川は静かに流れ



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    ミステリ→

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    初公開日(参考)2009年02月
    分類

    長編小説

    閲覧回数3,901回
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    川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    2009年02月06日 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    「僕という人間を形作った出来事は、すべてその川の近くで起こった。川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。父に家から追い出された日の、川のにおいすら覚えている」殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。苦境に陥った親友のために数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

    川は静かに流れの総合評価:6.77/10点レビュー 31件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全4件 1~4 1/1ページ
    No.4:
    (7pt)

    謎解き重視だと期待外れだろう

    2008年度MWAの最優秀長編賞受賞作。5年ぶりに故郷に帰ってきた男が幼馴染みが殺害された事件に遭遇、さらに家族が巻き込まれる事件が続き、その真相を追究することで愛する家族の隠されてきた実像に直面する人間ドラマ、家族物語である。
    5年前、殺人の濡れ衣を着せられ、無罪になったものの父親に勘当されて故郷を捨てたアダムが、二度と戻らないと決めた町に戻ったのは、幼馴染のダニーが「人生を立て直すのに力を貸してほしい。一対一で話したい」と電話してきたからだった。最初は断ったのだが気になって仕方なく、帰ってきたのだった。5年ぶりの故郷の景色は変わっていないものの、家族や元恋人との関係は微妙に変化し、それ以上に町の雰囲気は大きく変わっていた。その背景となっているのが、アダムの父が所有する広大な農場を含む土地の原発建設計画で、莫大な開発資金を巡って開発派と反対派の対立が先鋭化していたのだった。家族や元恋人とぎこちない再会を果たしたアダムはダニーを探すのだが、ある事情からダニーは逃亡中で行方が知れないという。そうこうするうちにアダムはダニーが殺されているのを発見したばかりか、重要参考人にされてしまう。再び濡れ衣を着せられたアダムはしゃにむに謎を解こうと突っ走る…。
    親友の死、家族が巻き込まれた事件の謎を解くミステリーであるとともに、アメリカ南部の大農場一家の崩壊と再生の物語でもある。正直、ミステリー部分だけでは大した作品ではない。むしろ、男の友情、恋人との愛情、親子・兄弟など家族の絆の物語としての完成度の方が高い。
    ミステリー風味の人間ドラマ、家族ドラマが好きな方にオススメする。

    iisan
    927253Y1
    No.3:
    (6pt)

    アメリカの田舎にて

    丁寧に語られる家族の話でした。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (8pt)

    川は静かに流れの感想

    ミステリ色は少し薄味ですが家族の物語として読めば中々読ませる物語だと思います。個人的には好きな言葉使いであったりして文章も気に入ったので物語の世界にすっかり浸って読み進めました。
    曖昧なところは曖昧なままにしてあるのでその辺のところが厳しい評価で見る人も居られるようです。だが、個人的にはすべて白黒つけた解決のあり方で読ませる内容ではなく、メインは主人公アダムの
    心のうちに燻る怒りや家族、特に父に対する複雑な感情の流れなどを描きながら彼が新しい人生に踏み出す物語と捉えれば良いと思います。実際彼を取り巻く人たちにはいろいろな人物が揃っています。
    元恋人や義理の妹たち、そして農場の使用人でありながら父と深い絆で結ばれている信頼の厚いドルフと云う男とアダムの交流。保安官や刑事と判事。過去の事件と新たに発生した事件や出来事。
    それらに振り回されながらアダムは過去は過去として捉え新しい生き方を選び出す、そんな家族の中の個人個人にスポットを当てたエピソードが織りなす物語であって家族の再出発という物語でしょう。
    深い謎に包まれたミステリとしてではないものの読みごたえはあり、個人的には三日で読み終えるほど集中して読み耽りました。ありがちな家族の再生物語といえばそうかも知れませんが最後のページの
    余韻の良さもあり楽しめた一冊でした。そう残酷な事件が続いて起こるといった展開ではないところがかえってこの本の良さと思います。

    ニコラス刑事
    25MT9OHA
    No.1:
    (5pt)

    川は静かに流れの感想

    淡々と描かれる、崩壊していく家族の物語ですかね。
    一応謎はあって、ラストに向かって本当の犯人がわかるのですが、なんだか救いのない話です。
    スッキリ感がないです。
    過去の事件のことがあまりにも省略されすぎてるし、アダムがどう言った経緯で無罪になったのかとかも全然わからないし・・・まあアメリカは高額弁護士雇えば勝てるようなとこありますけど・・・それならそれでその時点でもっと真犯人を追及できてたはずだし、中途半端さが残ります。
    ミステリーとしても家族の物語としても、どっちつかずの感が否めないです。
    なんにしても父親は最低です。

