも派手にしなければいけない、という作者の心理状態が読めてしまう。

警察はなにしてるんだ?という当然の疑問も浮かぶが、次作期待ということで読了。
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No.4:
(1pt)

評判と違い・・・

翻訳が悪いのかストーリーが分かりづらく面白くない。
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No.3:
(5pt)

勿論最高(原題:IQ Righteous)

危険な街で探偵を続けるIQ、こと、アイゼイア・クィンターベイ。

死んだ兄の恋人の腹違いの妹の窮地を救うため、妹の救出に乗り出すが、その先にはラテン系マフィア、中華系マフィアが同じ女を追っていた。
死んだ兄の仇を探しながら、口の悪い相棒と妹探しを続けるが、その先には意外な真実が・・・という話。

アメリカ文化の切り取り方、ウィットに富んだ表現、そして大幅増量になったアクション。

面白くないわけがないです。

次作の「Wrecked」や、4作目の「Hi Five」も早めに刊行して欲しいです。

IQシリーズとショーン・ダフィーシリーズはかなり面白いのでお勧めできます。

トム・ウッドやジャック・コグリンのシリーズは放置なのですが、同作も同じくらい面白いので是非続編を刊行して欲しいものです。
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No.2:
(5pt)

正しかったはずのものはどこへ行ってしまったのか?

あの「IQ」の続編「IQ2("Righteous")」(ジョー・イデ/早川書房)を読む。
 探偵IQ、アイゼイア・クインターベイが帰ってきました。相棒は、ドッドソンとピットブルのラフィン。
 アイゼイアの兄、マーカスが轢き逃げによって殺され、その犯人を追う中、アイゼイアは、そのマーカスの恋人だったサリタからギャンブルで二進も三進も行かなくなった妹とそのおバカの恋人を救い出してほしいと依頼されます。いつもの「奉仕活動(プロボノ)」という名の探偵仕事。それもどうしても引き受けざるを得ない理由があります。ストーリーは、これ以上話しませんよ(笑)。
 L.A.。ロングビーチ。サウスセントラル。ラスヴェガス。世界のあらゆる<暴力>がここにあります。ストリート・ギャング。三合会(香港)。メキシカン・カルテル。チャイニーズ・マフィア。そして、アフリカ人でありながらアフリカン・アメリカンのホワイトカラー・マフィア。
 今時、ウォーター・フォール・モデルのクライム・ノヴェルは流行りません。複数の事件が錯綜し、短いカットバックが繰り返され、展開がどう収斂していくかが見どころだと思います。今回は、あるひねりの入った事件の結びつきに少し驚き、ジーニアスであるにも関わらず血を滾らせるアイゼイアが少し前のめりで、繰り返される暴力描写とその最後の「果し合い」に快哉を叫ぶことになると思います。そして、しっかりと探偵の推理が収束して、前作よりもそのストーリーの骨格が保たれ、物語の流れが例えようもなく美しい。クラブマガ、コルトレーンのアセンション、シドニー・ポワチエ、ゴスペル、ケンドリック・ラマー。流れる血と汗。推理という名の瞑想。正しかったはずのものはどこへ行ってしまったのか?ドン・ウィンズロウを引き合いに出すまでもなく、いつかしら酷薄なソシオパス同士の「あいつは誰を失えば思い通りになるか」合戦が始まる。慈しみは本当に消えてしまった。
 個人的には、<。。。はベガスに戻り、まだギャンブルを続けているという。そうならないないわけがない。借金がなくなったわけだから>に爆笑した。一度は底は打ったとしても、その理由が消えれば、不思議なことに底はまた遥か底を目指す(笑)

 <あれが愛か?ちがう。あれは自分のためだ。エゴだ>(Kindle の位置No.3978-3979)
 肉親の愛は、愛か?愛かもしれない。でも、過剰すぎる。それなら、何が愛なのか?男よりもはるか上手の女性たちは、既に天上を歩き、この世からは消えてしまった。そう、残された愚かな男たちが示す友情という名の<漢気>だけが、愛だ(笑)
 <女には芝居しないことだ。等身大の自分でいろ。よくわからねえなら、わかったふりはするな>(Kindle の位置No.2496-2498)
と言われても、
 <本物の男は正しいことをするものよ>(Kindle の位置No.3352-3353)とある女性が言ってのけます。
 どちらの言葉にも均等に正しさが込められていますね。
 よって、(私を含む)愚かな男たちの物語はよりいっそう遥かな底を目指すことになります。
IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.1:
(5pt)

がんばれⅠQ!

亡き兄の恋人だったサリタから異母妹のジャニーンをギャンブルがらみのトラブルから助けてほしいと頼まれ、サリタに思いを寄せるⅠQは一も二もなく引き受けます。ⅠQはドットソンを相棒に行動を開始しますが、ジャニーンとその恋人ベニーのとった安易な行動から、複数のギャングを巻き込んだ騒動に発展してしまいます。冷酷な悪党相手に命がけで立ち向かうⅠQたちですが、魔の手はかけがえのない人へも及びます。苦境に立たされるⅠQたちの運命は…。前作では頭脳明晰、沈着冷静、弱きを助け強気をくじく正義漢といった感じのⅠQでしたが、今回はサリタにかっこいいところを見せようという下心に兄の死の真相も相まって、感情的で精彩を欠く姿が目立ちます。いっぽう前作ではギャングの小悪党という感じだったドットソン(はっきり言って嫌いでした)が、すばらしい女性と結ばれ、男を上げ、一気に好感度UP!主人公を食う活躍ぶりです。今回、苦難に見舞われるⅠQですが、気になる女性が現れ、かたくなな心を開く運命の人となるのか、ますます今後が気になるところです。それにしてもサリタって…嫌いだ!
IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:IQ2 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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