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生か、死か
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生か、死かの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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エピローグは良かったのですが、そこに至る物語の廻し方が、如何にも練り上げましたと言う感じで、好感を持てません。「天使と嘘」でも犯人が薄々分かってしまう段階から、回りくどく仕掛けるのが気になっていました。受賞には??マーク付きです。さて次は、久しぶりのヘニング・マンケルだぁ~~!! | ||||
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物語は面白いが、訳が酷い。 なぜ、映画のシナリオのような「〜る。」を多用するのか? | ||||
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出所直前にある受刑者が脱獄し・・・というお話。 著者に関しては全く知らなかったのですが、英語圏のミステリ界では著名な方だという事で、己の不明を恥じました。 刑の終了まであと少しで何故脱獄したのか、捕まった強奪事件に真相は、主人公の過去は、という謎が三人のキャラクターによって徐々に解き明かされて行く所は良く出来ていて、著者の非凡さに唸りました。 登場人物一人一人に血肉が通っていて、それぞれがそれぞれの人生を背負って生きている生身の人間みたいに克明に描かれているのも著者の才気を感じました。 三人称多視点で、誰の視点で話しが進んでいるのか、または過去と現在が交錯する所で現時点での時制はどこか、少し判りにくい部分がありましたが、個人的に集中力が足りないか、意識が鮮明でなかった様で、読みが浅いと怒られるかも。すいません。 いずれにしても、発表時にCWA賞を受賞したのも納得のサスペンスでした。再読三読できる作品だと思いました。 脱獄スリラーの快作。是非ご一読を。 | ||||
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ネタバレあり。 主人公、何か知らんが、ものすごく人間味に溢れものすごく行動能力が高い設定で話は進む。そのお友達も、ほとんど動物に毛が生えた(否、動物から毛をむしった)程度にしか自分には思われないが、これもまた素晴らしい人間味に溢れた好漢なのである。そして話は進み最後の主人公たちと敵方との銃撃戦、これは一体、何だ。「その瞬間、パルデスが短機関銃に手を伸ばし、仰向けに転がって引き金に指をかける。だが、・・・」 このあたり、どうしようもないチャンバラ活劇以外の何ものでもなく、呆れるしかない。 この作品、英国ゴールド・ダガー賞だとさ。欧州人が立派だなどとは元から露ほども思ってはいないが、これほどとはな。 | ||||
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右中間まっぷたつ! これぞページターナー! 久々の一気読みでした。ストーリーよし、人物描写よし、進行形の短い文体のリズムよし、である。ハヤカワさん、この本もっともっと宣伝すべきですよ。 | ||||
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オーディ・パーマーと獄中で仲のよかった受刑者モスは、何者かによって刑務所から連れ出され、妻の命と引き換えに脱獄したオーディを探し出すよう命じられる。また、事件の捜査に当たるFBI特別捜査官デジレーも、十一年前の現金輸送車襲撃事件を見直していた。ふたりはやがて、事件の裏にひそむ巨大な権力の存在に気づく。 | ||||
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3つの視点で構成された物語。主人公オーディの視点が一番面白くないのは皮肉。道行の場面なんかうんざりしてきます。対してムショ仲間のモスはいいな。作品賞と助演男優賞はとったが主演男優賞は外した、そんな印象。 | ||||
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ミステリーとしても極上、愛と友情の物語としても極上の一品でした。 いやー、しかし、世の中、ひどいやつがいるもんです。 そして、いいやつもいるもんです。 スカッとするエンディングに気持ちが晴れ晴れとしました。 読後感Goodです。 | ||||
