副大統領暗殺
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いつものリーチャーシリーズとは少し違った感じが良い。 | ||||
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普通なら一週間かけて読むのに三日で読み切ってしまった。主人公ジャック・リーチャーの魅力がよく出ていて、シリーズの中でも特に面白い作品だと思う。 リーチャーは放浪者だけど決して孤立主義ではない。今作では兄の元恋人と一緒に働くので必然的に親密な関係も築くようになり、それが犯人捜しの強いモチベーションにつながっている。シークレットサービスと協力して働くこと場面も多く、要人警護の手順や原則についての描写が興味深かった。 狙われた副大統領と犯人の関係は意外だけど納得できる。リーチャーと犯人の対決シーンも迫力があり、まさに手に汗握る感じ。 ラストでは冒頭で登場する高齢のミュージシャン姉弟に会いに行く。何気ないシーンだけど印象的で、深い余韻が残った。 | ||||
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梱包、配送等まったく問題なし ジャックリーチャー 次の発売が楽しみ 予約が出来るのも便利 | ||||
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副大統領の身辺警護を担う女性警護官フレイリックは、任務完遂のためリーチャーに連絡を取る。 リーチャーは元同僚のリーグリーと共に、副大統領警護の任務に就くが、脅迫者の凶暴性は強烈だった。 果たして、リーチャーとフレイリックは副大統領を守り切れるのか、というストーリー。 毎年夏が待ち遠しいリーチャーシリーズ。 本国ではリーチャーシリーズ6作目となる本作は、2008年に刊行されています。 16年前の作品を大統領選挙の年に刊行した、ということなんでしょうか。 スマートフォンもない時代の話なので、やや古さがあります。 一方、肝心の中身は非常に面白かったです。 銃撃戦などのアクションシーンは殆どありませんが、内部犯行か外部犯行かを推理する過程は興味深い。 また、細部まで描き込まれている説明などは、引き込まれます。 最後まで一気読み必至です。 年に2回くらいは刊行して欲しいシリーズです。 | ||||
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「消えた戦友」を読んだのは、2023/8月。その一年後に2002年にリリースされた本作を読むことになりました。何故「副大統領暗殺」なのか? しかし、2024年、大統領選挙の行方が気になり、尚且つ一人の女性副大統領が大統領になろうとしているこの時、出版時期としては最適なのかもしれません。現実の登場人物たちについて今更ながら私が言うこともありませんが、四年間の大統領経験を持つかつての富豪に現在の富豪が手を差し伸べ、かつての民主党のリーダーの末裔と「ヒルビリー・エレジー」の巨大な自我が共闘する構図は、漫画のようでいて漫画ではない奇妙な雰囲気を醸し出しています。誰が米国の大統領になるにせよ、世界はより悪くなっていることは自明のことで、もはや希望という言葉さえ虚しいと思えるほどにバランスの悪い地球に生きることに居心地の悪さすら感じます。いずれにしろ、私に一票を投じる権利はありません。(因みに、わずかながらですが、米国から毎月年金だけはいただいているにも関わらず(笑)) ジャック・リーチャー・シリーズ第六作。アトランティック・シティ。リーチャーはフレイリックという女性からコンタクトされ、彼女はジャックの兄・ジョーの恋人だったことを明かされ、リーチャーを雇いたいと伝えられます。理由は、「アメリカ合衆国副大統領を暗殺するため」。シークレットサーヴィスの職員でもあるフレイリックは一月に就任を控えた次期副大統領、ブルック・アームストロングの警護チームのリーダーを務めていました。そして、そのことはアームストロング宛に脅迫状が届いていることの前振りに過ぎませんでした。脅迫状の送り主は誰?本当にアームストロング暗殺が企てられているのか?リーチャーとバディのニーグリーは、フレイリックとその上司のスタイヴェサントに請われるようにしてアームストロングの警護に駆り出されることになります。 多くのページがリーチャーとニーグリー、シークレットサーヴィス側の推理に重点が置かれ、その推理の道筋には数々のミステリ的興趣が散りばめられており飽きさせません。しかし、全ては後半のアクションへの前段に過ぎず、或る教会堂でライフルが炸裂した瞬間から、アクション小説のフリークである私たちはその行動の果てを見極めるための旅路をリーチャーと共に辿ることになります。本国リリースは2002年ですので、いささか登場するIT機器、リテラシーに古さを感じざるを得ませんが、それはいつでも目を瞑ることができます。ミステリとしてのロジックさえ通っていさえすれば。 下巻の147p、「だいたい、だれも副大統領になど関心がない・・・」に始まるFBI特別捜査官と財務省職員のやり取りが期せずして合衆国副大統領の役割を看破して秀逸であり、今回民主党の大統領候補でもある現時点での副大統領は正にそうだったんだ(笑)と思わせれくれます。 そして、直接的に哀しみを描写しないリー・チャイルドは、或る人を「史上最高の警護官だった」(下巻。241p)と表現して、私の涙を誘いました。その理由は、私が常に中道右寄りでいることに起因しているわけではなく、より極端なリーダーたちによって破壊されようとしている現実世界をただただ憂いているからに他なりません。 究極のミニマリスト、ジャック・リーチャーのように行動が行動を生み、いずれはこの世界に穏やかな正義が訪れますように、祈って止みません。 ◻︎「副大統領暗殺 上・下 "Without Fail"」(リー・チャイルド 講談社文庫) 2024/8/25。 | ||||
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