ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女



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初公開日(参考)2008年12月
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長編小説

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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

2008年12月11日 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。そんな彼の身元を大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが密かに調べていた。背中にドラゴンのタトゥーを入れ、特異な風貌をした女性調査員リスベットの働きで、ヘンリックはミカエルが信頼に足る人物だと確信し、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。ミカエルは信頼を受諾し、困難な調査を開始する。全世界で2100万部を突破、2008年度世界書籍売り上げランキング第2位!世界中に旋風を巻き起こした驚異のミステリ3部作の第1部。映画化され、ヨーロッパを中心に各国でナンバー1の大ヒット。(「BOOK」データベースより)




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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女の総合評価:8.19/10点レビュー 240件。Sランク


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全11件 1~11 1/1ページ
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

大作の第1部

外国の小説を読む場合、アメリカやイギリス等といった我々にとって馴染みの深い大国を除いてその国に関する多少の下調べは有意義だ。主要な都市や人口、経済規模、その国特有の文化や特徴程度は抑えておいたほうが楽しく読書できると思う。
本作の舞台スウェーデンに関する世間一般のイメージはどのようなものか。日本人からすると、経済水準が高く高税率高福祉の社会民主体制や、世界でもいち早く女性の参政権を認めた点等から男女平等の意識が比較的強い国、といった印象の人が多いのではないだろうか。よく北欧諸国の政治は模範のように扱われ、日本も彼らの年金制度を模倣しようとしていると言った話を耳にする。そんなスウェーデン(少なくとも私はスウェーデンについて良い点しか耳にしたことがなかった)にも様々な問題があり陰となる面も当然ある。そんな部分を浮き彫りさせる社会派といった印象を本作から受け取った。

主人公でありジャーナリストのミカエルは、ある富豪実業家であるブルムクヴィストに関するデマを掴まされ名誉棄損で禁固刑を言い渡される。そこからブルムクヴィストの弱点を握っているこちらも実業家のヘンリック・ヴァンゲルの依頼を引き受ける。彼の依頼は失踪した親族の行方を調べて欲しいとのこと。
そして衝撃の展開からまさかまさかの連続。上下2冊の大作であるが、正直に言って面白くなってくるのは下巻に入ってからだった。それまではただのミステリーとしか思っていなかったが、先ほど書いたような社会派の印象が強くなっていくのが下巻からだ。
私が本作の特徴に感じたのが、女性に暴力を振るう男性がたくさん出てくることだ。各部の冒頭にはスウェーデンにおける女性の○○%が〜といった挿入があるが、決して意味のない物を書いたりはしていない。経済水準が高く幸福度が高いと聞くスウェーデンでも日本と同様に、もしくはそれ以上に悲しい犯罪が起きているのかもしれない。どれだけ行政の体制が良くても、そこに暮らす人々は個々に自我を持った人間であり、社会に縛り上げられているわけではないといった印象を受けた。

作者であるスティーグ・ラーソンは人権派のジャーナリストであったようだが、ミカエルにも同様の印象を受けた。ジャーナリストがこれほどかっこよく映る作品に出会ったのは初めてかもしれない。
あとがきにはしっかりと3部作であると書かれていた。第1部だけでも十分に面白かったが、謎は残っており完結していないとのことだった。この続きを読むのもそれほど後にはならなさそうだ。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミステリーとサスペンスが絡まった良作

意外性のあるミステリー要素とサスペンス要素に加え、重厚なストーリー。下巻中盤で連続殺人の犯人が判明。残り半分で何があるのか?とと思い、途中からは一気に読まされてしまいました。それにしてもリスベットがカッコいい!クールで強い!おまけに変装も出来るとは。一方、ミカエルは嫌いではないですが、モテまくり過ぎ、それをいいことに、この倫理感はちょっとどうかと思いました。特にラストシーン、ミカエルは気づいていなかったとしても、リスベットが可愛そう。次の第二部も楽しみです。

タッキー
KURC2DIQ
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女の感想

長い、登場人物多い、視点がコロコロ変わる!
だが、不思議と引き込まれる。

とても良い作品だが、以下のような人にはおすすめしない

普段あまり本を読まない人
カタカナアレルギーの人(当然登場人物は全員外国人、更に登場人物がとても多いため)
性的描写が苦手な人

終わりかな?と思ったところから更にもう一押しあったのが個人的には面白かった。
続編もいずれ読んでみようと思う。

テルテル
9638XNHX
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

これは傑作でした

物語の縦と横の広がりが作品を立体的にしており、一気に読み終わりました。リスベットの描写が素晴らしく、外観と内面のギャップと葛藤がよく表現されていました。これから「火と戯れる女」に入っていきます。楽しみです。

わたろう
0BCEGGR4
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女の感想


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氣學師
S90TRJAH
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジェットコースター・ミステリ!

