ネヴァー・ゲーム



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初公開日(参考)2020年09月
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長編小説

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ネヴァー・ゲーム

2020年09月25日 ネヴァー・ゲーム

ドンデン返しの魔術師の新シリーズ、 流浪の名探偵コルター・ショウ! シリコンヴァレーに暗躍する連続誘拐犯。死のゲームに囚われた被害者を救い出せ。 怜悧な頭脳とサバイバル術で完全犯罪を暴く新ヒーローの誕生。 姿を消した人間を追跡する名人、コルター・ショウ。失踪人や逃亡犯に懸賞金がかけられると、彼は現地へ赴いて調査に着手する。つねに冷静に状況を分析する明晰な頭脳と、父に叩きこまれたサバイバル術で多くの事件を解決してきた。今回ショウはシリコンバレーに住む男の依頼で、失踪した娘を探すことになった。カフェを出たあと、忽然と姿を消した彼女は無事なのか? どこにいるのか? 非協力的な警察に悩まされながら調査を続けるショウは、事件の背後にはビデオゲームが絡んでいることを知る。 被害者を誘拐し、『ウィスパリング・マン』というゲームを模倣して監禁する犯人〈ゲーマー〉。刻々と死の迫る被害者たちの居場所を突き止め、彼らの命を救うために知力と体力を尽くすショウ。犯人は誰なのか。単なる愉快犯なのか。あるいは何か隠された動機があるのか――? 懸賞金を求めて難事件に挑み、不可解な死を遂げた父の謎を追う名探偵コルター・ショウ。リンカーン・ライム、キャサリン・ダンスに続く新ヒーロー誕生。時限爆弾のようなサスペンスに意外な真相を仕掛けたシリーズ第1作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

ネヴァー・ゲームの総合評価:7.53/10点レビュー 15件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

次回に期待

次の展開に期待します。

御福頂戴
1UFU3QOD
No.1:
(7pt)

あざといどんでん返しが少なく、読みやすい

リンカーン・ライム、キャサリン・ダンスに続く第三のヒーローの登場。「懸賞金ハンター」という聞き慣れない仕事を持つヒーローが失踪人を探し、事件を解明して行くサスペンス・ミステリーの新シリーズ第一作である。
異常なまでに用心深かった父親からサバイバル技能を叩き込まれた探偵コルター・ショウは、身に付けた追跡技術を生かし、アメリカ中を旅しながら懸賞金を掛けられた失踪人を探して懸賞金を得ている。今回ショウが依頼を受けたのはシリコンバレーに住む19歳の女子学生で、カフェに立ち寄ったあと姿を消してしまったのだが、身代金の要求は無く、事故に遭った様子も無かった。わずかな手がかりを追ううちに、失踪の裏側にビデオゲームが関係しているのではないかと疑ったショウだったが、警察は馬鹿げているとして全く協力しようとせず、調査は難航を極めていた。そこに、新たな誘拐殺人事件が発生、事件の背景にゲームが存在するとの確信をさらに深めたショウは、シリコンバレーのゲーム業界の闇に単身で切り込んで行く・・・。
まず「懸賞金ハンター」という設定がユニーク。逃亡犯や保釈金を踏み倒した人物を連れ戻して報酬を得る賞金稼ぎとは異なり、ショウは行方不明の人なら迷子から認知症の老人まで、誰でも対象として居場所を特定し、家族が出す懸賞金を受け取るのを生業としている。一応、探偵ではあるのだが正式な免許は取得していないため警察には信用されず、基本的に一人で動き回るしかない。そんなショウの最大の武器は、子供の時に叩き込まれたサバイバル術に基づく「追跡」技術である。アメリカ開拓時代のフロンティア精神の塊りみたいな男が、IT技術のフロンティアであるビデオゲームの世界に切り込むという対比が面白い。ストーリー展開は、犯人探しであると同時に、刻々と死が迫る被害者を救出するタイムリミット・サスペンスでもあり、犯人が特定できたと思ったのもつかの間、新たな疑問に突き当たって振り出しに戻るという、ディーヴァーお得意の二転三転、どんでん返しが繰り広げられる。それでも本作ではリンカーン・ライム・シリーズほどのあざとさがないので、読んでいて安心感がある。
ディーヴァー・ファンはもちろん、サスペンス・ミステリーのファンならどなたにもオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.13:
(3pt)

ジェネレーションギャップ?

