ボストン図書館の推理作家
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設定が面白く、二重三重の構成に大いに期待したが、いろいろな登場人物や事象が回収されずに終わってしまう。残念! | ||||
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本書はオーストラリア在住の推理作家、ハンナと米国・ボストン在住の作家志望、レオとの間で交わされるメールのやり取りの間に入れ子のようにハンナが創作した「スリラー」が語られ、かなり特異な構成によって成立しています。メインは、ハンナが創作したスリラーにあります。 ボストン公共図書館の閲覧室で偶然隣り合って座った四人の男女が突然館内に轟く女性の悲鳴を聞きますが、その姿を見つけることができません。そのことをきっかけに四人は友情を深めていきます。 主人公はオーストラリア人の新進作家、フレディ。そこで彼女は、ボストンのベストセラー作家、ケイン、ハーバード大学院生のウィットとマリゴールドと知り合います。そして、見つかる女性の死体。尚且つ、書き手のハンナは早々にフレディ以外の三人の中に犯人がいることを明かしてしまいます。一体誰が?何故?書けるのはやはりここまででしょう(笑)。 ハンナとレオとの間で交わされるメールのやり取りの愉快さに比して、メインの作中作はどうだったでしょうか?私にはあまり面白いとは感じられませんでした。無能なボストン警察(笑)。そして我が国には「新本格」と言われる面白いミステリ群がありますので、それと比べるべくもない。 しかしながら、このスリラーは現在の「ボストン」をオーストラリア人視点で的確に描写しているように思えます。「スペンサーのボストン」、デニス・ルヘインが描くボストンとは異なる等身大のボストンが(ドーナツ・ショップを含め(笑))爽やかに描かれています。 内容よりも私はボストンのノース・エンドに思いを馳せながら読み続けました。それもまた読書の醍醐味だと思います。 □「ボストン図書館の推理作家 “The Woman in the Library”」(サラーリ・ジェンティル 早川書房) 2024/3/13。 | ||||
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