夜明けまでに誰かが

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種別
長編
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1,046回
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1
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3
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あらすじ

2025年07月30日 夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)

高校生のレッドは友人3人、お目付役の大学生2人とキャンピングカーで旅行に出かけた。だが人里離れた場所で突然何者かに狙撃され、車に閉じ込められてしまう。午前零時、狙撃者はレッドたちにある要求を突きつける。6人のうちのひとりが秘密をかかえている。命が惜しければそれを明かせ。制限時間は夜明けまで。レッドたちは必死で助けを求めつつ、互いの秘密を探り合うが……。『自由研究には向かない殺人』の著者が放つ、アメリカで初版50万部の傑作サスペンス!(「BOOK」データベースより)

評判

夜明けまでに誰かがの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

夜明けまでに誰かがの総合評価:

9.00/10点 レビュー 7件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

信じたいのに信じきれない、疑心暗鬼の密室の恐怖

「向かない」シリーズで人気爆発したホリー・ジャクソンのシリーズ外作品。大型キャンピングカーで出かけた6人の若者が携帯も通じない場所で銃撃され、閉じ込められる密室サスペンスである。
高校生のレッドは無二の親友のマディ、同級生のサイモン、高校は違うが同級生のアーサー、お目付役としてマディの兄のオリヴァーとその恋人のレイナの6人で大型キャンピングカーでキャンプ場を目指していた。ところが道に迷い、立ち往生したところを何者かにタイヤと燃料タンクを銃撃され、まったく動けなくなった。パニックになった6人に追い討ちをかけるように、銃撃犯からトランシーバーが届き、6人の誰かが秘密を抱えており、本人がそれを明かさない限り解放しないと命じられた。期限は翌日明け方まで、車から逃げようとしたら撃つという。誰が秘密を抱えているのか、仲良しのはずの6人の間で疑心暗鬼の神経戦が繰り広げられることになった…。
逃げ場のない状況での腹の探り合いという、よくあるワン・シチュエーション・サスペンスにタイムリミットの緊迫感が加わり、読み進めるにつれてスリルが高まっていく。さらに、6人のキャラクターがきちんと立てられており、なるほどこう動くか、こう言うかと納得できるエピソードで畳み掛けてくるところは上手い。ただ、主人公のレッドの秘密が仄めかしばかりでなかなか明らかにされないため、中盤ややダレ気味なのが惜しい。
「向かない」シリーズとは異なるテイストを楽しめるミステリーとしてオススメする。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(5pt)

ホリー・ジャクソンが本物だったことが証明された

自由研究シリーズは、今風なポッドキャストやSNSなどを活用し、それに合わせたページの使い方も見事な青春みミステリーでした。シリーズだったので、ある種一発屋の可能性もあったのですが。今作で見事に一流ミステリー作家であると証明してくれました。

海外物が苦手な人は、名前や地名が覚えにくいことが理由に挙がることもあるかと思いますが、この作品に関しては杞憂です。登場人物は少なく、ほぼキャンピングカーに閉じ込められたままなので、覚えることが多くありません(つまり映像化も費用がかからなそう…)。
そういった状況の中、「こういう密室系ミステリーかなぁ」と想像しながら読みましたが、なかなかハラハラドキドキさせてくれます。ちょっとだけ「六人の噓つきな大学生」みたいな空気感ですが、こちらは人が死にます。
極限状態を作り出して…、という作品は他にもたくさんあるかと思いますが、伏線の張り方や回収も見事です。
個人的には、イライラさせてくれるキャラクターもいたのですが、それはそれで楽しかったです。読後感は、「ふぅ。一気に読んじゃったな。また、この作家の本が出たら買おう」というシンプルな気持ちでした。
夜明けまでに誰かが (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)より
4488135099
No.5
(5pt)

最高

最高に面白い!
「向かないシリーズ」から全て読んでますが、裏切られた事ないです!
次作にももちろん期待。
夜明けまでに誰かが (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)より
4488135099
No.4
(4pt)

期待以上の作品でした

ホリー・ジャクソンは初めて読みました。  すべりだしP100までは、若者中心の作と諦めムードで読んでましたが、6名それぞれが秘密を打ち明け始めたあたりから引き込まれていきました。  年上の仕切り屋オリヴァーには、イラッとさせられましたがこの年代特有の所作と諦め読み進めた感じです。 序盤で疑問符?がたってた部分は最後に判明しスッキリ、ストーリーのテンポ的には回りくどい感じを受けました。 他の作品は機会があれば、読みます。
夜明けまでに誰かが (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)より
4488135099
No.3
(4pt)