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強靭な肉体も、天才的な頭脳も持たないが、気高く誠実な主人公オーディの生き様に心打たれる。 上巻の裏表紙にある文を読んだときは、いかに魅力的な主人公でも、脱獄したのだから基本的に犯罪者なのだろうと思い、買ったはいいが積ん読にしていた。 読んでみると、全ては冤罪であり、本編はそれを淡々と種明かししていく内容だった。よってアクションなどは控えめだし、苦難の連続でカタルシスは最終盤までお預けなのだが、とても面白かったし、読後感はしみじみとして良かった。 物語の構成も見事で、最後まで飽きさせない上に、主役・脇役を問わず、人物の造形が良い。 CWAゴールド・ダガー受賞も納得の名品だと思う。 ただ、その魅力的な脇役が幾人も、非業の死を遂げる。特に、キャシーと娘スカーレットの死の場面は、直前にあったキャシーと父の和解シーンが感動的だっただけに、辛すぎて、いっとき読む手が止まった。 犯罪小説で死人が出るのは当たり前だが、J・ディーヴァーやM・コナリーといった大御所たちも最近は、殺され役の数と人選には慎重になっていて、むやみに殺さなくても緊迫した物語は書けることを示している。 わざわざ脇役に生きた血肉を与えておいて唐突に殺すのは、劇的ではあるが、読んでいてきつい。 M・ロボサムの本を読むのは初めてだったが、次作が出てまた買っても、読み始めるのには少々躊躇しそうである。 | ||||
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人生において避けて通れない理不尽な苦難、それでもなお人は何を心の底に据えて生きていけるか、その全てが 息をつかせぬサスペンスドラマに描きつくされている最高傑作!お勧めです。 | ||||
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現金強盗犯が脱獄する、そしてという物語です。 ストーリーは面白そうなのですが、うまく物語となっていない。 主人公の過去と現在とが出てくるが、どこからが現在でどこからが過去なのか わかりにくい。また、現在の緊迫した状況下で過去のことが語られるには、読んでいて水を差すようである。 話の途中で子供が出てくるが、この子供はひょっとしてと思うとその通りになってしまっている。 もう少しうまく説明や筋道をつけられないものか。 過去に起きた強盗殺人事件を1人の刑事が短期で真相を見つけ出すが、もっと捜査を書くべきです。 簡単に解決しすぎでは、と思う。 事件解決後、上院議員、警察関係者がどのようになったのかも書かれていない。 などなどです。 いくつかの書評がいいのは、どうしてだろうと思ってしまう。 | ||||
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釈放前日になぜ脱獄したのか? この理由を探りながら読み進める。 脱獄したオーディを主軸に物語りは展開していく。過去を織り込みながら。 妻を好きになったときのこのうえない喜びが描かれるが、現在のオーディの悲しみ、苦しみとの対比が切ない。 その理由が徐々に明らかになっていく。益々オーディに感情移入してしまう。 すべてが明かされて、結末へと向かう緊迫感は圧倒的。ラストはまさしく手に汗握る場面。 久しぶりに午前零時を廻った。 小学生の頃アメリカのテレビドラマに「逃亡者」というのがあり、主人公リチャード・キンブルを思い出した。 | ||||
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これほど一気に読んだ本は久しぶり(読みだしたらとまらない)、話しもぶれずに闇に隠された大きな組織の犯罪が徐々に明らかにされているだけでなく、それに追われながらも巧みに生きていくオーデイ・パーマー。悪人たちがどういう制裁を受けていくのかまで、書いてほしかった。フィクションとは知っていながらもとても気になる。 | ||||
