ザ・サン 罪の息子



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 2件

7.00pt (10max) / 3件

Amazon平均点

4.25pt ( 5max) / 4件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
2pt
サイト内ランク []C総合:900位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

51.00pt

36.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2016年08月
分類

長編小説

閲覧回数2,387回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数4

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)

2016年08月19日 ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)

サニーの父は警察官だったが、突然、拳銃で自殺した。自分は警察の内部情報を犯罪組織に売る内通者だった、という遺書を残して。気落ちした母も後を追うように亡くなり、サニーは薬物におぼれ…そして今、刑務所にいる。あらゆる収監者が、サニーには心を開き、秘密を打ち明けるのだ、まるで懺悔をするように。サニーの父の死の真相を知る者がそれを明かしたとき―凄絶な復讐劇の幕が開く!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ザ・サン 罪の息子の総合評価:8.00/10点レビュー 6件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

ジャンレノみたいな?ブルースウィリスみたいな?

あるいは、ジャックリーチャーみたいな。

ミステリーというよりも、アクションものといった方が近いかもしれません。
主人公の顔はなかなか想像できませんでしたが
若い頃のブラッドピットみたいな感じでしょうか。
刑事役は、冗談を言わないブルースウィリスかな?
ジャンレノだと、ちょっと知的すぎる?かもしれません。

ジョーネスボ作品は、初めて読んだ「スノーマン」が意表をついてて良かったので
二作目にこの小説を選びましたが、もういいかな~。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(8pt)

正義のための連続殺人?

今や北欧を代表するミステリー作家となったジョー・ネスボの新作。オスロを舞台にした警察小説であるが、ハリー・ホーレ・シリーズ外の単発作品である。
尊敬していた警察官の父親が「自分は汚職警官である」と書き置きして自殺し、ショックを受けた母親も後を追うように亡くなってから息子・サニーは麻薬に溺れ、今は刑務所に収監されていた。刑務所では誰とも争わず、静かに囚人仲間の聴罪司祭のような役割りを果たしていたのだが、ある囚人からサニーの父は殺されたという秘密を聞き、刑務所を脱獄して、次々と敵を殺していく凄絶な復讐劇を開始した。
一方、サニーの父と仲の良い同僚だったケーファス警部は定年を目前にした殺人課の警部で、愛する妻が失明の危機にさらされており、その手術費用を工面するのに苦慮する日々を送っていたが、刑務所付き牧師の殺害事件を捜査しているうちに、連続して起きた殺人事件の裏にはサニーの復讐劇があることに気がついた。
本作は、一人の若者が犯罪組織や富豪を相手に復讐を果たすサスペンスアクションであり、頑固者のベテラン刑事が一匹狼的に捜査を進める警察小説であり、父と子、仲間たちの愛憎の物語でもある。いくつものストーリーが重なり合い、見事な伏線の回収があり、意表をつくどんでん返しがあり、最後まで楽しめる上出来のエンターテイメントである。
ノンシリーズなので、ジョー・ネスボは初めてという読者にもオススメだ。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(4pt)

ネスボは凄い

飛行機のなかで一気読みしてしまうほど惹きつけられた。ネスボの作品の中でベストではないかなと思う。上巻から下巻迄同時買っておいて本当によかった。登場人物の多いのが気になるが巻頭ページに何回か戻りながら頭の中で図を描きながら読破。
ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)より
4087607240
No.3:
(5pt)

期待通りの1冊

「スノーマン」のジョー・ネスボ氏の最新刊。

今回の主人公は中年の刑事と刑務所にいる薬物中毒の若者。
2人の物語が交錯しながら一つになっていきます。

日本では北欧は税金は高いけれども
福祉が充実したすばらしい国々という文脈でしか紹介されませんが
薬物やアルコール問題などがあるんだと
「北欧ミステリー」の数々を読むと知ることができます。

まだまだ北欧ミステリーからはなれられません。
ただ、北欧の作家さんは短命な方が多いので
(ミレニアムシリーズの作者も亡くなった)
ネスボ氏には長生きしてもっともっと作品を発表していただきたいと思います!
ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)より
4087607240
No.2:
(3pt)

やや期待外れ

巻末解説で「北欧が誇るエンタテインメント文学の最高峰」とあるが、ちょっと首をかしげる。私にとっては、なかなかのめり込めない作品であった。理由は
良く分からない。自分自身の気分が乗っていなかったということもあるかも知れない。刑務所に長年放り込まれている青年が父の敵を討つべく
脱走して復讐劇を開始するというコアのストーリーに、父の元盟友である刑事の人生をサイドストーリーとして走らせて行くという取組は良いのだが、まず
ワルを征伐していく際のわくわく感が出てこない。これは、なぜ彼らが殺されていくのかと言うことが後に説明されるため、この青年に対する思い入れが
出てこないことが一因かもしれない。また、全般に、情景描写がやや独りよがりで、読者が読みづらく何が起こっているのかと言うことがすぐにピンと
来ないようにも感じた。最後になってこの復讐劇の背景に関する簡単な説明もあるが、別にあっと驚くと言うほどでもない。新しい作家ということで
期待して読んだが、私にとってはやや残念な結果となった。
ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)より
4087607240
No.1:
(5pt)

「見方と位置を変えれば、新しいものを発見できる」

ノルウェーの作家、ジョー・ネスボといえばハリー・ホーレ刑事シリーズ「ザ・バット」、「ネメシス」、「スノーマン」(すべて集英社文庫)が翻訳されその複雑な物語で読者をうならせてきたが、本書はホーレ刑事シリーズではないスタンドアローン作品である。

しかし主役が退職直前のオスロ警察殺人課警部シモン・ケーファスとなっても、物語はさらに錯綜し複雑になっている。

物語は刑務所内で十二年間服役するサニー・ロフトフースがヘロインで(ノルウェーでは刑務所内の麻薬流通はあたりまえらしい)聖人のようになり果てている静かな幕開けである。

しかしサニーは突然脱獄する。
殺人事件の連鎖。
シモン・ケーファス警部と新人女性巡査カーリ・アーデルの捜査が始まる。

ある噂が長年にわたりあった。「ザ・トウィン」とよばれ闇社会の頂点に立つという巨悪の存在だ。
<警察の中にモグラ(スパイ)がいて、オスロのドラッグと人身売買を一手に牛耳っている奴に情報を流している>
<その存在を証明する証拠をつかんだやつはいない>

実はシモンの親友だった警察官アープ・ロフトフースという男が、自分はスパイだという遺言を遺して自殺していた。

警察内部のモグラ(スパイ)捜しの物語は、かの「インファナル・アフェアー」をみても分かるように、伏線、サスペンス、暴力、人間不信の連鎖である。

自殺したアープこそ脱獄犯サニー・ロフトフースの父親だったのだ。

単純な脱獄、復讐、捜査する警察、と思われた物語は一転、父親、犯罪組織、警察内部、社会の闇が絡み合い複雑な「悪」の様相が立ちあらわれてくる展開に読者は息をのみ、振り回されながら怒涛の結末に導かれる。

伏線にまみれた本書は読者に大きなストレスを与えるが、最後の頁を閉じるときそれがもっと大きな満足感へと転化する。
ジョー・ネスボは本当に凄い。
ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)より
4087607240



その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク