悪魔の星



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初公開日(参考)2017年02月
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長編小説

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悪魔の星 上 (集英社文庫)

2017年02月17日 悪魔の星 上 (集英社文庫)

一人暮らしの女性が銃で撃ち殺され死体で見つかった。左手の人差し指が切断されていた上に、遺体から珍しいダイヤモンドが見つかると、猟奇的な事件に、注目が集まる。ハリー・ホーレ警部は、3年前の同僚刑事の殉職事件を捜査し続けていたが、証拠を得られず捜査中止を命じられ、酒に溺れて免職処分が決定。正式な発令までの間、この猟奇的事件の捜査に加わるが、事態は混迷を深めていく…。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

悪魔の星の総合評価:7.50/10点レビュー 6件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

破滅型刑事のグダグダが重たいが

ノルウェーというより北欧を代表する警察小説シリーズ「刑事ハリー・ホーレ」の第5作。「コマドリの賭け」、「ネメシス」に続く三部作の完結編である。
オスロ市内で発生した猟奇的な女性殺人事件は、連続殺人の発端だった。3年前、ペアを組んでいた女性刑事エッレンが殺された事件に取り付かれながら、その事件を解決できないまま酒に溺れ、免職されようとしていたハリーだったが、人手が足りないことから連続殺人の捜査に駆り出された。二件目、三件目と事件が続き、ハリーたち捜査陣はようやく事件の背景、犯人の狙いを読み解き、次の犯行を防止し、犯人を逮捕するのだが・・・。
ミステリーとしては、連続殺人事件の解明が主軸なのだが、作品の中心は、ハリーがエッレン殺害事件の黒幕と目しているヴォーレル警部との対立に置かれている。さらに、ハリーのアルコール依存とそれからの立ち直りというのも大きなテーマとなっている。そのため、事件捜査より人物描写に力が入った印象で、特に前半のハリーのダメさ加減は読んでいてイヤになるほど重い。ここがもう少しテンポよく進んでいたら、もっと緊張感がある作品に仕上がっただろう。
もう一点、ハリーとヴォーレルがお互いを呼ぶときや容疑者を尋問するときに「おまえさん」という訳語が使われているのが違和感があり、読むリズムを狂わされたのが残念。
三部作の最後なので、前二作を読んでおかないと十分に楽しむことができないのに「コマドリの賭け」は絶版だったのだが、2018年2月、再版された。これから読もうとする方には、ぜひ第一作から読み進めることをオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(3pt)

ハリーvsヴォーレルが佳境に

ハリーとヴォーレル対決が佳境にさあどうなるか。
連続殺人事件のほうに関してはどんでん返しを評価するする人もいるが、
いささかご都合主義で乱暴な感じがする。
もう作者が勝手に犯人設定できそうなぐらい。
犯人は被害者の下の住人でも、夫でも、最後の目撃者でも誰でもありという感じ。
あとから動機、手段は何とかできそうなレベル。
だからあんまり評価しない。
悪魔の星 下 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の星 下 (集英社文庫)より
4087607321
No.4:
(3pt)

テンポが悪い

アル中のハリーの精神状態が悪く話が進まずイラつきます。
上巻の終わりになってやっとエンジンがかかってきます。
このまま加速度的にストーリーが進むのを期待します。
悪魔の星 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の星 上 (集英社文庫)より
4087607313
No.3:
(5pt)

このハリー・ホーレ シリーズ最高の一品 よく練られていて最高に面白かった!

