ブラック・スクリーム



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初公開日(参考)2018年10月
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長編小説

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ブラック・スクリーム

2018年10月19日 ブラック・スクリーム

ニューヨークからナポリへ―― 〝漆黒の絶叫〟にとり憑かれた犯人を追え! ニューヨークの路上で男が拉致されるのを少女が目撃した。やがて被害者の苦痛のうめきをサンプリングした音楽とともに、監禁されて死に瀕している被害者の姿が動画サイトにアップされた。アップロードしたのは「作曲家(コンポーザー)」を自称する人物。捜査を依頼された科学捜査の天才リンカーン・ライムは現場に残された証拠物件から監禁場所を割り出し、被害者を救出したものの、〈コンポーザー〉は国外に逃亡してしまった。 そして事件の場はイタリアへ――リビアからの移民が誘拐されたのだ。〈コンポーザー〉の犯行だった。ナポリに飛んだ名探偵ライムとパートナーのアメリア・サックス、そしてライムの介護士トムは、若き森林警備隊員エルコレとともに事件に挑む。ニューヨークの白人とナポリの難民。被害者をつなぐものは何か? 〈漆黒の絶叫〉に駆りたてられる〈コンポーザー〉の目的は? アメリカ総領事館から持ち込まれた留学生の暴行事件も調査することになったライムは、想像を絶する真相を探り当てることに…… (「BOOK」データベースより)




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ブラック・スクリームの総合評価:6.94/10点レビュー 16件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

これがライムのミステリー?

リンカーンライムのミステリーでなければ、途中で頓挫したかもです。
物足りないというのとは逆で盛り込みすぎでお腹いっぱい!

イタリアの森林警察官がいなければ、とっくに読むのを止めていたかも!
リンカーンライムの面白さは頭脳作戦とサックスの行動力にあると思うのです。
「ボーンコレクター」や「ウォッチメーカー」はその点抜群です。
ライムシリーズは楽しみで読んでいたのですが、この本を切っ掛けに読む前のワクワク感が薄れそうです。


ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)

珍しく、どんでん返しが少なかった

リンカーン・ライム・シリーズの第13作。今回はイタリアを舞台にした犯罪捜査ミステリーである。
ニューヨークで白人ビジネスマンの誘拐事件が発生。犯人は被害者が首を吊られそうになっている動画と被害者の苦痛の声をサンプリングした音楽をサイトにアップし、コンポーザーというクレジットを付けていた。ライムたちは監禁場所を突き止めて被害者を救出したのだが、コンポーザーには逃げられてしまった。その二日後、イタリアでリビア難民の男性が誘拐される事件が発生。現場には、ニューヨークの事件と同じ犯人を示唆する証拠が残されていた。イタリアの捜査当局から資料提供を求められたライムたちは、資料を送るのではなく、本人たちがイタリアに飛んで捜査に関わろうとしたのだが、担当検事に関与を拒否されてしまった。さらに、アメリカ領事館からアメリカ人の若者がレイプ容疑で逮捕された事件への協力も依頼され、コンポーザー事件に専念できなくなったライムたちだったが、困難な状況にもめげず、犯人を追跡し、事件の真相に迫っていくのだった・・・。
舞台がイタリアに移り、いつものメンバーではアメリアとトムしか登場しないこともあって、捜査状況がこれまでの作品とはかなり異なっている。証拠の徹底した科学的分析から犯罪を解明する理屈っぽさが少なく、お得意のどんでん返しも小粒で、普通の警察小説っぽいテイストになっており、あくどいまでのリンカーン・ライム節に辟易してきた読者には読みやすいだろう。また、イタリア側の捜査陣のキャラクターが秀逸で、人間ドラマとしての完成度は、いつもの作品より高いと言える。
ライム・シリーズ読者には必読。警察小説ファンには安心してオススメできるエンターテイメント作品である。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14:
(2pt)

異国での捜査

今作は評価が高いから気になっていたんですけど、読後感はガッカリ感が半端なかった。
イタリアの捜査官たちは、まぁ良い。
でも事件の様相が、深堀していくと明後日の方に向かっていくんです。
それも、読者が求めていない方に飛んでいく。

