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石を放つとき



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【この小説が収録されている参考書籍】
石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)

石を放つときの評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハッピーなことはいいことなのだけど

短編集と「石を放つとき」(中編)の組み合わせです。
ブロックは短編も上手なのは十分把握していましたが、この本に含まれているものも大半が秀作だと思います。
中編の「石を放つとき」は、今までのマシュースカダーとちょっと違う面が出ていて、これはこれで(人は良くも悪くも歳をとる)味があると思います。
ただ、ずっとスカダーとエレインに接してきた身としては、淋しいものがあります。



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ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

80歳?のスカダーの回顧録

スカダーが戻ってきた! といっても、アメリカでは短編集として発売された作品と最新作になる中編を、日本独自に合本したものである。
短編集は日本初登場時に話題を呼んだ名作短編「バッグレディの死」をはじめとする70年代から2010年代までの11作品。スカダーがまだ制服警官時代の話から親友・ミック・バルーが結婚し(!)、グローガンの店をたたむ話まで、ヴァラエティ豊かな小品ぞろいで、どれをとっても面白く、改めてブロックの短編名人ぶりを再認識した。
最新作である中編「石を放つとき」は、80歳のスカダーがエレインの友人に頼まれてストーカー対策に乗り出すというハードボイルドもの。ひざの痛みや物忘れなど、年相応の悩みを抱えながらの私立探偵稼業に、スカダーファンならジンと来る。それでも、ハードボイルドな生き方は変わっておらず、かっこいい。
マット・スカダー・シリーズは、今後新作が出るのかどうか不明で、ひょっとするとシリーズ最終作となることも予想されるため、シリーズ・ファンは必読の一冊である。

iisan
927253Y1

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