キングの死



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初公開日(参考)2006年11月
分類

長編小説

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キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2006年11月30日 キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

失踪中の辣腕弁護士が射殺死体で発見された。被害者の息子ワークは、傲慢で暴力的だった父の死に深い悲しみを覚えることは無かったが、ただ一点の不安が。父と不仲だった妹が、まさか…。愛する妹を護るため、ワークは捜査への協力を拒んだ。だがその結果、警察は莫大な遺産の相続人である彼を犯人だと疑う。アリバイを証明できないワークは、次第に追いつめられ…。スコット・トゥローの再来と激賞されたデビュー作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

キングの死の総合評価:7.47/10点レビュー 19件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ここまでファザコンの弁護士も珍しい

アメリカ・ミステリー界に不動の地位を築いているジョン・ハートのデビュー作。若き弁護士が偉大な弁護士だった父の殺害を機に家族との関係、自分の生き方を直視し、父の死の謎を解きながら人生を再生する家族物語ミステリーである。
失踪してから18ヶ月後、辣腕弁護士として知られていた父・エズラの射殺死体が発見された。エズラの一人息子で弁護士のワークは父の死には動揺しなかったものの、父との折り合いが悪かった妹のジーンが犯人だと直感し、精神状態が悪いジーンが逮捕・投獄されることに大きな不安を抱く。たった一人残された家族であり、最愛の妹であるジーンを守るためなら自分が身代わりになってでもと決心するワークだったが、ワークに莫大な遺産を残すというエズラの遺言が明らかになると警察はワークを最重要容疑者と目するようになる…。
ワークに疑いの目を向ける警察の捜査と、ジーンを守りながら真相を探るワークの独自の調査が絡み合いながら徐々に真相が明らかにされる犯人探しがストーリーの本筋。だが、それ以上にエズラ、ワーク、ジーンの家族関係、とりわけ偉大な父親とその影響下から逃れられない息子の息苦しいまでの切なさが大きな比重を占めている。犯人探しはそれなりに面白いのだが、親子・家族の物語が重くて、ジョン・ハートはやはり家族物語の作家だと再認識した。
ファザコンの若者の再生物語として読むことをオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジョンハート氏の魅力って、何だろう

「川は静かに流れ」からジョンハート氏のファンです。
一番最初に読んだ本の感想でも触れましたが、ジョンハート氏の魅力って、何だろうと考えてみました。
人の持つ「闇」が結構深いという点ではないでしょうか。
誰でもそこそこの?「闇」は持っているのでしょうが、彼が描く登場人物の「闇」が深くて
そこから目が離せなくなる?闇さえも魅力的に思えてしまう。
「キングの死」よりも「ラストチャイルド」の方が好みですが(再読したいぐらい)この小説もなかなか重厚で良かったです。

ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(1pt)

主人公の内面や設定にこれっぽっちも共感出来なかった(ネタバレなし)

アクが強いというかなんというか、はっきり好き嫌いが分かれるタイプの小説だ
と思います。読ませる筆力はあると思うのですが、私はとにかく主人公のキャラ
クターが受け入れられず、その悪い印象は最後の最後まで変わりませんでした。

父親が原因で俺の人生は台無しだよ!系の主人公で、実際そういう面はあるにせ
よ、少しは己を顧みたら?とも思ってしまいます。あなた自身も充分クズですよ
と。そんな人物が犠牲者かつ悲劇のヒーローのような扱いなのが引っかかります。

主人公が父親を殺したのは妹だと思い込んでいるのも謎です。証拠や自白がある、
または犯行を目撃したとかならわかりますが、大した根拠もないのに何故かそう
確信し、独りよがりに「妹は俺が守る!」と自己陶酔してる様は正直厳しいです。

一人称で書かれているため、思い込みが激しく自分本位な主人公の気持ち悪さが
ダイレクトに伝わってきて生理的にきつかったです。物語の結末もびっくりする
位しょうもなくて、我慢してまで読まなければよかったと後悔した一冊でした。
キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767010
No.16:
(4pt)

新人の処女作としてはよくできているサスペンス

ある弁護士が殺され親族が疑われ・・・というお話。

新人の処女作だったそうですが、初めて書いた作品の割りには重厚な感じで読み応えがありました。小説が進行する度に一家の意外な素顔が現れ・・・という展開もなかなか読ませる物がありました。

ただ、結末の方で明かされる真相が、今有触れた感じの真相だったので、その辺はやや類型的に思えました。この手の作品は最初は衝撃的でしたが、今はもう沢山書かれ過ぎたので、またかと思ってしまったのも真実でした。

そういう意味で☆はこの評価にしておきました。この後の方が評判がいいし、これから飛躍する可能性をしめした作品だと思うので。

元弁護士だそうで、リーガル・サスペンス等も書いてもらいたい才能だと思いました。そちらも是非手を染めて頂きたいジャンルです。

新人としてはよく出来ているサスペンス。機会があったら是非。
キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767010
No.15:
(1pt)

キングの死。駄作!

カネ返して欲しい位の駄作だと思う。まったく時間のムダだ。ホンマに。
キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767010
No.14:
(5pt)

事件の解決=主人公の解放

タイトルは、「キング」=主人公の父親で、主人公を「キング」の如く支配していたことによります。
それが、「キングの死」によって、主人公がその呪縛から解き放たれる過程を描いています。
従って、ミステリーではありますが、「心理小説」としても読みごたえがあります。

物語は、1年以上に渡って行方不明だった父親の死体が見つかったところから始まります。
主人公は、父親が姿を消した時のいきさつから妹が犯人だと考えます。
そのために妹を庇う発言で警察を惑わしながら、一方で事件の捜査に着手します。
警察は、妹を庇う主人公の捜査への非協力から、彼を被疑者として特定してゆきます。
そして、ついに逮捕されることになります。

物語は、主人公の視点でのみ書かれていますが、彼に見えない警察の捜査の進行状況などは、彼に協力する新聞記者や探偵の発言などで補います。
そのあたりの巧みさもあって、違和感なく読めるし、主人公への共感も進みます。
後半は、真犯人は彼かな?彼女かな?といろいろ考えさせられ、ミステリーの醍醐味を十分に堪能できます。
素晴らしい作品でした。
キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767010
No.13:
(5pt)

結構分厚い本

かなりのページ数のある小説だが
あっという間に読んでしまうほど読ませる
キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767010



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