まず言いたいのは、今回の被害者たち。何人が犠牲になったのか。
命がかかっているからこその緊迫感が欲しい。
あと組織だっての犯行とかも考えもの。今回の敵は何だったの?と首を傾げたくなる。
黒幕の捕まり方もカタルシス無いし。…

なんか、ライムシリーズでやる必要なかった気もする。
この捜査員たちの単作で良かったんじゃないか?
ブラック・スクリームAmazon書評・レビュー:ブラック・スクリームより
4163909214
No.13:
(4pt)

ライム&サックスのハッピーエンド❣️

舞台はイタリア!
いつもと違う明るい登場人物が新しい。
ブラック・スクリームAmazon書評・レビュー:ブラック・スクリームより
4163909214
No.12:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

国をまたぐ犯罪の起訴は面倒

面白かったです
ブラック・スクリームAmazon書評・レビュー:ブラック・スクリームより
4163909214
No.11:
(2pt)

重箱の隅のスミ

まったく的外れかもしれませんが、ちょっと気になりました。好きな作家だからこそ、気になったというのもあります。

p13上段
〈私のころは……
 クレアは猛然とメッセージを打っていた。ディナーパーティの予定があるのに〉
とあるが、〈私のころ〉の〈私〉ってだれだろう。クレアたちを観察している第三者の心の声かとも思ったが、読み進めると、どうやら、〈私〉とはクレア自身のことらしい。それならば、〈クレアは猛然とメッセージを打っていた〉はおかしい。〈猛然〉と打っていたなら、〈私のころは〉と、自分を顧みる余裕はないはずだ。〈私のころは……〉のあとは、〈クレアは猛然とメッセージを打った〉とか〈猛然とメッセージを打ちながらもそう思った〉と続けないと、読者は混乱してしまう。

p63下段〈窓に人の顔がのぞいた。やっぱり! エルコレが逮捕に心血を注いできた悪党その人だった〉って、悪党に対して〈その人〉という言葉は違和感ありでしょう。せめて〈悪党本人だった〉とか、そんな感じでしょう。〈その人〉って書かれると、この悪党はもしかして、いい人? って印象を受ける。

p79上段〈ジュゼッペがその話を持ち出した瞬間、競走に勝ったと確信しました〉って、これも違和感ありでしょう。ここでは単に捜査の主導権を争っているだけで、それを〈競走〉とは言わないでしょう。

p114下段〈狼狽し、そして顔を赤らめながら、エレコレは弁解するような調子で否定の言葉らしきものを消した〉って、意味わかりませーん。〈言葉らしきものを消した〉ってどういう意味だ。

p129上段から下段にかけて〈イタリアのどの都市よりも地下道や地下通路が多い街でもあります。ヨーロッパのどこよりも、かもしれない。延べ何キロもあります〉とあるが、たった〈何キロ〉でしょうか。あとの描写を考えても、常識的にみても、延べにしたら何十キロ、あるいは何百キロでしょう。

p181上段〈ただ、僕は役者不足です〉とあるが、これは二重の意味で、言葉を生業にする人が使っちゃいけない言葉でしょう。まず、〈役者不足〉は、〈役不足〉の誤用だし、さらに、力不足や役不足などと取り違えられたり誤用されている表現です。与えられた役に物足りないこと、自らの役に納得しないことを意味することです。この物語の中では、エレコレは自分では〈力不足〉ということを言いたいのだから、そのまま〈ただ、僕では力不足です〉と訳せばよかったと思います。

p188上段〈レースはおもしろいですよ。負けてなるものかって燃えてきます。ハトに危険じゃないかって言う人もいます。タカに狙われるし、天候不順や人造の障害物もあるし。だけど、僕なら、ガリバルディの銅像に朝から晩まで止まっているハトより、氏名を帯びて飛ぶハトになりたいです〉とあるが、〈ハトに危険じゃないかって〉って、違和感を覚えます。せめて、〈ハトに危険がおよぶんじゃないかって〉とかでしょう。それに〈朝から晩まで止まっている〉は、〈留まって〉いるの誤字でしょう。このページに関しては、その前の行の〈レースバトです。五万キロから十万キロくらいのレースに出ます〉とあるが、意味わかりません。まさか、一回の飛翔で五万から十万じゃないでしょう。地球を軽く一周しちゃいますからね。一年間でという意味なら、わからないでもありませんが……。