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マイケル・ロボサムの『生か、死か』を読みました。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞という触れ込みですが、確かに面白い。主人公オーディ・パーマーの造形に成功している。 4名が死亡した現金輸送車襲撃事件の共犯として十年の刑に服していたオーディ・パーマー。奪われた七百万ドルの行方を知るとされる彼は、服役中どれほど脅されても金の在処を吐くことはなかった。時は経ち、出所日前夜。オーディは突如脱獄を果たす。もう一日待てば、自由も金もすべてが手に入ったはずなのに…。彼の決断の裏にある真相とは何か。 パーマーの脱獄後に、パーマーの獄中での親友モス・ウェブスターも何者かに脱獄させられ、パーマーを捕まえろと強要される。一方で、小柄なFBI女性捜査官、デジレー・ファーネスは一連の出来事に疑問を持ち、事件を追う。そのころ、脱獄したパーマーは、襲撃事件で自分を銃撃した保安官の息子を誘拐して・・・。 パーマーとモス、そしてファーネス捜査官の三者の立場で物語りは語られる。誰がどのような状況であったか、読んでいてい少し混乱するが、徐々に現金輸送車襲撃事件の真相が明らかになるという展開。 また、パーマーの脱獄の動機が、結局愛した女性との約束を守るためというのは、まぁ小説とはいえ、当たり前すぎる印象ではある。 モスがパーマーが言っていたことを紹介するシーンあるが、 「キリスト教科が道徳を独り占めしてるともな。ご立派なことを口にしたって、することはキリストよりジョン・ウェインだって、よくいってたよ」 「聖書を盾に二千年も屁理屈をこねてると、爆弾を落として人を殺しまくって、それを正しいと言い張るようになる。隣人を愛し、打たれたら別の頬を向けろと書いてあるのに」 まったく、その通りですね。 | ||||
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強盗で投獄されたオディーは出所直前に脱走する。 とある目的を命がけで達成するために疾駆するオディーだが、敵もその動きを察知して後を追う。 果たしてオディーの運命は、という話。 ストーリーは細かいところで作りこまれているし、ボリュームもある。 話の先が読めず、スリリングな内容になっている。 なかなか読ませる作品でお勧めできます。アクション要素も入っています。 | ||||
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ここのところ、ウィンズロウやルヘインの、暗く重い長編ばかり読んでいたので、久しぶりにひねくれたところのない直球のエンターテイメントに当たった気がします。まあ、死んでかわいそうな人も何人か登場しますが、愛する女性との約束に基づき子供を守るという王道的ストーリー展開で、途中でやめられません。本当に自己犠牲精神を貫き、子供の平穏な生活を乱さないなら脱獄しない方が良かったなどと、野暮なことは言いっこなしです。安い本ではないけれど、料金分は十分楽しめました。 | ||||
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面白かったです。読んでいるうちに映像が頭に浮かびます。ぜひ映画化してほしい、というか絶対されるのでは? 物語は理解しがたい状況で始まり、いろんな伏線がだんだんつながって、クライマックスで解明されます。そういうことだったのか…。主人公の男性の、元恋人を思う気持ちと責任感の強さ、優しさに胸うたれました。 | ||||
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傑作かと思います。 日本のミステリーでも、このレベルのものが読みたいなと思います。 日本の小説で、この作品程に引き込まれたのは、高村薫さんの著作だけかもしれません。 最近の日本の『このミステリーがすごい』などでは足元にも及ばないと感じます。 内容には触れません。 私の中では、レイモンドチャンドラーの著作に近い場所に収まりました。 読むべき本だと思います。 | ||||
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書名が、悪いけれどもとても面白かった。特に脇で出てくる小学生並みの身長しかないFBI女性捜査官が、格好良い。主人公の刑務所仲間の黒人受刑者モス も好感度が高い。主人公と道中連れになるキャシーとスカーレット母娘のエピソードが、切ない。なかなか面白い本に出会うのは、難しいのだがたまにこんな本に出会えるので翻訳犯罪小説漁りがやめられない。久しぶりに読み終わるのが残念な本でした。低身長FBI捜査官デジレーに又会えることを願っている | ||||
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特に形容のしかたがよくて、笑ったり、うなったりでした。 頭の禿具合を「額は潮が引くように後退している」なんてさりげなく書いてます。 翻訳小説の面白さのひとつですね。 ミステリーは最後の謎解きで、つまらくなるものですが、これは、最後まで面白かったです。 | ||||
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