警視の因縁
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シリーズ第一作をたまたま手に取ってみたら主人公の警視が色んな意味で魅力的で気に入って、次回作が楽しみで読み続けているこのシリーズ。 ミステリーとしてはまだまだ歴史が浅いと思っていたら…本作でついに13作目! 翻訳者は時々あとがきで「シリーズのどこから読んでも大丈夫!」とはいうが、流石にこれだけ続けばシリーズとしての歴史もあり、主人公たちの知人たちの様々なサイドストーリーもあり、作品によってはいちげんさんでは取っつき難い話になるのも当然だと思う。だが、第一作から当シリーズを贔屓にしている者としては、どうかそこで取っつき難さにめげてしまわず出来ることなら第一作から是非読んで頂きたいとお薦めするものである。 13作も続けば、主人公が男のダンカン・キンケイド警視だったのが(だから当シリーズは日本で警視シリーズと呼び習わされる)途中から公私にわたるパートナーのジェマ・ジェイムズに代わるし、二人の周辺に登場する知人・友人たちにも様々な活躍の場が与えられるというものである。前作の「警視の偽装」はジェマの知人のユダヤ人女性の前半生と第二次大戦中に彼女が失った宝石品という具合に比較的絞られていたのでいちげんさんでも取っつき易かったのではないかと思うのだが、本作はそうはいかない。ヘイゼルとティムのキャベンディッシュ夫妻が三度登場する。この夫妻については過去作で紆余曲折があり、これを何も知らないいちげんさんが予備知識もなく読まされたのではたまったものじゃないだろう。だが、この信頼関係の壊れた夫婦にも、のっぴきならないドラマがある。 実を言えば、そもそもの主人公ダンカンにも、そして今現在のシリーズの主人公ジェマにも、結婚生活が破綻した過去がある。作者に何か個人的な思い入れがあるのか、それとも単純に離婚が多い現代の世相の反映に過ぎないのか、そこは分からない。そして、その壊れた夫婦生活の中で誰もが子供を儲け、シングル家庭になって養育に励んでいるという共通点もある。その一方で、子供を何らかの事情で子供を得られなかった・失ってしまった事態が描かれているのはシリーズを読み続けている人には周知の事実であろう。そして、その悲劇が登場人物たちの心に深く深く陰を落としていることも。 そして本作。やはり「夫婦」が登場する。「子供」が登場する。 当シリーズは、ミステリーとしては地味だと思う。頭のよくて猟奇的な犯罪者も、FBIのような捜査機関も出てこない。込み入ったトリックもない。だが、じんわりとではあるが、人としての地道な暮らしの中、図らずも起こってしまった悲劇の切実さがある。まっとうに健気に日々を生きているものが、不意に出くわしてしまった暴力により命を失う悲劇。そして捜査するダンカンとジェマは仕事としてではなく、人間としてこれら不幸にして人生を全うできなかった犠牲者たちに共感し、彼らのために身を粉にして動くのだ。海外TVドラマのような派手さは全くないが、この地味さが私には好ましい。 正直、ダンカンやジェマのような良心的すぎる警察官ているものだろうか、と思うこともある。だが、物語の中ぐらいこうした理想がなくては人生やりきれない。 さて、最近ではダンカンとジェマのそれぞれの部下、ダグとメロディにもスポットライトが当たってきて、更に物語は幅を広げていきそうな予感がある。さぁ、次回作シリーズ第14作ではどんな事件が展開することだろうか。楽しみである。 | ||||
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評価遅くなり申し訳ありません。しかし、これまでで最低です。何ページかがくっついていて剥がすと文字が消えた箇所もあります。がっかりです。 | ||||
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ずっと続け読んでいるのでやっとここまで来た!という感じです。次も楽しみにしてます。 | ||||
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全作、読んでいます。 相変わらずの面白さ。 なかなか新作が出ず、どうなっているのかと思っていました。 推理物としてだけではなく、人間関係も描かれていて感情移入しやすいです。 ダンカンとジェマには幸せになってほしい。 シャーロットにも。 次作は早く出てほしい。 楽しみにしています。 | ||||
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シリーズものと知らずに購入。 正直言って推理をたのしみたい人にはお勧めしない。 話の筋としては、人気アーティストが失踪、その夫は他殺体で見つかる。 残されたのは一人娘。 この事件を追う女性警視とその夫(にまもなくなる)。 しかし捜査はおんなじところぐるぐるまわってるだけで、終わりで駆け足で解決する。 なんだこれって感じでした…。 働く女性のWLBに悩む日々をたのしむ小説としてはいいんでしょうけど、推理小説としては楽しめない。 | ||||
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