p195上段〈ダニエラとジャコモは、誘拐事件発生現場のマルゲリータ通り周辺で目撃者と防犯カメラを捜しましたが〉とあるが、マルゲリータ通りは〈誘拐発生現場〉じゃないでしょう。誘拐されて、ここに連れてこられた監禁場所でしょう。誘拐発生現場は、郊外の遠く離れたバス停前のはずだ。

p295上段〈オペラ座劇場のスカラ座やミラノ大聖堂も徒歩圏内にある。観光スポットには大して興味がないが、その二つだけは見に行ってみようかと思うと言った〉とあるが、ここは〈興味がない〉じゃなく〈興味はない〉のほうが文章が落ち着くでしょう。p302上段〈ところがきみはそうはしなかった。さらに許しがたいことに、我々の一員を引き入れた〉とあるが、〈一員を〉じゃなく、ここは〈一員まで〉でしょう。

p339下段〈少なくともイタリアでは。ここまでに三度、難民を狙っている〉とあるが、〈ここまで〉というのは場所を示すのだから、ここは〈これまでに三度、難民を狙っている〉でしょう。p349下段〈奥の見えるのは明かりだろうか〉とあるが、意味わかりません。
〈奥に〉の誤植なのかな。

p416下段〈受け入れ条件を緩和し、強制退去の条件を厳しくする法案に反対している人物、勢力はそれこそ無数に存在します〉とあるが、かなりわかりにくい。難民に対して〈受け入れ条件を緩和〉するのはわかるが、続けて〈強制退去の条件を厳しくする〉と書くと、同じく難民に対して〈強制退去の条件を厳しく〉と受け取ってしまう。〈強制退去〉に〈条件〉はないでしょう。受け入れるから〈条件〉であって。ここは丁寧に〈難民に対して受け入れ条件を緩和し、政府に対して強制退去の条件を厳しくする法案〉と書かないと混乱してしまいます。

p439下段〈今日はよく晴れていて、気温もさほど高くないが、観光客はまばらにいるるだけだ〉とあるが、ここは〈気温もさほど高くないのに〉でしょう。一読して、文章の流れに違和感をおぼえました。

しかし、このストーリーはさすがに無理がある。次のページをもどかしく繰る期待感がまったくありません。さすが、なるほど、と思わせる読後感も皆無。突飛な思いつきを、読者に納得させるなにかが足りません。好きな作家さんだけに、残念でなりません。次に期待します。
ブラック・スクリームAmazon書評・レビュー:ブラック・スクリームより
4163909214
No.10:
(5pt)

リンカーン・ライム風「ナポリの休日」

オープニングはいつも通りのニューヨーク。そして、アメリア・サックスのカーアクション。猟奇的な犯罪者。微細証拠とライムの鋭い感覚と推理。おなじみの道具立てなのだが、そこから舞台はイタリアへ。それも南イタリア・ナポリへ。アニメ「トムとジェリー」でもナポリが登場するが、アメリカ人にはあこがれの地なのだろうか。
 物語はナポリの観光名所を巡りながら、イタリア警察とライムたちとの確執(これがあとに大きくからんでくる)を伴って、やはりいつものようにテンポ良く進んでいく。もちろん、ナポリの「地下」も描きながら。
 現在のイタリアを描くには避けて通れない難民問題が、リンカーンたちの前に展開する。大きなヒントは難民一時保護所に隠されている。敵か味方か班別の難しい組織とわたりあいながら、ナポリ市内をリンカーンのチームは走り回る。舞台がローマで、登場するのがグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンなら『ローマの休日』になるのだが、さしずめ本書はリンカーン・ライムとアメリア・サックス主演の「ナポリの休日」になるだろう。事件の連続、それも爆弾テロがらみなのに「休日」?それは最後まで読めばわかるだろう。
ブラック・スクリームAmazon書評・レビュー:ブラック・スクリームより
4163909214



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