ザ・サン 罪の息子
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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あるいは、ジャックリーチャーみたいな。 | ||||
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今や北欧を代表するミステリー作家となったジョー・ネスボの新作。オスロを舞台にした警察小説であるが、ハリー・ホーレ・シリーズ外の単発作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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飛行機のなかで一気読みしてしまうほど惹きつけられた。ネスボの作品の中でベストではないかなと思う。上巻から下巻迄同時買っておいて本当によかった。登場人物の多いのが気になるが巻頭ページに何回か戻りながら頭の中で図を描きながら読破。 | ||||
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「スノーマン」のジョー・ネスボ氏の最新刊。 今回の主人公は中年の刑事と刑務所にいる薬物中毒の若者。 2人の物語が交錯しながら一つになっていきます。 日本では北欧は税金は高いけれども 福祉が充実したすばらしい国々という文脈でしか紹介されませんが 薬物やアルコール問題などがあるんだと 「北欧ミステリー」の数々を読むと知ることができます。 まだまだ北欧ミステリーからはなれられません。 ただ、北欧の作家さんは短命な方が多いので (ミレニアムシリーズの作者も亡くなった) ネスボ氏には長生きしてもっともっと作品を発表していただきたいと思います! | ||||
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巻末解説で「北欧が誇るエンタテインメント文学の最高峰」とあるが、ちょっと首をかしげる。私にとっては、なかなかのめり込めない作品であった。理由は 良く分からない。自分自身の気分が乗っていなかったということもあるかも知れない。刑務所に長年放り込まれている青年が父の敵を討つべく 脱走して復讐劇を開始するというコアのストーリーに、父の元盟友である刑事の人生をサイドストーリーとして走らせて行くという取組は良いのだが、まず ワルを征伐していく際のわくわく感が出てこない。これは、なぜ彼らが殺されていくのかと言うことが後に説明されるため、この青年に対する思い入れが 出てこないことが一因かもしれない。また、全般に、情景描写がやや独りよがりで、読者が読みづらく何が起こっているのかと言うことがすぐにピンと 来ないようにも感じた。最後になってこの復讐劇の背景に関する簡単な説明もあるが、別にあっと驚くと言うほどでもない。新しい作家ということで 期待して読んだが、私にとってはやや残念な結果となった。 | ||||
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ノルウェーの作家、ジョー・ネスボといえばハリー・ホーレ刑事シリーズ「ザ・バット」、「ネメシス」、「スノーマン」(すべて集英社文庫)が翻訳されその複雑な物語で読者をうならせてきたが、本書はホーレ刑事シリーズではないスタンドアローン作品である。 しかし主役が退職直前のオスロ警察殺人課警部シモン・ケーファスとなっても、物語はさらに錯綜し複雑になっている。 物語は刑務所内で十二年間服役するサニー・ロフトフースがヘロインで(ノルウェーでは刑務所内の麻薬流通はあたりまえらしい)聖人のようになり果てている静かな幕開けである。 しかしサニーは突然脱獄する。 殺人事件の連鎖。 シモン・ケーファス警部と新人女性巡査カーリ・アーデルの捜査が始まる。 ある噂が長年にわたりあった。「ザ・トウィン」とよばれ闇社会の頂点に立つという巨悪の存在だ。 <警察の中にモグラ(スパイ)がいて、オスロのドラッグと人身売買を一手に牛耳っている奴に情報を流している> <その存在を証明する証拠をつかんだやつはいない> 実はシモンの親友だった警察官アープ・ロフトフースという男が、自分はスパイだという遺言を遺して自殺していた。 警察内部のモグラ(スパイ)捜しの物語は、かの「インファナル・アフェアー」をみても分かるように、伏線、サスペンス、暴力、人間不信の連鎖である。 自殺したアープこそ脱獄犯サニー・ロフトフースの父親だったのだ。 単純な脱獄、復讐、捜査する警察、と思われた物語は一転、父親、犯罪組織、警察内部、社会の闇が絡み合い複雑な「悪」の様相が立ちあらわれてくる展開に読者は息をのみ、振り回されながら怒涛の結末に導かれる。 伏線にまみれた本書は読者に大きなストレスを与えるが、最後の頁を閉じるときそれがもっと大きな満足感へと転化する。 ジョー・ネスボは本当に凄い。 | ||||
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