冬を怖れた女
- マット・スカダー・シリーズ (15)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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アル中の無免許探偵マット・スカダーシリーズ第2作。殺された娼婦と警官の悪行を検察官に売ろうとした悪徳警官のために警官たちの反感を買いながら真相を探る。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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スタガーのふたつの恋。ひとつは依頼人の妻とのよくある的な恋。ひとつは殺された娼婦の残像との恋。娼婦の残された声を聞くために留守電に電話をするスタガー。彼の孤独を強烈に印象づける名場面だと思う。 | ||||
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警察腐敗を内部告発した男が殺人の容疑を掛けられ・・・というお話。 今回は腐敗した警察を告発した男の無実を晴らそうと、スカダーが捜査する話で私立探偵ものの定石どおりに様々の関係者に聞き込みの回る内に事件が意外な方向に発展するという展開でした。 はっきり言ってこの時点では、後の私立探偵小説/ハードボイルドのジャンルの偉大なシリーズになるという予感は見出せませんでしたが、プロットや謎解きなどは、流石にこのシリーズを書く前に色々修行して書いていただけあり、まずまず納得できる出来ではありました。 キャラクターもそれぞれ魅力があり、やはり主人公のスカダーにはなんとなく男も憧れるような所があり、読ませます。ただ、アル中というものがどういうものか、殆ど酒を呑まない(呑めない)私のような輩にはいまいちよく判らないものがるということも付け加えておきます。それと、作中スカダーが人妻とあっさり関係を結ぶ所なども私のような40独身男で異性と交際したこともない野郎には不可解に思えました(やっかみもありますが)。☆3・7くらい(四捨五入ということで)。 栴檀は双葉より芳し、といえるかどうかは判りませんが、良く出来た二作目。続きも読んでいきたいシリーズ、機会があったら是非。 | ||||
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マット・スカダーシリーズの2作目。 第1作の「過去からの弔鐘」と、この第2作「冬を怖れた女」が1976年発表。翌1977年に3作目の「一ドル銀貨の遺言」。 この三作が続けて発表されている。これを、スカダーシリーズの前期三部作と呼ぶ。(勝手に) 4年後の傑作である第4作「暗闇にひと突き」以降にくらべれば、どれも小粒であるとは言えるが、 スカダー誕生の瞬間に立ち会っているというスリルは味わえる。 マット・スカダーシリーズという希有のミステリの一部として、文句なく☆5 | ||||
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