コマドリの賭け



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初公開日(参考)2009年02月
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長編小説

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コマドリの賭け 上 (ランダムハウス講談社文庫)

2009年02月10日 コマドリの賭け 上 (ランダムハウス講談社文庫)

ネオナチが集まるオスロのカフェ。暗殺の狙撃銃を探す男がいた―― 第二次世界大戦、ドイツ軍指揮下・東部戦線。国家のためと信じて戦ってきた ノルウェーの若者を絶望させたものは何か。 1999年オスロ。その「審判」までの物語が始まった。 ノルウェー人気No.1作家、遂に登場! 1942年。第二次世界大戦、ドイツ軍指揮下・東部戦線の英雄ダニエルが殺された。 18ヵ月後、ウィーンの病院に入院中の若きノルウェー兵士と看護婦が恋に落ちた。 この二人の波乱の運命が思いがけない波紋となって広がっていくことに――。 1999年。ノルウェー、オスロ。 余命いくばくもない老人がネオナチに接近し、悪名高い暗殺用ライフルを入手。 果たして彼の標的となる人物は誰なのか? 『ジャッカルの日』に比肩する傑作ミステリ! (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

コマドリの賭けの総合評価:8.33/10点レビュー 3件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

第二次世界大戦の亡霊がハリーを走らせる

ハリー・ホーレシリーズの第3作。日本では2009年に刊行されていたのが、新たに集英社文庫として再登場したもの。第4作以降のシリーズへとつながっていく作品である。
暗殺に使われることが多い高性能ライフルがノルウェーに密輸されたことを知ったハリーは捜査を進め、購入したのは第二次対戦中にナチスドイツとともに闘った軍人ではないかという疑惑を抱く。さらに、銃密輸の背後には「プリンス」と名乗る男がいることもつかんだ。信頼する同僚エッレンと共に捜査を進めたハリーだったが、ひょんなことから「プリンス」の正体を知ったエッレンが悲劇に見舞われてしまった。一時は落ち込んでしまって廃人のようになったハリーだったが、密輸組織に関連すると思われる殺人事件が相次いだことから立ち直り、再び事件の解明に走りだすのだった・・・。
上巻はストーリーが現在と1940年代前半を行き来して背景説明が続くため、やや冗長だが、下巻になるとストーリー展開は一気に加速し、タイムリミットのある暗殺ものならではの緊迫感のあるサスペンスになる。ノルウェー版「ジャッカルの日」と言えば分かりやすいだろう。
「ネメシス」以降のハリーを理解する上では欠かせない作品であり、シリーズ読者には必読。シリーズ未読なら、本作から読み始めるのがオススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

難しいけど、それを超えると、グッときます!

戦争時代の話はハッキリ言って難しくて読み飛ばしそうになりましたが
そこをちゃんと読んでいないと、最後まで何が何やら?サッパリ分からなくなると思います。
がんばってがんばってそこを超えると、物語の全体像が分かると思います。

それにしても、北欧の名前の難しさよ!
もうすでにハリーホーレのファンではあるわけですが、今回のハリーも良かった!
特に会話がいいですよね~、もうウットリものです。
若さがある分、マイクルコナリーの「ハリーボッシュ」を超えた点もあるかも!?
(もちろん、それぞれ良さがあるわけですが)

今回は人間ハリーに触れるところが多かったので、ハリーのイメージが具体化されたように思います。
シリーズものって、こういう構築化?されるところが別の醍醐味ですね。



ももか
3UKDKR1P
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未読の方はご注意ください

No.1:
(5pt)

シリーズのベスト

久方ぶりに読みましたが、やはりこのシリーズのベストだと感じました。
最近「贖い主」を読んだばかりですが、今作は後のハリーの人格が形成される転機となる物語で、重要な出来事が情感豊かに描かれてゆきます。これ以後のクールでシニカルな雰囲気とは違っていて、この作品でのハリーの経験が大きなものだったことが分かります。
これはシリーズの後の作品を読んでからここに戻って来たがゆえに感じられることかもしれません。

下巻冒頭の一連のシークェンスはやはり名場面ですね。
長く読めなかったので、再販してくれてよかったです。

余談ですが、私はドイツに留学経験があるのですが、前読んだ時に間違いが気になって仕方がなかったドイツ語の片仮名が、正しいものに修正されていました。翻訳者は同じ方のようですが、こういうこともあるんですね。

次の作品も楽しみに待ちたいと思います。
コマドリの賭け 上 (ランダムハウス講談社文庫)Amazon書評・レビュー:コマドリの賭け 上 (ランダムハウス講談社文庫)より
4270102713



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