急斜面



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    初公開日(参考)2023年02月
    分類

    長編小説

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    急斜面

    2023年02月07日 急斜面

    違法を覚悟でおじの遺灰を撒くべく、クロイトナー上級巡査はスキーシーズンのヴァルベルク山へ登った。山頂近くのレストランでベジタリアンを自称するダニエラという女と出会い、その後二人はスキーを履いてともに下山することになった。夜が迫っていた。 上級コースを滑り降りてしばらく経つと、月を雲が覆い隠し、辺りが闇に包まれた。ゲレンデを外れた二人はやがて夏のハイキングコースに迷い込み、雪の積もったベンチを見つける。そこに雪だるまが座っていた。 クロイトナーが雪だるまの膝の辺りをはらうと中からスキーパンツが現れ、続けて上部の雪を除けると全身が現れた。天を仰ぐような姿で女性が雪まみれになってベンチに座っていた。 クロイトナーの制止を聞かず死体に近づいたダニエラは、死んだ女のスキージャケットを探って鍵の束を取り出すと、冬の夜をも凍らせるような悲鳴を上げた――。 ミースバッハ刑事警察の首席警部ヴァルナー(ただし寒がり)と、はみ出し巡査クロイトナーの迷コンビで人気のシリーズだが、今作は特にクロイトナーの面目躍如たる逸脱行為が事件に大きくからむ。ドイツ推理作家協会賞新人賞受賞シリーズ、待望の第4弾!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    急斜面の総合評価:7.67/10点レビュー 3件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    工夫はあるけど、ややマンネリ気味

    ドイツでは大人気の「ヴァルナー&クロイトナー」シリーズの第四作。今回はクロイトナーの警察官らしき行動が鍵となるフーダニット、ワイダニット作品である。
    いつも通り「死体に好かれる」男・クロイトナーが雪山で、ベンチに座って雪だるまとなっている死体を発見したのだが、そこには偶然、被害者の妹が居合わせていた。自殺かと思われたのだが、被害者・ゾフィーが持っていた奇妙な写真と妹・ダニエラの証言から他殺の疑いが濃くなった。ゾフィーの人間関係を中心に捜査進めた捜査陣がさしたる成果をあげられずにいるうちにクロイトナーが同じように演出された新たな死体に遭遇し、事件は連続殺人事件の様相を呈してきた。担当者ではないが興味津々のクロイトナーは、何か利益がありそうな予感に誘われたこともあり、勝手に捜査を始め、ヴァルナーたちとは異なる事件の背景を掴み…。
    本作の主役はクロイトナーで、ヴァルナーたちのオーソドックスな捜査では考えられない破天荒な手段で謎を解いていく。事件の背景、構図などはちゃんとしたミステリーになっているのだが、捜査プロセスはかなり型破りでご都合主義的。事件の謎解きよりも落ちこぼれ警官・クロイトナーの魅力が読みどころとなっている。
    登場人物のキャラクターが主要な役割を果たしているので、ぜひ、シリーズ第1作から順に読むことをおススメする。

    iisan
    927253Y1
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    No.2:
    (5pt)

    急転直下

    結末が読めてくる前は違和感を覚えるが、結末に至る過程で急転直下、違和感が解消される。
    次回作が楽しみ。
    急斜面Amazon書評・レビュー:急斜面より
    4094070907
    No.1:
    (3pt)

    相変わらず不埒で破天荒なクロイトナー

    ヴァルナー&クロイトナー・シリーズ「急斜面」(アンドレアス・フェーア 小学館)を読み終えました。
     前作「聖週間」を読んだのが2022/8月ですから、素早い翻訳ペースだと思います。
     男女三人による或る<犯罪行為>とそのことに関わりあう徹夜での賭けカード・ゲーム後のクロイトナーが発端にありますが、それから三年後。
     いつものように(笑)、ミースバッハ刑事警察署付き保安警察隊巡査・クロイトナーがゲレンデでベンチに座った"雪だるま"を見つけますが、それは凍った雪に覆われた女性の遺体でした。尚且つ一緒にその遺体を発見したのは、その女性の妹。状況から自殺と判定されますが、謎の写真と姉が亡くなる前に不吉な出来事があったという妹の供述によって、事件は不穏な様相を呈し連続殺人事件へと発展していきます。
     自殺か?他殺か?他殺だとして犯人は誰なのか?その事件と巻頭の事件がどう関連してくるのか?ヴァルナーが謎を追うに従って、<連邦憲法擁護庁>の捜査官が登場し、或る"世界的な出来事"が浮上してきて飽きさせない展開が待ち受けています。スリラーですので書けるのはここまででしょう(笑)。
     不埒で破天荒なクロイトナーの存在がこのシリーズの要ですので、今回もそれは変わりません。警部ヴァルナー側のドメスティックなやり取りもいつものように読ませますが、シリーズ4作目を迎えて、徐々にその面白さが失せてきたような気もします(私が慣れてしまったのかもしれませんが)。普通のよく出来たスリラーと言えばいいのか、その期待値を上回ることはありませんでした。
     わが国の五社体制時のプログラム・ピクチャーを見るように、安心して読めることに変わりはありません。
    急斜面Amazon書評・レビュー:急斜面より
    4094070907



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