あの夏が教えてくれた



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初公開日(参考)2024年03月
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長編小説

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あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)

2024年03月29日 あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。高校に馴染めず、友達は一人もいない。静かすぎるその町で最近大事件が起きた。町最大の企業に勤める黒人女性が不審な失踪を遂げたのだ。捜査中の保安官が、ボーディが慕っている隣人のホークを訪ねてきた。女性はかつてホークの部下で、ふたりのあいだには噂があったという。思いがけない事件が、ボーディの日常に不穏な影を落とす――。現実に悩みながらも、少年は鮮やかに成長する。『償いの雪が降る』の著者による心震える青春ミステリ!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

あの夏が教えてくれたの総合評価:8.69/10点レビュー 13件。Bランク


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No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

安心して読める、味わい深い青春ミステリー

エスケンスの邦訳第4弾。ボーディ・サンデンが主役となる作品では2作目で、ボーディという人格が形成される高校生時代を描いた青春ミステリーである。
1976年、ミズーリ州の田舎町で母と二人で暮らす15歳の高校生のボーディ。通い始めた高校には馴染めず、親しい友達もなく、16歳になったらこの町から脱出するという夢だけが頼りという日々だった。ある日、上級生のジャーヴィスたちが学校で唯一の黒人生徒であるダイアナに嫌がらせをしようとしたのを阻止したことから、ボーディはジャーヴィスたちに目をつけられてしまった。ジャーヴィスたちの襲撃を何とか逃げ切って帰宅したボーディが信頼する隣人・ホークを訪ねると、そこに保安官がやって来た。二週間ほど前に失踪した黒人女性の捜査の一環で、かつてホークはその女性を雇っていたことがあるのだという。町を騒がせす事件にホークが関わっているのだろうか? さらに、近所に引っ越してきた黒人一家の少年・トーマスのことも気掛かりで、ボーディの日常はにわかに騒がしくなった…。
当たり前のように人種差別が横行する田舎町で育ちながら偏見を持たないボーディだったが、ホークやトーマスと関わることで、自らの内にある意識しない差別感情に気付かされる。さらに、外見からは窺えない人々の悩みや秘密を知り、のほほんとした少年から成熟した大人へと成長していく。ミステリーとしての構成は平凡だが、実に味わい深い成長物語として読み応えがある。
謎解きやサスペンスを求めず、正義の人の誕生物語として読むことをオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(5pt)

推理文庫

あの夏が教えてくれたという題名に惹かれて購入しました。秋の夜長に読みたいです。
あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)より
4488136117
No.11:
(3pt)

勧善懲悪

とにかく不正義な悪人は全員死をもってエンディングを迎える。但しホークの死を除いてはね。
あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)より
4488136117
No.10:
(5pt)

感動しました

ボーディは夏休みに起きた事件後、大学に行こうと心に決めた。それは2度目の父親ともいえる隣人のホークの影響だろう。彼はこの夏休みに人生の大きな岐路に立ち前にふみだしたのだ。その成長の過程が記されている。
ミステリーの要素を抜いても読み応えはある。
映画「少年時代」の原作、柏原兵三の長い道を読み返したくなった。
あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)より
4488136117
No.9:
(5pt)

ずっと読んでいたかった・情緒的・夏の香りの余韻に浸る

この作者の翻訳作品は全て読んできて、私はこれが1番好きです。元弁護士の著者ですが既に何作も書いているので流石に文章が上手く、無駄のない美しい流れで、すーっと物語に入っていけます。今作が展開されるのと同じような時期、暑い夏に読んだのもあり、この舞台の情景が容易に想像できました。独特の夏の香り、子供から見た田舎特有の閉塞感と、ここを出て自分で将来を開いていくんだという決意や不安、家のすぐそばの自然の中での時間、引っ越してきた子との友情と冒険・・・。サスペンス要素もたくさんですが、とにかくノスタルジーに溢れています。主人公は経済的に厳しい家庭、なおかつ差別主義の人間が多い排他的な田舎と、環境としては最悪に近いと思うけれど、それでも、ウォリーやホーク、エルギン家の「善良な人たち」が同じ通りのご近所さんというのが本当に良かった。読んでいくうちに、この人たちの幸せを心から願っていました。人種や同性愛など、とてもデリケートで深いテーマを扱っていながら、全く説教じみておらず、本質的なもの・根本にあるのは人間の優しさだと思わせてくれました。情緒的で、文学的。読み終わってしまうのが怖くて、悲しくて、まだまだこの物語の世界観に浸っていたい、そんな本です。
あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)より
4488136117
No.8:
(3pt)

いまいち

償いの雪が降る、感動で読み終わったが。この作品は田舎住みの青年ボーディの青春作品、悪さをする一族をとことんまで悪人だらけにする(..)ストーリーが雑しぎて期待外れ星3以上は付けられません。
あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:あの夏が教えてくれた (創元推理文庫)より
4488136117



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