ナッシング・マン
- サスペンス (353)
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一気呵成に読み通すことができなければ、「恐怖小説」や「推理小説」はその価値 を著しく減じる。この意味で本書は「失敗作」だろう。 このような倒述法で物語を構成する小説は数多い。 代表的な作家はトマス・H・クックだろうか。クックの小説はいずれも緊密な 文体で、読み始めに持った違和感から生ずる恐怖感が最後まで続く。クックのよ うなクオリティは求めないが、少なくとも緊張感が続かなければ、小説を読む面 白みは減じてしまう。 本作品はその「緊張感」がかなり低い水準のまま綴られている。強烈な恐怖も、 次に何が起こるのかを期待することもない。一つには著者の文章がいかにも「作り 物」めいていて、リアリティを感じさせないことにある。主人公(被害者の方)の感 じていることも、読者にはほとんど通じない。よって、いかにも「怖いだろう」と いうレトリックもうんざりするだけだ。 最初の思わせぶりな主人公(加害者の方)の行動も独白も、著者の意図が見えす ぎて興ざめしてしまう。ストーリーテラーとしての才もどうなのか、まったくス トーリーにスピード感がない。だらだらとした叙述は読み続けることも困難にす る。作中作の物語も文章の密度が低く、どこまで作者の自己満足に付き合ってい たらいいのやら、まともに読み込むこともできなかった。 否定的な文章ばかり書いたが、この作品は受け取り方・読み取り方に大きな個 人差がでるだろう。私は、この手の「恐怖小説」「推理小説」では、とにかくページ をめくる手が止まらないほどの、緊迫感のある作品しか読み気がしない。 その意味では、本書を読んだ私とこの作品と著者は全く不幸な出会いをしたも のだ。 それしか感想がない。 全くお勧めしない。 | ||||
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強姦殺人魔が被害者の生き残った娘に追い詰められるという逆転の構図。それは娘による復讐か、はたまた父の死の隠蔽か? | ||||
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本の状態がすごくよくて満足です。北海道だからかもしれませんが、予定の日付には受け取れませんでした。 | ||||
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地元新聞の書評がよかったので読んでみた。 他のレビュアーも記述しているが、前半が長い。 本書には随所にイヴが綴ったノンフィクション小説の内容がそのまま記載されているのだが、「ナッシング・マン」が犯した各事件の記述がとても詳細に描かれている。インタビュー等で情報収集したことになっているが、中には既に亡くなった被害者もいるのに何故こんなことまでわかるのか。内容を盛り上げるためなのだろうけど、こうなると逆に信憑性が薄らぐのではないか。被害者たちの人生の記述もくどい。加えて、当時の警察の捜査も何をしてたんだろうと。 内容がなかなか進展しないことから、中だるみを感じた。 だが犯人がイヴのサイン会に行くあたりから、にわかにおもしろくなる。 終盤は緊迫感のある展開で、ページをめくる手が止まらなくなり一気にエンディングへ。 一転して物語に満足感を得ると、前述の自分の批判についても、事件の残忍さや恐怖感、被害者それぞれの貴重な人生が奪われたことを強調したかったのだろうと、寛容に思い直すことができた。 でも反面、このあたりがもう少し簡素化されていたら、重心が後半に置かれて内容がより盛り上がったのでは、とやっぱり思うのであった。 | ||||
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過去の連続殺人犯が、生き残ったかつての子供が、大人になって書いた本を読むという視点で描かれてます。裏では今までにない、壮大な計画があり、読み始めると一気読みしたくなる程の魅力的な本です。読み終わって、爽快さを味わえます。 | ||||
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