コマドリの賭け
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あらすじ
ネオナチが集まるオスロのカフェ。暗殺の狙撃銃を探す男がいた――第二次世界大戦、ドイツ軍指揮下・東部戦線。国家のためと信じて戦ってきたノルウェーの若者を絶望させたものは何か。1999年オスロ。その「審判」までの物語が始まった。ノルウェー人気No.1作家、遂に登場!1942年。第二次世界大戦、ドイツ軍指揮下・東部戦線の英雄ダニエルが殺された。18ヵ月後、ウィーンの病院に入院中の若きノルウェー兵士と看護婦が恋に落ちた。この二人の波乱の運命が思いがけない波紋となって広がっていくことに――。1999年。ノルウェー、オスロ。余命いくばくもない老人がネオナチに接近し、悪名高い暗殺用ライフルを入手。果たして彼の標的となる人物は誰なのか?『ジャッカルの日』に比肩する傑作ミステリ!(「BOOK」データベースより)
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評判
コマドリの賭けの評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
コマドリの賭けの総合評価:
8.33/10点 レビュー 3件。
感想一覧
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ハリー・ホーレシリーズの第3作。日本では2009年に刊行されていたのが、新たに集英社文庫として再登場したもの。第4作以降のシリーズへとつながっていく作品である。
暗殺に使われることが多い高性能ライフルがノルウェーに密輸されたことを知ったハリーは捜査を進め、購入したのは第二次対戦中にナチスドイツとともに闘った軍人ではないかという疑惑を抱く。さらに、銃密輸の背後には「プリンス」と名乗る男がいることもつかんだ。信頼する同僚エッレンと共に捜査を進めたハリーだったが、ひょんなことから「プリンス」の正体を知ったエッレンが悲劇に見舞われてしまった。一時は落ち込んでしまって廃人のようになったハリーだったが、密輸組織に関連すると思われる殺人事件が相次いだことから立ち直り、再び事件の解明に走りだすのだった・・・。
上巻はストーリーが現在と1940年代前半を行き来して背景説明が続くため、やや冗長だが、下巻になるとストーリー展開は一気に加速し、タイムリミットのある暗殺ものならではの緊迫感のあるサスペンスになる。ノルウェー版「ジャッカルの日」と言えば分かりやすいだろう。
「ネメシス」以降のハリーを理解する上では欠かせない作品であり、シリーズ読者には必読。シリーズ未読なら、本作から読み始めるのがオススメだ。