炎の色
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1 ) 期待していた 「 天国でまた会おう 」 の続き物とは違う。がっかり、、、、。 2 )世間知らずのお嬢様が、父親亡き後に周りの者に容易に騙されてしまうという、よくあるパターンの物語り。 だが、そのお嬢様より、お嬢様の息子、息子を取り巻く看護師、家庭教師、オペラ歌手など、個性豊かな登場人物に、深く魅了された。 | ||||
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1 )デュプレ氏は 「 何でも屋 」 ですね。 身ぐるみ剥がされたマドレーヌの復讐成ったのも、彼がいたからこそ。 でも、余りにも失敗することなくあらゆることを彼がやり遂げてしまうのは、出来過ぎでおもしろ味に欠ける。 小説だからね、実世界では有り得ない、と感じさせてしまうデュプレ氏の巧みな行動でした。 2 )マドレーヌの息子と彼の看護師の関係が絶妙で楽しい。そして、オペラ歌手とのやり取りも不思議でした。 | ||||
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批判的な意見が多いが、私はおもしろかった。 本作は強いサスペンスや血なまぐさいシーンはなく、約100年前の時代考証に基づいて社会的立場の喪失や経済破綻等を描いたもの。合間にはコミカルな面もあり、本当にこの作家は多才だと感心した。 確かに前作『天国でまた会おう』に比べると一見内容は地味だ。他のレビューに指摘されている点は共感できるところもある。主人公が前作でさほど好感をもてなかった資産家お嬢のマドレーヌなので、私も序盤はさほどおもしろく感じなかった。 [一九二七年-一九二九年]編。彼女の関心が大けがを負った息子のことに集中し、財産管理は任せっぱなし。その結果は自業自得と取れ、ちょっと退屈なうえ文章が冗長だ。 だが、その編ラストの息子ポールの衝撃の告白で、マドレーヌは目覚める―――。 そして[一九三三年]編へ。ここからマドレーヌの復讐劇は体を成していくのだが、成敗はすいすい進むわけではなく、その過程はゆっくりだ。動き出すと速いが。 時はヨーロッパはふたつの世界大戦の合間の経済不安定期。ファシズム、共産主義、世界恐慌、のし上がってくるヒトラーの存在…。オペラ歌手のことはリアルだと思えた。 だが陰湿な面ばかりではない。マドレーヌと相棒デュプレの、互いの名の呼び方や話し方、その関係性がいい(むしろ最高にロマンティックだ)。手伝ってくれたちょっと間抜けな男はコミカルで、ユーモアを添えている。 悪人の悪質性が前作と違って徹底していないが、それは人間性をたっぷり描写しているためで、それらが物語に深みをもたせている。しかし「くそ野郎」であることに変わりはない。特にラストの奴は。 復讐劇は偶発的なことも絡んだりして できすぎ感は否めないが、私は爽快だった。読後感がいい。 読み終わって少し経ってからも頭に残っていて、読み返したり確認したりした。地味ながらもこの本の内容の良さが後からしみわたり、評価を数日後★4→5にアップ。やっぱりルメートル作品はいい! 次は3部作-3弾『われらが痛みの鏡』へ。 | ||||
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価格が安くて助かります。 | ||||
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ピエール・ルメートルの「天国でまた会おう」の続編で、全三部作の第二作。 ほぼ二日徹夜で読破した。 前作から引き続き登場するのは、資産家マルセル・ベリクールの娘マドレーヌと、その夫ブラデルの元部下デュプレの2人。 主人公はマドレーヌ、彼女の最下層からの復讐・復活劇が痛快な本作。 期待の第三作は時代が第二次大戦下、エドゥアールの友達だった少女ルイーズが主人公だとか。 気力体力充実下で読みたい。 | ||||
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