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皆殺し
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皆殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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シリーズ14作目。スカダーがスカダーらしかったのは6作目まで。つーことはその後の方がずっと長いんですね。こっちはずーっとグズグズ愚痴ってるわけで、作者にとってほんと迷惑なファンなんだろうと思います。でも残り3作。最後まで付き合わせていただきます。 | ||||
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購入歴が表示されなかったので怪しみつつ求めましたが、かつて読んだ本でした。街の書店で買ったのですね。やはりレビューを備忘録代わりにするのが安全なようです。 さて、内容ですが、忘却力著しい今日この頃でも、さすがにしばらく読んだところで、あの強烈なラストを思い出しました。まさに、ミック・バル-無双物語で、解説者ですら出来映えに疑問を呈するほどですから、シリーズファンの批判が強いのも納得です。けれどもたまにはこんな西部劇的な物語があってもいい。時間を忘れて読み続けさせる吸引力は再読時も健在でした。ちょっと殺しすぎではあるが・・・。 | ||||
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今回ミックが絡んでの事件の発端や動機、筋はいいのになぜ殺される相手がここまでマットの身近な人でないといけないのか。 最初の人違いはまだいいとして酒場で巻き込まれ殺された人の中にもまたマットの身近な人物がいる。 ここまで身近なひとびとを殺さないと成り立たないプロットでもないのに。 なにかいままで登場していた人物を一掃するかのような感じが不愉快な一冊。 | ||||
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ローレンス ブロック 好きにはたまらない一冊です。夜のお供に最適 | ||||
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ハヤカワのポケミスから愛読してきたスカダーシリーズだが、本作には正直ガッカリした。近作で、猟奇殺人を扱ったものにも違和感を覚えたが、これはちょっと・・・。本作は無かったことにして、スカダーものを書き継ぐことはできないものか? | ||||
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ローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズは私立探偵ものとして有名である。内容そのものも面白いけれど、ローレンス・ブロックの語り口というか、これは翻訳の田口俊樹氏の技によるところも大きいのだが、そのハード・ボイルドさが良い。潔い事もあるが、もう一つ興味深かったのは、アル中だという事だった。 さて、一般受けと云おうか、全国区になったのは5作目の「八百万の死にざま」で映画にもなった。ただ残念ながら、後日テレビで観たが、上手く料理されてなかった。11作目の「死者との誓い」を或る先輩から進呈してもらったのが、出会いだった。元来本をくれる先輩ではなかったが、間違って2冊買ったので仕方なく譲らざるを得なかったらしい。その読後感が良く、ミステリとしての結構より、マット・スカダーの生き様がカッコ良かった。 それから本屋通いが始まったのだが、売れているらしく1作目から苦労する事なく揃えられた。考えてみれば1作目「過去からの弔鐘」の発行年は1976年で、この14作目「皆殺し」は1998年なので、かなり息が長い。 しかし、長丁場なので多少疲れてきたのか、ストーリーそのものは水準を上まわっているとは思えない。 ファンとしてはマットを中心とする常連たちの健在ぶりを楽しめばよいと思いきや、レギュラーメンバーが若干死んでしまう。酷な言い方をすればネタ切れなのかなと思う。 | ||||
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タイトル通り、最初から最後まで人が死にまくる。えっ!あの人までも? シリーズを順に読んできた人にはそういう驚きがある。前作までは頭脳的で静なる名探偵を極めていきそうになったスカダーが、今回は打って変わって「動」になる。スカダー・シリーズ屈指の傑作「800万の死にざま」の頃に彼自身が戻っていくように一瞬思えた。あの頃彼が何度も繰り返していたあの台詞を再び甦ったから。もちろんアル中には戻らないのだが。リアルな語り口で、人の死が全編に描かれる。それも突然の暴力による人の死が。先程まで会話をしていた人物が、死体になって横たわる。死とは何か?・・ちょっと考えさせられる。 | ||||
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もう20年以上も続いているスカダー・シリーズ。作品の度に、ファンはその細やかな人物・心理描写と、素晴らしいプロットに心を奪われてきた。探偵小説でありながら、ニューヨークを舞台にした、割としっとりとした現代小説のシリーズであった。 最近はマット・スカダーが結婚したりライセンスを取ったりと、ファンの驚く出来事が続いていたが、同時にちょっとマニッシュになりすぎたと言うか、意外にハードになってきたな、とびっくりしていた。 そして、本作はお馴染みミック・バルーの物語として描かれているが、その内容の血生臭い事といったら、シリーズでも最異端だと思われる。そして、最後には裏切り者をゴッド・ファーザーの様に炙り出すミック。これは本当にスカダー・シリーズなのかしら、と驚いてしまった。ミックの戦争に巻き込まれ、行動を共にするマットにも。 ともあれ、やはりブロックは人物描写とプロットの天才である事に変わりなく、引き込まれる小説だ。 最後に、この小説で死んでいった多くの”常連”達の冥福を祈りたい。特に、ジム・フェイバーに。 | ||||
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スカダーシリーズの強烈な個性の脇役、ミック・バルーがメインの話。ヘルズキッチンのブッチャーボーイの異名を持ち、肉屋のエプロンに身を包み屠刀を獲物にしているミック。実はスカダーシリーズにのめり込んだのは、このミック・バルーに惹かれたからこそ。シリーズのあちこちに散らされている、ミックとスカダーが客の引けたグローガンズ・オープン・ハウスの一角で昔話をぽつぽつとするシーンは哀愁が漂っていてとてもよい。ところが今回はミックにまつわる人物が次々と消されていき、グローガンズ・オープン・ハウスさえも爆破されてしまう。ミックの寂しげな視線、そして狂気を堪能できる一冊。ミックが前面に出すぎていたためか、スカダーファンには概ね不評でしたが……。 | ||||
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