前々から好きなジェフリー・ディーバーの新シリーズ一作目。テーマもなかなか挑戦的だと感じた(テーマに関しては若干のジェネレーションギャップあり?)。筆者の一番の魅力は、今作では少々控えめだったように感じるが、次回作も楽しみである。
ネヴァー・ゲームAmazon書評・レビュー:ネヴァー・ゲームより
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No.12:
(4pt)

ワイルドな主人公がシリコンバレーに展開する捜査ゲーム

リンカーン・ライム・シリーズの幕開けとなる『ボーン・コレクター』は、思えばズキュンと胸を撃つ類いの作品であった。捜査官ライムの身体的設定にせよ、ただものではない悪党にせよ、絶妙なストーリーテリングにせよ!

 実はライム・シリーズの前から、ディーヴァー作品には、ぼくは少なからずこだわっていた。『眠れぬイヴのために』『静寂の叫び』など単発作品の強い印象である。そこに来てこの『ボーン・コレクター』。ディーヴァー作品は、どれもスリリングで先が読めない。出版された途端にすぐに手に取り読んでゆく時代が僕の中で続く。翻訳されたものはどんどん読んだ。初期作品であるジョン・ペラム・シリーズなどは、ディーヴァー作品としては地味で、粗削りながら、好感の持てるローカル探偵シリーズとして、映画のロケーション・ハンターという商売が羨ましく思ったものだ。

 どうしていつの頃からかディーヴァー作品から自分が背を向けてしまったのか、きっかけも理由も思い出せない。ライム・シリーズもキャサリン・ダンス・シリーズも好きだったはずなのだが、徐々に飽きて来てしまった、というのがきっと本当のところなのだろう。なので昨年『オクトーバー・リスト』で、ストーリーを逆行させるトリッキーな作品に再会し、相変わらずディーヴァーだなあと、苦笑しつつ楽しまされてしまった自分に、改めて驚いたものである。そこで旧ライム・シリーズを数作Amazonで注文。基本的に新作読みのぼくの、本の途切れ目にでも読もうかなあと。そんな意識で。

 しかしその矢先である昨秋、『魔の山』が登場。しかしこれはシリーズ第二作である。先行する本書『ネヴァー・ゲーム』と、結構シームレスな続編であることを知ったことが、今回の本作読書のきっかけとなった。

 正直、白黒判じ難い作品なのである。主人公は、失踪人探しを生業とする、私立探偵とは少し異なる、ひとひねりした職業の変わり者コルター・ショウ。バウンティ・ハンターとも異なる。法的に逃げている状態の犯罪者を捕まえてくる商売ではなく、あくまで一般の依頼を受けての失踪人探しである。賞金ではなく、報酬。公務ではなく民間。

 個性的なのはそれだけではない。その道のプロとして十分な変人であるところだ。謎の家族編成。生い立ち。失踪した兄のこと。伝説化した父から伝えられたサバイバル技術。冒険趣味としてのロック・クライミングやオフロードバイク。ほぼ移動生活のためキャンピングカー住まい。生活信条としての確率論。生きるための。自然や野生や人間行動に対する次の手を選択するための分析脳。とにかく、これは冒険小説の一端であり、なおかつハードボイルド的要素でもある。

 但し、違和感と言うべきか、このアナログでワイルドな主人公が、本書で行方不明となる少女を探す地平は、大自然ではなくネットゲームの電子的空間なのだ。シリコンバレーに展開する捜査ゲーム。まさしく現代の小説なのだ。

 ちなみに本書は三部構成である。それぞれ異なる行方不明者を同時多発的に追わねばならない我らがショウは、複数事件を扱うゆえに、事件捜査の順番を決める。それらの事件が連なることで、連作短編小説集的構成となっている。その構成にすら一筋縄ではゆかぬ工夫が凝らされ、それぞれの主要な事件現場の手書き地図なども添えられるところが楽しく感じられる。エンタメ王。

