レンブラントをとり返せ: ロンドン警視庁美術骨董捜査班
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イギリスは実に階級社会であるかと思う。以前イギリスの大学教育の概要を知 ろうとしたことがあった。イギリスの基本は「高等教育はそれに相応しい階級の子 弟が行く機関」だったと記憶している。今でこそ大学は「庶民」に門戸を開いている が、それは最近のことだろう。 大学は非常に学問に秀でた将来は研究職となる人間か、会社の中で出世を経営 者の血縁人間か。 こんな埒もない「階級社会」を考えさせる作品。主人公をなるべく「無垢」の人間 として描きたかったのだろうか、これほど「庶民に理解のある純朴な正義感」とし て設定するのはいささか無理がある。 細かな点。値段を見ずに「実に格好良くワインを注文」したり、「お金に頓着する ことのない」お坊ちゃん、そんな主人公。 J・アーチャーの作品には、どれもストリーテリングの才が溢れ出ているが、基 本的に重いテーマを扱うことはない。本作品も同じで、人間を深く掘り下げるこ とや、人間の感情を細やかに描くということはない。ストーリーの面白さを味わ う作品となっている。それが悪いとは思わないが、どうしても作品全体が上滑り してしまうことも多々ある。 一人の上流階級出の人間が、警察官となり下積みから自分のキャリアを積み上 げることを目指す。知力を傾けて(いささかご都合主義的な)仕事をこなす。読む 方も難しく考えず、ただ読みやすい文章を目で追っていけば良い。アーチャーら しくスピード感も展開の面白みもある。サスペンスとしても一級品。 とと、最後の10ページまではそう思っていたが、最後はあまりにも面白くない。 はぁと思って腰が抜けそうになった。 サスペンスの謎が解けたときの爽快感も何もないではないか。 どういうつもりでこの結末にしたのか。不思議で堪らない。 途中までの出来を考えても、☆は二つが限界。 どこかで借りて読んで下さい。はぁ、なんなんだいったい。 追記: イギリスに顕著だがゲルマン系の社会では「食事」に関心を向けること自体が少ない。 ピューリタニズムの精神がそうさせるのだろう。職業上の利益はむさぼるが、感覚的 快楽を罪深いものとする。ヴェーバーの「プロ倫」を想起させる。 ゲルマン系社会を描くとき、例外なく食事シーンは貧しい。精々が付け合わせの野菜 を追加するくらいでしかない。 これがフランスの小説では大違い。ゾラが代表的だろうが実に細やかに食事シーンを 描いている。 民族的なものなのだろうが、アーチャーの描く食事も実にみすぼらしい。 | ||||
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先日、ほかのある人気作家の作品シリーズを レビューの高さをあてにして 5冊ほどまとめ買いしたのですが、 最初の一冊でがっかりし、 二冊目の後半で読むのを諦めました。 読者層が違うのでしょうか。 自分には、なぜその作者の評価が高いのか、 さっぱり理解できませんでした。 ちょっと臆病になって、 今回はまず一冊だけ購入して読み始め、 面白かったらシリーズを、とビクビク。 で、半分も読まないうちに、ぽちっといきました。 面白い。 状況が分かりやすく、興味を惹く。 長い説明的描写やあからさまなエピソードはないのに 登場人物のイメージが脳裏に描け、それがまた魅力的。 問題が積み重なり、それが解決していくカタルシス。 ページを繰る手が止まらないまま、読み終えました。 この著者の若いころの作品にもさかのぼって たくさん読む楽しみができました。 ありがたいです。 | ||||
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導入話は、良かった。本編に入っても途中まではついていけた。後半法廷の話になってからは、やたらとこむづかしく、読むのを放棄した。 自分は、大統領に知らせますかが一番好きだ。 | ||||
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会話も展開も期待通りの面白さであっという間に読み進める。 | ||||
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ページをくる手が止まらなかった。 | ||||
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