物語のリーダビリティとツイストは見事

ピップシリーズをすべて読んでいます。
今回はピップとは独立した新作とのことで迷わず購入。二日間で読了しました。
登場人物の少なさから、読者は混乱することなく掘り下げられたキャラの魅力を堪能できる筆さばきでした(ピップシリーズは登場人物が多かったので、私は混乱したこともしばしばありました。)。
リアルタイムで進行する(8時間の物語ですが、それはまさに読書時間とほぼ同等ではないでしょうか?)展開には手に汗を握りますし、脱出不能で閉じ込められた車内は読者にも閉塞感を抱かせる優れた舞台装置でした。
最後の顛末は、意外性を兼ね備えた決着と爽快な幕引き。希望を感じさせる明るさも垣間見え、終始暗くどんよりとしていた物語世界に朝日がさしたかのような印象もあります。

…ただ、いくつか不満な点もあります。
・序盤で特に、主人公レッドの思わせぶりな回想、妄想、比喩を交えたツッコミが多すぎ。何かしら起こるとすぐにウダウダ停滞するのが反復され、テンポが悪すぎ。能書きやジョークも食傷気味でした。キャラを深めるのは良いのですが、欧米特有のクドさを感じました。
・些末などうでも良い情報が反復され過ぎです。たとえば、物語舞台である「RV車の全長が31フィート」であることが何度も何度もしつこく(数えたら17回)言及されますが、特に意味はありません。
・(ネタバレ注意)どうしようもない悪人二人が最後この世から退場するのですが、自分たちの罪に関して一切の悔恨や反省を抱かせないまま一瞬で旅立たせるのはいかがなものか?そりゃあ爽快でカッコよくはありますが、レッドやレッドの父親はあの後始末で心の澱を払うことができるのでしょうか?

良作ではありましたが、端正で率直な(例えば東野圭吾みたいな)文体で書かれていたらもっとずっと良かっただろうな、と思いました。
夜明けまでに誰かが (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)より
4488135099
No.2
(5pt)

ホリー・ジャクソンの新作サスペンスの翻訳。

一、あれこれ
◯まずは、ホリー・ジャクソンの作品が、『自由研究シリーズ』(ピップシリーズ)に引き続き翻訳されたことがうれしい。
ヒップシリーズは謎解き中心のシリーズだったが、今回はスリラー・サスペンスである。
◯主人公レッドを含む若い男女6人がキャンピングカーで旅行に行ったところ、携帯電話も届かない場所に入り込み、狙撃されて車を壊され、狙撃者から狙い続けられて、車から脱出できないという厳しい状況に陥る。狙撃者は、6人のうちの1人が秘密を抱えているはずで、朝までにその秘密を明かせと要求してくる。6人は脱出法を考え、実行するが、どれも失敗に終わり、6人の中に狙撃者への内通者がいるのではないかという疑いが湧いてくる。①狙撃者は誰で、②内通者は誰で、③秘密を抱えているのは誰で、④どういう秘密なのか、⑤なぜ狙撃者はその秘密を知りたいのかなどの謎を考えていくが、タイムリミットの夜明けが迫り・・・。
二、私的感想
◯これが『自由研究シリーズ』の作者の新作なのかという違和感(のようなもの)が後半まで付きまとったが、お話とダイナミックな展開そのものは面白く、一気に最後まで読むことができた。
◯原書の海外アマゾンレビューを読んで、またちょっと驚いた。たいへん高評価で、賞賛レビューがズラズラ並んでいる。そこまでの傑作とは・・??
◯しかし、もし、本書がホリー・ジャクソンの作品でなく、本邦初紹介の作家さんの作品であったなら、大技小技を駆使したサスペンス展開に感心して、☆☆☆☆☆を付けたと思う。『自由研究シリーズ』はもう終わったのだから、新たな出発を祝して、☆☆☆☆☆。
◯真相は大胆に暗いが、その分印象に残る。
◯次作もぜひぜひ翻訳を。
夜明けまでに誰かが (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 夜明けまでに誰かが (創元推理文庫)より
4488135099

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