五百万ドルの迷宮



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

7.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

5.00pt ( 5max) / 5件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []C
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

42.00pt

37.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1988年08月
分類

長編小説

閲覧回数1,131回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数1

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)

1999年05月31日 五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)

フィリピン新人民軍の指導者を五百万ドルで買収し、香港へ亡命させろ―テロリズムの専門家ストーリングズのもとに大仕事がまいこんできた。彼は工作を手伝ってもらうため、中国人ウーとそのパートナー、デュラントら、海千山千のプロを極東に集結させる。それぞれの思惑が交錯するなか、五百万ドルをめぐる虚々実々のゲームが開始された!巨匠の代表作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

五百万ドルの迷宮の総合評価:9.50/10点レビュー 6件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

騙しのプロ5人が入り乱れる、究極のコンゲーム

クライムノベルの巨匠・ロス・トーマスの1987年の作品。フィリピンの反政府組織指導者を500万ドルで亡命させる仕事を請け負ったテロ専門家が海千山千の曲者たちを集め、虚々実々の駆け引きを繰り返す、複雑で精緻なコンゲーム・サスペンスである。
テロ専門家・ブースは仕事先をクビになったのだが、それを待っていたかのように「フィリピンの反政府組織NPAの指導者・エスピリトに500万ドルを渡して香港に亡命させる」という仕事が飛び込んできた。ブースの報酬は50万ドルだという。ブースとエスピリトには第二次大戦時、一緒に日本軍と戦った経緯があり、エスピリトが取引き相手としてブースを指名したのだという。訳ありの胡散臭い仕事だったが、高額の報酬に釣られてブースは引き受け、フィリピン事情に通じた4人のプロをマニラに集め作戦を開始する。ところが、一癖も二癖もある曲者揃いのメンバーは「50万ドルの報酬の山分けではなく、500万ドルを全部もらってしまえ」という結論に達した…。
500万ドルを出す黒幕はもちろん、仲介者、反政府組織を騙すのは当然として、さらにメンバー内でも様々な思惑が絡み合い、誰もが誰も信用できないカオスなコンゲームが繰り広げられるのが痛快。ストーリーは複雑怪奇だが、5人のメンバーの個性がクリアに描かれているので物語を理解するのは難しくない。メンバーがそれぞれの得意技で仕掛ける騙しが全て「最後は金」という一点で集約されており、これぞ究極のコンゲームである。
コンゲーム、ノワール・サスペンスのファンには絶対のオススメだ。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

著者の最高傑作にも挙がるクライム・ノヴェル

テロの専門家に奇妙な依頼がきて・・・というお話。

金を巡り、登場人物たちが様々な駆け引きをし・・・というのはこの著者のお得意なパワーゲームですが、そこは巨匠だけあって類型的でもただのサスペンスにせず、登場人物のやりとりに緊張感を孕ませ、唯一無二の作品に仕上げております。

それと、他の作品でも書いたかもしれませんが、文章にピーンと張った緊張感がありますが、それでいながらユーモアがあるという、これもまたこの人にしか出来ない名人芸を発揮しております。実際の書き手にファンが多いのもこの辺が理由ではないかと思います。

いまだに根強い人気のある人ですが、どういう訳か未訳になっている物も多数あるのし、絶版で入手しにくい物も多いのが不可解ですが、同じ作品でも二読三読に耐えるので、同じ作品でも繰り返し楽しめるのでまぁいいかとか考えております。

最高傑作の誉れ高い作品。是非ご一読を。
五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151001360
No.4:
(5pt)

いいですね!ロストーマス

ロストーマスのラインアップでは、かなりの数が廃刊になっており、現在、読めるのは限られております。
ハヤカワ系の中でも、傑作「黄昏にマックの店で」のメジャーどころしかないでしょう。
立木(?)書房にて出版されたものは、ほぼ読めないんじゃないでしょうか。
そういった意味でも、中古が入手できるのはありがたい。あとは図書館ですねぇ。
ロストーマスファンの方は復刊にむけて頑張りましょう。
五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151001360
No.3:
(5pt)

ウー&デュラントのシリーズの第一作

ウー&デュラントのシリーズの第一作。60を迎えて解雇されたテロリズムの専門家ストーリングスに、フィリピン新人民軍の指導者を500万ドルで買収し香港へ亡命させるという仕事が入る。仕事を引き受けはしたが500万ドルをそのまま渡すつもりはない。そしてこの仕事のために、元シークレットサーヴィスの女ジョージア、詐欺師アザガイ、自称中国皇帝継承権主張者ウーとそのパートナーのデュラントが集まる。ストーリー展開は実に淡々としていますが、登場人物たちの微妙な駆け引きを楽しみ、会話のやりとりに漂うユーモアを楽しみ、コンゲーム小説の醍醐味を十二分に味わうことができます。この小説を楽しめたら「大賭博」と「獲物」もおすすめ。ストーリングズ、ウー、デュラント達が登場します。
五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151001360
No.2:
(5pt)

コンゲーム小説の醍醐味

ウー&デュラントのシリーズの第一作。60を迎えて解雇されたテロリズムの専門家ストーリングスに、フィリピン新人民軍の指導者を500万ドルで買収し香港へ亡命させるという仕事が入る。仕事を引き受けはしたが500万ドルをそのまま渡すつもりはない。そしてこの仕事のために、元シークレットサーヴィスの女ジョージア、詐欺師アザガイ、自称中国皇帝継承権主張者ウーとそのパートナーのデュラントが集まる。ストーリー展開は実に淡々としていますが、登場人物たちの微妙な駆け引きを楽しみ、会話のやりとりに漂うユーモアを楽しみ、コンゲーム小説の醍醐味を十二分に味わうことができます。この小説を楽しめたら「大賭博」と「獲物」もおすすめ。ストーリングズ、ウー、デュラント達が登場します。
五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151001360
No.1:
(5pt)

コンゲーム小説の醍醐味

ウー&デュラントのシリーズの第一作。60を迎えて解雇されたテロリズムの専門家ストーリングスに、フィリピン新人民軍の指導者を500万ドルで買収し香港へ亡命させるという仕事が入る。仕事を引き受けはしたが500万ドルをそのまま渡すつもりはない。そしてこの仕事のために、元シークレットサーヴィスの女ジョージア、詐欺師アザガイ、自称中国皇帝継承権主張者ウーとそのパートナーのデュラントが集まる。ストーリー展開は実に淡々としていますが、登場人物たちの微妙な駆け引きを楽しみ、会話のやりとりに漂うユーモアを楽しみ、コンゲーム小説の醍醐味を十二分に味わうことができます。この小説を楽しめたら「大賭博」と「獲物」もおすすめ。ストーリングズ、ウー、デュラント達が登場します。
五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:五百万ドルの迷宮 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151001360



その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク