泥棒は選べない
- 泥棒 (34)
- 泥棒バーニイ・シリーズ (10)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ローレンス・ブロックのシリーズ物は数あれど、アル中探偵マット・スカダーシリーズと泥棒バーニイ・ローデンバーシリーズこそが2大シリーズキャラクターと云えるだろう。本書は後者の第1作目だ。 | ||||
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解説にもあった通り、軽く読み流せますが、ユーモアがってなかなか面白い作品です。 | ||||
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未読の方はご注意ください
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スカダーの繋がりで読み始めたのですが、スカダーよりNYは明るく描かれていますが、少々、饒舌かもと思ってしまいました。 | ||||
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ローレンス・ブロックの泥棒バーニー・シリーズの一作目『泥棒は選べない』(1977年)を読むことにした。 評者は、かってこのシリーズを何作か読んだ記憶だが、この一作目を読んだ記憶がない。 この一作目を読んではいないと気が付いたのは、読み始めて主人公のバーニーが古本屋を営んでいなかったから である。 何作か読んだ記憶では、バーニーが古本屋を営むことを隠れ蓑にして泥棒稼業にいそしんでいたものばかりだったからです。 評者が今まで読んだ記憶の泥棒バーニーと、本書で初登場する泥棒バーニーとは微妙に違う男であるように思えて仕方がなかったのです。 ブロックのような書き上手な作家でも、新しいシリーズの一作目となると、主人公の性格などの人物像を手探りしながら創作して行くのだろうか?と思ってしまったのです。 どの作品からバーニーが古本屋を営むようになったかの経緯なども知りたくなったので、このシリーズを飛び飛びでも作順に読んでみようと思いながら泥棒バーニーが誕生した一作目を楽しく読み終えたのです。 | ||||
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さすが、というしかない。どの「「泥棒は・・」シリーズも面白い。残念なのは、「泥棒はライ麦畑で・・」が、1万円以上して、入手困難なこと。 | ||||
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プロの泥棒が軽い盗みを頼まれたが殺人事件に巻き込まれ・・・というお話。 はっきり言って、よくあるミステリですが、そこは職人作家の意地で最初から最後まで気持ちよく堪能できるライト・ミステリに仕上がっております。同じ著者のマット・スガダー物の様な深みはありませんが、洒落た軽み、冴えた軽みが楽しめる消閑小説として一読の価値ある作品だと思います。 上述のマット・スカダー物も同じ一人称で日本語の訳は両方とも「私」ですが、流石に職人作家らしく、両方ともそれぞれのキャラクターの違いがよく出ていてこの辺がこの著者の筆力のなせる業を感じさせます。上手い作家は何を書いても上手いと言いますが、ブロック氏ほどこの言葉が似合う作家を知りません。 更に、主人公がプロの泥棒という、現実では非常に迷惑な存在ですが、小説としては感情移入できる様に書かれていてこの辺りもプロの手腕が光ります。実際に泥棒の被害にあった方は許容出来ないとは思いますが・・・。 プロの職人作家の手腕が堪能出来るシリーズ第一作。機会があったらどうぞ。 | ||||
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77年のローレンスブロックの泥棒小説(?)。コソ泥が自分にかかった殺人犯の汚名を晴らすべく、隠れながら自分の為に真犯人を探すといった内容。作家としては軽い読み捨てミステリの作家の類に入るのだろうが、本書は中々面白い。警官や地方検事の汚い所などが、当たり前の様に描かれているし、女達がみな軽かったりと真面目な作家なら書かない様な軽さというかリアルさというか、お遊び的な要素が全編に渡ってあるので、どちらかというと映画的であり、登場人物も極めて少ないのだが、泥棒に悪徳警官に悪徳地方検事に都市犯罪防止協会の幹部にその好色な妻といった配役をざっと眺めただけでも、この作品が皮肉めいたコメディとなっているのは分かるのだが、ただの読み捨て小説とは言えないものを持っていると思います。このスタイルは中々珍しい。主人公達のセリフも含蓄があるとまではとても言えないが、「人間って不思議ね」という様な普段みんなが口にする様な軽いセリフを通して人間世界の矛盾ややるせなさも上手く描いていると思います。でも全然暗くなく、皆前向きなのです。主人公の前に現れ、なぜか主人公を助ける女性がいます。この女性の描き方次第でこの作家がただのお気楽作家か見極めてやろうと読んでいましたが、最後でなるほどと納得。やっぱりプロの作家は違うなと感心。ミステリ的にもどんでん返しが何度かあるので、ミステリ好きも気に入るのじゃないでしょうか。 | ||||
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