夜明けまでに誰かが
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10代後半4名と20代初め2名(男女3名ずつ)で、キャンピングカーに乗って楽しいキャンプ旅行に出かけた6人。 ところが人里離れた場所でナビが利かなくなり道に迷った矢先、突然思いがけない襲撃に遭う。敵は見えない。全員携帯電話が通じない。 動揺しつつも、リーダーの指示に従い一致団結して何とか困難を打破しようとチームワークよく積極的に行動を起こすところは、若さと前向きな強さにあふれた青春物語だなと思いながら読んでいた。 ところが中盤のある事件で、内容は一気にシビアになる。そして追い詰められていくに従い、あるメンバーの本性が悪い意味でむき出しになっていき、新たなる敵に。 後半はしっかりサスペンスフルで、ページをめくる手がとまらなかった。 主人公レッドの亡くなった母親への想いには、個人的に自分と重なるところがありじーんときた。 どんでん返しの展開、終盤一連のエピソードにはこれまた驚いたが、―――読後感は悪くない(エラそうだが)。 | ||||
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一、あれこれ ◯まずは、ホリー・ジャクソンの作品が、『自由研究シリーズ』(ピップシリーズ)に引き続き翻訳されたことがうれしい。 ヒップシリーズは謎解き中心のシリーズだったが、今回はスリラー・サスペンスである。 ◯主人公レッドを含む若い男女6人がキャンピングカーで旅行に行ったところ、携帯電話も届かない場所に入り込み、狙撃されて車を壊され、狙撃者から狙い続けられて、車から脱出できないという厳しい状況に陥る。狙撃者は、6人のうちの1人が秘密を抱えているはずで、朝までにその秘密を明かせと要求してくる。6人は脱出法を考え、実行するが、どれも失敗に終わり、6人の中に狙撃者への内通者がいるのではないかという疑いが湧いてくる。①狙撃者は誰で、②内通者は誰で、③秘密を抱えているのは誰で、④どういう秘密なのか、⑤なぜ狙撃者はその秘密を知りたいのかなどの謎を考えていくが、タイムリミットの夜明けが迫り・・・。 二、私的感想 ◯これが『自由研究シリーズ』の作者の新作なのかという違和感(のようなもの)が後半まで付きまとったが、お話とダイナミックな展開そのものは面白く、一気に最後まで読むことができた。 ◯原書の海外アマゾンレビューを読んで、またちょっと驚いた。たいへん高評価で、賞賛レビューがズラズラ並んでいる。そこまでの傑作とは・・?? ◯しかし、もし、本書がホリー・ジャクソンの作品でなく、本邦初紹介の作家さんの作品であったなら、大技小技を駆使したサスペンス展開に感心して、☆☆☆☆☆を付けたと思う。『自由研究シリーズ』はもう終わったのだから、新たな出発を祝して、☆☆☆☆☆。 ◯真相は大胆に暗いが、その分印象に残る。 ◯次作もぜひぜひ翻訳を。 | ||||
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