死者は噓をつかない
- 認知症 (79)
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昨今の海外ドラマなどの長い作品のボリューム感に慣れてしまったためか、盛り上がりきらずに終わったなといつ印象です。 唯一の味方である教授があっさり亡くなったあたりで少し冷めてしまいました。 設定は面白いので実写でどのように料理されるか楽しみです。 | ||||
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幽霊が見えるという誰もが思いつくような設定を、著者らしい少年主人公のリアルな世界観で物語を描いている。 もう少し少年の友人と協力したり、冒険するような展開があればさらに良かった。 | ||||
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あの『キャリー』他でお馴染みの巨匠のホラー作品を初体験。設定がとにかくユニーク。 | ||||
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読み始めは…よそよそしいキングと云う印象があった。久しぶりに読むキング作品だからか?作風の変化か、それとも作者の企みか…フレンドリーに語りかけてくる物語は少しずつ語り手が遭遇することになる事件に近づいていく、怖いのは人間!?いやキングはスーパーナチュラルを忘れてはいない。霊魂だけではない、何故か、何者か、そこに取り憑いたモノ…物語は終わってはいない。「笛吹かば、汝は現われん」彼がつきまとう霊魂を退けたときにかけた呪は「笛吹かば、我は現われん…」と返される。 | ||||
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この本の紹介を読んで「アレ?」と思っていた。 死者を見ることができ、話もできる少年、という設定はあの『シャイニング』を思わせるし、特別に酷い死に方をした死者以外は普通の生きている人と見分けがつかない、当然話をしても普通に知り合いと話すのと変わらない、というのはあの有名映画と似すぎていると感じたからだ。 実際読んでみても、さすがに当代最高のエンタテインメント作家だけに面白い「読ませる」作品なのだが、その能力を使って連続爆破魔と対決するというのも予想通りだし、その過程で遭遇することになる "死の光" についてもページ数が少ないせいか描写があっさりしていると思っていたのだが・・・ 事件解決後の展開を読んで「なるほどそうか」と納得した。 おそらくキングがこの小説で本当に書きたかったのはこの後日譚のような部分なのだ。 キングのファンなら彼の父親が失踪しており、母親の女手ひとつで育ってられた経緯はご存じだろう。だからキングはある種のあこがれをこめて「父と子」の物語を書き続けてきた。 この小説はその「父と子の物語」の陰画、子供に何も伝えることなく消えてしまい、そのくせ遺伝子の形で資質を子供に一方的に押し付けた父親に対する恐怖を描いた作品なのだ。 子供は父親を選ぶことはできないし、その遺伝形質が仮に病原になるようなものでも拒むこともできない。その不条理を納得できるのは父親が我が子に自らの意志できちんと接し、「この人が自分の父親なのだ。だからこの人がくれた人生をこの人が伝えてくれた資質で生きていくのだ。」ということを受け入れさせてくれた時だけだ。 ラストで「ある人物」から自分がお前の父親だ、と告げられた時、ジェイミー少年は何も言わずに背中を向け立ち去る。 自分の中にある能力について尋ねることも、恨み言のひとつも言うことなく。 その人物がカミングアウトしたのは自らの意志ではなく、ただ尋ねられたことについて「死者は嘘をつかない」からに過ぎないのだから。 この作品中、キングはしつこいぐらいに「これはホラーストーリーなのだ」と繰り返している。 真の恐怖は爆弾魔セリオーでも死の光でもなく、父との断絶によりキング自身の分身ジェイミー少年が抱え込みことになったもの・・・・この小説はエンタメ小説の形をとった、キングの極めて私的な恐怖を語った私小説なのだと思う。 | ||||
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