獲物



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獲物 (Mysterious press)
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初公開日(参考)1995年08月
分類

長編小説

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獲物 (Mysterious press)

1995年08月01日 獲物 (Mysterious press)

ハリウッドの女優兼監督のアイオニ・ギャンブルは、婚約者だった映画プロデューサーを殺害した容疑で起訴された。だが彼女は、泥酔していたため事件当夜の記憶を失っていた。アイオニの弁護士は、〈ヘルプ〉なる人材派遣組織によって催眠術師の兄弟を送ってもらい、彼女の記憶を呼び戻そうとする。ところが、催眠術を数度試みた後、その兄妹が失踪した。催眠中の告白をネタに、兄妹あるいは他の何者かが脅迫してくる恐れが生じてきた。信用問題にも関わる事態に直面し、〈ヘルプ〉の会長は、二人の男に兄妹の捜索を依頼した。トラブル処理を扱うウーデュー有限会社の凄腕の男、アーティ・ウーとクレイシイ・デュラント。高額の報酬を条件に、彼らは依頼を引き受けるが、それを聞きつけた昔の仲間、詐欺師のアザカイ・オヴァビイと、テロリズムの権威にして山師のブース・ストーリングズが割り込んできた。さらに刑務所から出所したばかりの元シークレット・サーヴィス局員の美女ジョージア・ブルーも加わり、彼らは仕事に着手する。だが、この一件、意外に奥が深かった。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

獲物の総合評価:9.67/10点レビュー 6件。Bランク


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(8pt)

曲者たちを自在に動かす作者の辣腕にうっとり

「五百万ドルの迷宮」の5人組が5年ぶりに帰ってきた。舞台をL.A.の映画界に移し、映画女優が恐喝される事件を見事に解決するスピーディーで楽しい謎解きアクション小説である。
女優のアイオニは婚約を破棄した相手を殺した疑いで逮捕されたのだが、彼女は酔っていて当日の記憶がないという。アイオニの弁護士は彼女の記憶を呼び起こすためにイギリスの専門人材派遣会社から催眠術師の兄妹を呼び寄せた。ところが、催眠術師兄妹はアイオニに三度、催眠術をかけた後に姿を消してしまった。催眠術師兄妹あるいは他者による脅迫などを危惧した派遣会社は、ことが起こらないうちに催眠術師兄妹を探して欲しいと、ウーとデュラントの「トラブル処理会社」に依頼してきた。ウーとデュラントが大金が絡んだ仕事を受注したことを知ったアザガイは老友ブースとともに話に割り込んできた。ちょうどその時、5年間服役してきたブルーがマニラの刑務所から出所したため、ウーは彼女も仲間に加えることにした。かくしてL.A.に集まった5人はそれぞれの特技を発揮して、狡猾な脅迫者に立ち向かっていく…。
前作同様、5人の個性的な詐欺師たちが協力し合いながら、反発し合いながら事件を解決していくストーリーは読み出したら止まらない面白さ。文句なしの傑作エンターテイメントである。
前作にハマった人、ロス・トーマスのファンはもちろん、コン・ゲーム系がお好きな方にオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5:
(5pt)

いいですね!ロストーマス

ロストーマスのラインアップでは、かなりの数が廃刊になっており、現在、読めるのは限られております。
ハヤカワ系の中でも、傑作「黄昏にマックの店で」のメジャーどころしかないでしょう。
立木(?)書房にて出版されたものは、ほぼ読めないんじゃないでしょうか。
そういった意味でも、中古が入手できるのはありがたい。あとは図書館ですねぇ。
ロストーマスファンの方は復刊にむけて頑張りましょう。
獲物 (Mysterious press)Amazon書評・レビュー:獲物 (Mysterious press)より
4152079452
No.4:
(5pt)

なぜか楽しそう

ロス トーマスの世界は嘘と裏切りと金次第でその時その時で見方についたり敵になったり。                           それなのになぜか楽しそう。
獲物 (Mysterious press)Amazon書評・レビュー:獲物 (Mysterious press)より
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No.3:
(5pt)

全タイトルの復刻を!

ロス・トーマスは、その主要な日本語翻訳版が殆ど絶版である。むしろ、いまだに入手可能なタイトルの方が奇跡的だ。

このタイトルもさすがに巨匠の手にかかると、いつもの登場人物の心理描写を排した複雑な展開と、生き生きと書かれたクセのあるキャラクター達で、一気にラストまで駆け抜ける。
元々ストーリー性をもたせるより、人物描写や会話に比重を置いた作家である。登場人物の執拗なまでのディテールにこだわり、複数のプロットの同時進行により、作品に劇的なまでの疾走感を加速させる。そして、全作品に流れる世界の番人アメリカへの諦めと不信感。
それは処女作から遺作まで、作家トーマスが貫いたクリエイティブ・スタイルだった。

早川からの日本語翻訳版のタイトル名は、トホホが多い(女刑事の死とか、五百万ドルの迷宮とかね・・)のだが、こちらはわりとストレート勝負(原題は、voodoo ltd)。さらに原著版と読み比べても、菊池氏の翻訳は素晴らしいのひと言に尽きる。原文の持つミステリアスな雰囲気の文体はそのままに、味のある日本語によく訳してあるプロの仕事。原文もそんなに難しい言い回しや単語は使っていないので、機会がある時にでもぜひ原著の一読をお薦めする。
獲物 (Mysterious press)Amazon書評・レビュー:獲物 (Mysterious press)より
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No.2:
(5pt)

冴えわたるプロッティング

ハリウッドの女優兼監督アイオニ・ギャンブルは婚約者だったプロデューサーの殺害現場で泥酔状態で発見され逮捕される。 彼女は無実を主張し、催眠術師を呼んで記憶にない当日のを再現しようとする。 しかし催眠術師は、アイオニ・ギャンブルが催眠状態で喋った内容のテープを持ったまま蒸発。 そこで催眠術師を捜すために雇われたのが、あのウー&デュラント達の面々(「五百万ドルの迷宮」にも登場)。 読者に先を読ませないプロッティングは相変わらず冴えわたっており、ページをめくる手が止まらなくなること請けあい。
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No.1:
(5pt)

冴えわたるプロッティング

ハリウッドの女優兼監督アイオニ・ギャンブルは婚約者だったプロデューサーの殺害現場で泥酔状態で発見され逮捕される。 彼女は無実を主張し、催眠術師を呼んで記憶にない当日のを再現しようとする。 しかし催眠術師は、アイオニ・ギャンブルが催眠状態で喋った内容のテープを持ったまま蒸発。 そこで催眠術師を捜すために雇われたのが、あのウー&デュラント達の面々(「五百万ドルの迷宮」にも登場)。 読者に先を読ませないプロッティングは相変わらず冴えわたっており、ページをめくる手が止まらなくなること請けあい。
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