 ゲームの世界は、ぼくは苦手な領域なので、その世界に深入りするシーンは退屈させられるところも正直あるが、現実世界に繋がるネット盗賊的企業の存在にはぞぞぞと怖さを感じさせられる。概ね一気読みに近いページターナー本であるのは、ショウを取り巻く状況変化の多さだろう。多くの魅力的な人物、怪しげな男、意味深な女などなど、登場するキャラクターがネットゲームのように次々とショウの捜査眼に引っかかっては関わりを持って行く。デジタルとアナログを交差させる妙な奥行き感。

 知的楽しみとワイルドな主人公の今後への期待。連続する事件群の本書はごく一部の地平を切り取った一作なのだろうが、家族の過去へのミステリアスな暗示なども効いていて、本作のみならず続く作品群も含めてショウをめぐる一大長編小説のようにも見える。なので、次の作品への食指が伸びる。その種の媚薬的要素はこの作品にふんだんにあるということだけはお伝えしておきたい。聞くところによるとコルター・ショウ・シリーズは三部作であるようだ。
ネヴァー・ゲームAmazon書評・レビュー:ネヴァー・ゲームより
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No.11:
(3pt)

円熟の境地だが、それほどワクワクはしない…

ていねいな筆致、リアリティある描写。さすが円熟の境地です。しかし、おもしろさは、普通レベル。どんでん返しと呼べるようなものは、かろうじて1か所あるだけ。あとは、容疑者が次々変わっていくだけ。

一連の事件よりも、むしろ、主人公の親父さんの死をめぐる謎の方がおもしろい。これは続きを読みたい。

舞台がシリコンバレーで、時事ネタ満載なので、賞味期限の短い小説である。
ネヴァー・ゲームAmazon書評・レビュー:ネヴァー・ゲームより
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No.10:
(4pt)

バーチャルリアリティに例えた事件

<コルター・ショウ>シリーズ1弾。
仮想世界でのことを現実に置き換えて暴行や殺人を犯す――。
40年以上前に『13日の金曜日』などのホラー映画が及ぼす悪影響が問題になった。30年以上前にはわが国で宮崎勤が連続幼女殺人事件を犯し、自宅の部屋の膨大なビデオテープが彼の人間形成に影響を及ぼしたのではないかと議論された(当時この世代を一緒くたにして問題視された!自分が含まれたのでよく憶えている)。その後も神戸の少年Aなど…。
昨今はゲームに留まらず、ネット配信によりさまざまな映像が際限なく拡散されている。子供に限らず大人がおかしいのだから、阻止できる手段はないのだろう。

さて、いい面に目を向ければ、ここでは脱出+戦闘ゲームとのことだがRPGのような地図(主人公ショウ記)が適所に記載されていてわかりやすかった(かわいらしくもある)。
終盤の、からくりの解き明かしは見事!
次作『魔の山』(先に読んでしまった)といい、特殊領域に潜入するところが独特だ。
シリーズ通して主題と並行して語られるショウの父の謎は、今後どう展開していくのか…、楽しみだ。
ネヴァー・ゲームAmazon書評・レビュー:ネヴァー・ゲームより
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No.9:
(3pt)

面白いのは間違いないのだけど

伏線を張るのが好きな作家だから当たり前なんだけど、マックと言う名前で男性と女性を勘違いさせたりするのはどうなんだろうね? いかにもな、女性からナンパしてきたんじゃないの的なゲーマーの、ゲームでの戦い方を思わせぶりに書くのはどうなんだろうね? 我々、読者は作者の掌の上で転がされるのはわかっているし、伏線を張っているだろうと予測して読んでいるのも事実だけど、あまりに、それらしく書くのはどうなんだろう? コフィン・ダンサーでの「やられたあ!」的な喜びが薄くなっているような気がする。ディーヴァーが新シリーズとして書いているから当たり前なんだけど、ラストで次の仕事に続く的な書き方はどうなんだろうね? まあ、自作も読んじゃうんだけど。新シリーズとして成功するかどうか判断できるのだと思う。
ネヴァー・ゲームAmazon書評・レビュー:ネヴァー・ゲームより
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