グラーグ57
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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自らがどのような状況に置かれようが頑なに自己の信念に基づいて生きる主人公の姿に共感を覚えました。前作の「チャイルド44」よりミステリーの度合いと緊張感はありませんでしたけど。 | ||||
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痛みに耐えられる人はどうぞお読みください。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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前作チャィルド44で真面目なソ連の捜査官レオは部下に嵌められ辺境の地から執念の殺人捜査を成功させ何とか失地回復した。 そこでもかなり酷い目に遭い続けたが、今回はスターリン政権崩壊でペレストロイカの先駆けを急に進めた結果、犯罪者と見なされた捜査官や高官の地位にあった者達が狙われ、彼自身も標的となる。 同じ目に遭えとばかり、娘を人質にされ強制収容所に潜入して囚人達から拷問を受け、やっと戻ったら命懸けで連れ帰った男はあっけなく殺され、今度は娘を連れたテロリストがハンガリーでクーデターを煽ってるとこに飛び込む羽目に。 元を質せば前作で貧しい獣医とその妻を無惨に殺し自分を陥れた部下と、レオが新人時代に命じられるまま潜入捜査の末逮捕した司祭が原因で、どちらもレオにはどうすることも出来なかったのだが、妻や娘達でさえそんな彼の境遇に同情するでもなく、言い訳を聞いてくれるわけでもない。 国家の言いなりに仕事をしたことが罪深すぎるというのだ。 よくもまあこれだけ過酷な運命を彼に与えるものだ。ブラックジョークにさえ思えてくる。 前作がヒットしたからやっつけで続編を書いたなんて書評もあるが、前作を気に入った人間なら最後まで隙がない一級の冒険小説なのは読んで分かるはず。 是非自分の目で確かめてほしい。 | ||||
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レオに突きつけられた要求は苛酷をきわめた。愛する家族を救うべく、彼は極寒の収容所に潜入して、自ら投獄した元司祭を奪還する。だが、彼を待っていたのは裏切りでしかなかった。絶望の淵に立たされ、敵に翻弄されながらも、レオは愛妻ライーサを伴って、ハンガリー動乱の危機が迫るブダペストへ――。国家の威信と個人の尊厳が火花を散らした末にもたらされる復讐の真実とは? | ||||
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ストーリーが一本調子ではなく、様々な角度から物事を捉える奥深さがありました。話のテンポがいいので、途中で飽きずにハラハラしながら読めました。フラエラがチート主人公のようで違和感がありましたが、全体的に見れば良作だと思います。淡々とした語り口が、形式的で寒々しい旧ソ連の雰囲気によく合っていました。 | ||||
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レオ・デミトフ三部作を全て読破したが、この第二作だけは非常に趣きが異なる。ハッキリ言って弟子が書いたのか?とも思われるクオリティだ。 第一作「チャイルド44」ではスターリン体制下の息苦しさが、第三作「エージェント6」ではアメリカの狂気じみた「赤狩り」と、ソ連占領下のカブールでの「一触即発」な空気が色濃く描かれてるのに対し、この「グラーグ57」ではそんな、その時その時の時代の空気が全く伝わってこない。(さすがに後編のハンガリー動乱のシーンは時代背景がしっかり描かかれて来るが) そもそも、今回のストーリーを「スターリン政権下で投獄された者たちの復讐」を主題にした時点でナンセンスであり、嘘くさい。 確かにフルシチョフはスターリン批判を展開したが、それが本作で描かれてるほど当局に対し挑発的、挑戦的な「犯罪集団」の存立を許すほどソ連体制を揺るがしたとは到底思えない。丸でペレストロイカが40年早まったかのような描き方だ。 それにソ連の強制収容所が、出所した者に「投獄した者たちに復讐」を出来るほどの体力を残すような生易しい存在では無かった事は、ソルジェニーツィンの「収容所群島」を少しでも読んだことが有るヒトなら解るはずだ。(確かにソ連体制下でも「ロシアン・マフィア」は存在していたが、それはガッチリと『体制』に組み込まれていたから存立しえたのだ) また、今回のレオはソ連邦を端から端まで、ジャック・バウワー並みにやたら飛んだり跳ねたり暴れまわるが、本来必要性の無いアクションシーンを無理矢理「見せ場」欲しさに付け加えた様にしか思えない。(単に囚人一人呼び戻すだけならレオの上司フロム・パ二ンのサイン1枚で済んだものを) レオが強制収容所で窮地に立たされる度にフルシチョフの「秘密報告」を振りかざすあたりは「水戸黄門」の印籠じゃあるまいし、と甚だ呆れた。 そして今回のレオの相手役、フラエラというキャラの魅力の無さだ。当初愛する夫をレオに引き離され、自らも投獄された悲劇のヒロインとして登場したのに、それがいつの間にか血も涙も無い犯罪集団の女ボスになり、自分の復讐欲を満たす為ならレオの妻の娘も投獄された自分の夫も、果ては無関係の第三者も(後編のハンガリー動乱で)平気で犠牲にするただのエゴイストで、そのセリフには全く共感できるところが無い。自分は本作中このフラエラが登場するたびに本を閉じたい胃のムカつきを感じた。それに何でスターリン体制に復讐するのが目的なのに「実は裏で」的な事をしてるのか?まあその理由は読んでいけばそれなりには解るが、読者の裏を掻こうとする余り「敵の敵は実は又敵で・・・」みたいな堂々巡りを繰り返した結果、意味不明なキャラクターと化している。 とにかく全編に渡り話が安っぽく、ご都合主義、辻褄合わせ、荒唐無稽が酷い。まるで予算不足で頓挫した邦画のような惨状だ。他の方も評されてるが、第一作で完結した物語を無理矢理版元に書かされた続編か?とまで思える。第三作「エージェント6」はこんな酷い出来では無い事だけは申し添えて置くので念の為。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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