スウェーデン人の名前が持つ不思議な響き。そして奔放なセックス(笑)にも増して、ヒロイン、というよりも真の主人公でありヒーローでもあるリスベットのエキセントリックで魅力的なこと!
リスベットに比べたら、ミカエルがただのセックス狂いのダメなおっさんに見える。なんでそんなのに惚れちゃうんだろう?

ショボタン
G1380KCM
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女の感想

約50年前の事件の謎を解明する事に終わらず、二人の主人公が抱えている事についても、しっかり書かれており重厚な作品となっています。
また、エンターテイメント性もあり、長い作品でありながら飽きずに最後まで読むことが出来ました。

松千代
5ZZMYCZT
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

これは…ぞくぞくする

思ってたよりも重たい小説でした。
あんまりグロいの得意じゃない人には少しつらいかもしれません。
でも背筋がぞっとしながらもページをめくる手はとまらない!
終盤は徹夜して読んでしまいました。
でもグロや拷問系が苦手な私は続編は読まないです…。

ritsu
PZBSUSRN
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

なんと言うか圧倒されました。

久々にボリュームが多い本を読みました。なんと言うか圧倒されました。
何処を紡いで感想を書こうか悩みます。

著者はスウェーデンのジャーナリストであった立場を活かして、
主人公ミカエルを同じジャーナリストの立場に置き、
女性犯罪や市場などの深い闇を訴えるメッセージ性の強い社会派小説を描いていると感じました。

社会派小説と言うとアクの強い読まされる本になりがちですが、
本書はそれを古典ミステリの様に限られた容疑者による孤島を舞台にしたり、
人間消失、暗号、被害者のミッシングリングを演出し、
違った一面では、どんな個人情報でも盗み出すハッカーを加えて現代風に味付けしたりと、
社会的テーマが強烈なのにそれを覆えるほど魅力的なミステリとなっているのに驚嘆します。

ミカエルが孤島に足を運び、ハリエットの失踪事件の依頼を受ける際、
『解決するかわかりません』と後ろ向きかつ、
『容疑者が多くて誰が誰だかわからない』と言ったセリフを述べますが、
私自身も同じく読み始め、この本はどんな話か見当が付かず、
登場人物についても40名を超えて頭に入るか不安な心境でした。
それが、上巻の中盤を超えたあたりから、謎が明かされていくにつれて、深い闇を感じていき、
ミカエルやリスベットの気持ち同様、何が起きたか最後まで知りたい。そんな気持ちの読書でした。

三部作なので時間を見つけて2,3作目と手に取って行こうと思います。

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egut
T4OQ1KM0
No.2:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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感想

ミステリーとしては非常に面白かったです。
日本から見れば、スウェーデンはすばらしい福祉国家と言うイメージしかありませんが、いろんな暗部があるのだなと初めて知りました。特に女性が生きやすい国と言う先入観があるので、物語自体はフィクションであるものの、意外に深刻なDVの問題が日常的にあるのかもしれない事が、作者がもともとジャーナリストであったことで非常に説得力がありました。

ただ、そこもスウェーデンらしいというか、主人公のSEXに対する自由度が日本人にはなじみにくいかもと思ってしまいました。
しかし、リスベットは非常に魅力的で次の話が気になるところです。

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たこやき
VQDQXTP1
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

なかなかの面白さ

洋物ミステリ-はなかなか敷居が高く手を出しづらい。
ただ、思い切って読んでみると結構読める。

単行本が出た時から気になっていたが、評判通り?と言っていい。
ペ-ジ数は結構あるが、4章構成で起承転結って感じで上手い。
つまり上巻はネタで振りで終わるが、振り方が上手くついつい読みふけてしまう。
下巻は解決編でまっしぐら。
ただ、上巻で想像していた展開と全然違う方向に下巻では進み、ちょっとした気づきが解決の糸口となり猟奇的な殺人事件と繋がっていく。
一点問題は、スウェ-デンの女性犯罪とか性関係が良く分からないところ。
(主人公は、気軽に誰ともすぐに寝る。。。)

最後は全てすっきり解決するので(2とか3とかに続くのかと思っていた)ミステリ好きは是非。

タカタソン
HU0OGV5Q
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