確かに、このシリーズ前作『メネシス』を読了して、ホーレvsヴォーレルの <確執>の流れを把握しておかないと、全編に流れる
ヴォーレルからのホーレへの<突っつき>を理解するのは中々骨が折れるとは思う。五芒星ダイヤモンド連続殺人事件話も
最後に2重のどんでん返しが用意されており、十二分に楽しめるが、本作の白眉は、ホーレvsヴォーレル の戦いに完全に決着が
着く事、それも凄まじいラストの戦いを堪能することで、やはり『メネシス』を読了しておく事をお勧めします。
ホント、ラストの決着にはスカッとしますぜ。ここまで白黒ハッキリさせるとは思っていなかったから.....もっとハリーvsヴォーレルの
関係を長引かせて、このシリーズ引っ張るのかと思っていたので、カタルシスはデカイ。
難点を上げるとすると、ノルウェー人の名前は難しい。ハリーとトムは分りやすいのに、女性の名前が中々頭に入らず、何度も<登場
人物>表を見返す羽目に毎度陥る。
次回作、私にとっては必読。次作を読んだらもう一度『スノーマン』に戻ろうと思う。
悪魔の星 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の星 上 (集英社文庫)より
4087607313
No.2:
(5pt)

「人は事実を聞くより嘘を聞くことにはるかに慣れている」

ノルウェーオスロ警察、ハリー・ホーレ警部シリーズ「オスロ三部作」の第三部完結編である。
第一部は「コマドリの賭け」(ランダムハウス講談社文庫で翻訳出版されたが現在絶版で評子は未読)に始まり、第二部は傑作「ネメシス」(集英社文庫)だが「コマドリの賭け」の最後でハリー・ホーレの同僚女性刑事エッレン・イエルテンが射殺され殉職してしまった事件が未解決のまま「ネメシス」でも闇の中に残された。
本書第三部で猟奇連続殺人の捜査と並行して警察内部の暗闘も明かされ「三部作」の幕が閉じる。

第一の被害者は二十八歳の女性、独身、シャワールームで射殺体で発見される。
<カミッラ・ローエンの中指は切断されていた。>
そして<瞼の下から赤いダイヤの星が見つかる。>

捜査にあたるのは女性鑑識課ベアーテ・レンとトム・ヴォーレル警部。誰もが彼を尊敬し、信頼され、リーダーシップを持つ優秀な警官だ。
そしてハリー・ホーレ警部。その性格は自滅的で、生活はすさみ<飲酒、無断欠勤、権力の濫用、上司への反抗、組織への背信>という履歴を持つ一匹狼で、刑事部の異端児だが最も腕の立つ刑事でもある。
トムとハリーはまるで「善」と「悪」の象徴のようだ。

物語はミスリードが多く、第二部「ネメシス」でも重く引きずっていた同僚の死の再調査もあり、読者は緊張と伏線に翻弄され続ける。
歌手である人妻が突然失踪し、別の女性が射殺される事件がおきる。
射殺された女性の指は切断され、星型のダイヤモンドが残されていた。事件の連鎖は連続殺人事件として捜査が始まる。

ハリー・ホーレ警部は一連の事件にはある数字が暗号のように隠されていることに気付く。
その数字とはキリストの傷の数、イスラム教の祈りの回数、人間の持つ感覚の数、人生で経る段階。
これらに共通する数字が浮かび上がった。
まるで見立て殺人の様相だ。

<犯人が捜査から絶対に隠しきれないと言われているものが一つある。>
<それは動機だ。>

そして最後に切断された指の行方と犯人の動機が明かされるとき、「悪」の禍々しさで読む者は強い衝撃に打ちのめされることになる。

次訳を待つ。
悪魔の星 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の星 上 (集英社文庫)より
4087607313
No.1:
(3pt)

「コマドリの賭け」を再販してください。

まだ半分も読んでいないのです。前作からのもろ続きっぽいので、「ネメシス 復讐の女神」を再読し始めました。が、これもよく読むと前作の話を引きずっています。ところがハリー・ホーレシリーズの2作目「コマドリの賭け」は絶版なのです。古本はなんと2000円〜20000円ぐらいなのです。1作めのザ・バットはオーストラリアでの話なので3作目とは関連がなさそうです。
「悪魔の星」を楽しく読むためには「コマドリの賭け」を読まないと、、。
集英社さんぜひ「コマドリの賭け」を刷ってください。お願いします。
悪魔の星 上 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:悪魔の星 上 (集英社文庫)より
4087607313



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