堕落刑事: マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ



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初公開日(参考)2019年08月
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長編小説

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堕落刑事 :マンチェスター市警 エイダン・ウエィツ (新潮文庫)

2019年08月28日 堕落刑事 :マンチェスター市警 エイダン・ウエィツ (新潮文庫)

俺は二度と日の当たる場所には出られない―押収品のドラッグをくすねて停職になった刑事エイダン・ウェイツ。提示された唯一の選択肢は街に跋扈する麻薬組織への潜入捜査、そしてそこに引きこまれた国会議員の娘の調査だった。危険極まる任務についたウェイツが目にする想像を超えたドラッグ世界の闇、そして警察の腐敗。本当の悪の正体は?心の暗部を抉るように描く驚愕のデビュー作!(「BOOK」データベースより)




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堕落刑事: マンチェスター市警 エイダン・ウェイツの総合評価:8.89/10点レビュー 9件。Bランク


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(8pt)

次作を期待させる、英国刑事物のニューヒーロー

イギリスの新人作家のデビュー作。本国ではすでに第三作まで刊行されているという、マンチェスターの刑事をヒーローにした新しい警察小説シリーズの登場である。
マンチェスターの麻薬売買を牛耳る組織に潜入し、ボスのカーヴァーが操っている警官を捜し出せという難しい秘密任務を命じられたのは、押収品の麻薬をくすねて停職処分を受けている巡査・ウェイツだった。堕落した警官なら麻薬組織も受け入れるだろうという計算である。しかも、この困難な潜入捜査に加えて、家出して麻薬組織に入り浸ってしまっている司法大臣の娘・イザベルの救出も任務とされた。毎週末にカーヴァーの豪邸で開かれるハウス・パーティーに潜り込み、カーヴァーの知遇を得たウェイツは組織の実態をつかみ、任務の目的に近づいたと思っていたのだが、イザベルが死体となって発見される事件に関与したことから思わぬ事態に巻き込まれることになった。
これまでの英国警察小説の主流であるダルグリッシュ警視、リーバス警部、ダイヤモンド警視など頑固で大人の警部たちとは異なり、まるでアメリカのはぐれ警官のような若くて破滅型の巡査が主人公という設定がとても新鮮。物語も麻薬密売組織と警察の不透明な関係、政治家一家のスキャンダル、大都会にはびこるドラッグの病魔など、現代的な要素をたっぷりと盛り込んだアクション小説である。文庫で600ページという長さから、途中にちょっと中だるみがあるものの読み応えがある作品で、次作以降の邦訳が待ち遠しい。
英国警察小説の王道作品のファンより、アメリカの刑事物のファンにオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8:
(4pt)

テンポの良い作品で、私はとてもよみやすかったです。

読みやすい作品だと思います。主人公の性格は全然ハードボイルドではなく、最初は今時の若者だったのが時間を重ねるごとにやることがハードボイルドぽくなってきて、しまいにあんまりぼこぼこにやられてて、大丈夫なのかしら、と心配になるほどでした。でも、とても好みの作品です。
堕落刑事 :マンチェスター市警 エイダン・ウエィツ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:堕落刑事 :マンチェスター市警 エイダン・ウエィツ (新潮文庫)より
4102401512
No.7:
(5pt)

今後が楽しみな作家の登場!

評者は、警察ノアールの新鋭ジョセフ・ノックスの第二作目の『笑う死体』から読み、処女作の本書『堕落刑事』を時系列を逆にして読んだのです。
 二作目から読んで第一作を読んで楽しめたことも多くあった。
 エイダン・ウェイツ刑事がパーズ警視の命令を唯々諾々と受けて麻薬組織の牙城に潜入捜査することを拒否することがなぜできないかを知ることができたこともそのひとつである。
 主人公は格闘技に優れているわけでもないし、明晰な推理を行使して謎を解いていくプロトタイプの刑事でもないところが魅力になって読者は感情移入することになる。
 スピードという薬やアルコールの誘惑にも弱くたよりにならない平巡査の刑事なのだ。
 が、一線を越えるところで踏みとどまり身を挺して悪に立ち向かうのがウェイツの信条なのだ。
 著者は幼い頃から不眠症で本を読んだりものを書いたりしていたということを「訳者あとがき」で池田真紀子氏が披露していた。
 本書も7年かけて書き終えたものの、後半の仕上がりがいまひとつ納得いかず、その半分をばっさり削除して書き直したそうである。
 評者が先に読んだ第二作『笑う死体』はすんなり1年後に書き終えたから、エイダン刑事の構想に戸惑うことがなくなったのかも知れない。
 第三作でこのエイダン・ウェイツ刑事ものを終えるようだが、評者は三作目を読んでいないからなんとも言えないがシリーズものにしたほうがよいように思えた。
 著者の作風は、マイクル・コナリーのハリー・ボッシュものに似たところもある。
 キャラクターが180度異なるところを強みにしてシリーズ化したら面白いと思えたのです。
 ザ・バグなど変わった登場人物にもウェイツが施設で育った経歴で無理なくストーリーに挿入していることから著者が細部に拘ることが伺える。
 ボッシュとウェイツに共通する正義を違った形で物語化したら今後が期待できそうだ。
 第三弾の『スリープウォーカー』をまず読んでみようと思いながら本書を読み終えたのです。
 池田真紀子氏の優れた流れるような訳で読ませてくれたことも付記しておきたい。
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No.6:
(5pt)

次も待ってます

次も待ってます、夏には翻訳出るのでしょうか〜⁉︎
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No.5:
(4pt)

イギリスのマンチェスターのダークサイドが判るミステリ

イギリスのマンチェスターの刑事がドラッグの潜入捜査を任され・・・というお話。

ドラッグの捜査と平行して、政治家の娘を捜索する任務も持たされた主人公が両方の捜査が絡まっている事を知り・・・という展開はよくあるパターンですし、実際に既視感もありますが、マンチェスターという都市のダークサイドを知ったり、読んだりするのは一読の価値があります。

イギリスのマンチェスターにはロックとフットボール(サッカー)に長い歴史があるそうで、ロックはここで使われているジョイ・ディビジョン、フォールからストーン・ローゼスやオアシスと知っている人は知っていると思いますが、知らない人は全く判らないかもしれない、長い伝統があるそうです。

この小説の章題で使われている、前述のジョイ・ディビジョンですが、知らない人の為に少し記しておくと、ゴスとエレクトロを足した様な暗い感じのバンドで、リーダーのイアン・カーチスはアルバム2作で自殺してしまい解散したバンドです。

また、欧米の人は日本では考えにくいくらい音楽が日常生活に溶け込んでおり、営為と言っていいくらい聴く人も多いので、この著者やイアン・ランキン氏の作品はそこら辺が判っていないと理解しにくいかも。

と書き込みましたが、ロック等に興味がなくても楽しめる刑事もののミステリでした。

マンチェスターのダークサイドが判るミステリ。機会があったらご一読を。
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4102401512
No.4:
(5pt)

一気読みできる。作品

ドラックで降格し脱落した刑事、潜入捜査........ありがちな刑事物の作品と思い読んだが、ストーリーにテンポがあり一気読みへと導く、作者の力量を感じました。    次回作も期待できる作家の一人に加わりました
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4102401512



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