    たこやき
    VQDQXTP1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.27:
    (2pt)

    とても重苦しい。

    小説としての完成度、みたいなものは高いし、作家の書く力は優れていると思います。
    登場人物の描写はしっかりしていて、目の前に人物が映画のように浮かんできます。
    しかしながら、せまい田舎の農村で、10人くらいの限られた登場人物がドロドロの人間関係を繰り広げ、
    その中から少なからぬ死人や重症者が出て、その犯人がまたその中に居そうな雰囲気、という話で、
    途中であまりの重たさに息苦しくなりました。
    中盤で話しが停滞して進まなくなるのでその印象が加速され、最後に犯人がわかって、読者は深い闇の中へ
    ドーンと突き落されます。
    物語のドロドロさをちょっと脇へよけて、ミステリとして考えると、
    「その動機で殺すか?」、「その動機で殺す犯人がそんな巧妙なアリバイ工作するか?」、
    「いくら家族を守るためでもそんなことまでするか」
    とかのプロット的な違和感もいくつかありました。(重さのせいで見えにくいですけど)
    まあ、殺人事件だから重苦しいのは仕方ないとしても、私としてはその中に、何か救いとか、
    家族の絆の再確認とか、先の人生への希望とか、読み終わった後に少しでいいから「何か残してほしい」
    タイプなんですが、いっさいまるで何もないです。
    くだらないものを読んでしまって「ちくしょう、金返せ」というのとは違うんですが、
    これを読む時間があれば別のもの読めばよかった、とは思いましたな。
    川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151767029
    No.26:
    (2pt)

    頭の中で映像化

    活字を追っているのに、頭の中に映像が出てきて、映像のほうが面白かった。映画化されたら、こんな画面だろうなあと想像しながら読んだ。
    川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151767029
    No.25:
    (5pt)

    お茶漬け的さわやかさ

    一人称の自分語りで始まった瞬間に、面白さを確信した。

    ミステリー小説というより、
    サイダーハウスルールとか、
    ガープ世界のような成長物語に近い。

    ミステリのトリック的な部分は、ぶっちゃけ適当だけど、
    そんなものはどうだっていいんですよ。
    物語の面白さは人間同士の感情のやりとりと成長なんすから。

    惜しむらくは、殺人犯を掘り下げなくてさらっと終了しちゃったこと。
    もっとエグ&バイオレンス&大爆発させてくれれば、
    さらにスッキリさわやかな読後感だったかも。

    でも、このあっさり感もお茶漬け的でステキ。
    川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151767029
    No.24:
    (1pt)

    愚作

    どこがどう愚作なのか、いちいち述べる必要を感じないほどの愚作ぶりである。このジョン・ハートとかいうバカ者の小説に接するのは本作で最初にして最後となるだろう。その稚拙で冗長な書きっ振りからはあまりに安易な創作姿勢が透けて見える。だから、単に本作がダメというに留まらず、他の作品もダメに決まっていると確信できるし、今後「化ける」可能性も無きに等しいだろう。

    こんな三流のミステリ作家が、二作連続でエドガー賞最優秀長編賞を受賞し、あまつさえ誰が言い出したのか知らんが、ミステリ界の「新帝王」と呼ばれているとか、悪い冗談としか思えない(だいいちミステリ界の旧「帝王」とは誰のことなのか?)。裏表紙の折り返しの写真を見るといい。斯くもマヌケな満面の笑みを晒している者が「帝王」なんぞであろう筈もない。
    川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151767029
    No.23:
    (3pt)

    ちょっと物足りない作品

    週刊文春の書評で珍しく池上冬樹が満点の5つ★をつけた作品。期待して読んだが、正直僕にとっては期待はずれ。
    ミステリーと家族ものがうまく絡んで味のある作品を書くのがこの作者の特色で、第一作も同様の作品で結構評判に
    なったと解説に出ているが、入り組んだ家族関係と5年前の殺人や何度か起きる連続殺人をどう関連するかという
    謎解きはなるほど、面白いといえば面白いが、べつに卓越したプロットや深い家族関係が描かれているわけでもない。
    家族物語とミステリーが一緒になっている作品は僕は嫌いではないが、全体的に米国過ぎて、ちょっと辟易するのは
    僕だけだろうか。
    川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151767029



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