サナトリウム
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主人公の内心の描写がやたらと多く、ストーリーの進みは遅いので、サスペンスだけに没頭したい方には不向きな一冊だと思います。 それ以上に、自分の場合は主人公である休職の警官・エリンの人物造形がどうにも合いませんでした。 ・ネガティブで自己肯定感が低く、ちょっとした事ですぐ落ち込み、怒り、嫉妬する ・2ページに1回ほどのペースで頻繁にトラウマが呼び起こされる ・心から心配し、気遣ってくれる恋人に対しいちいちピリピリした態度を取る 休職のきっかけとなった事件や兄弟を亡くした事件が主人公に与えた影響を印象づけたいのは分かりますが、 サスペンスフルな事件展開を目当てに読み始めた自分としては「読んでいて疲れる」というのが正直なところでした。 | ||||
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島田荘司、綾辻行人的な吹雪に密封されたり、絶海の孤島だったり、奇特な建築家に設計された館が舞台とされたり、大金持ちの気まぐれに見える変人集合ミステリーかと思いきや実は横溝正史の「おどろおどろしい家族の因習と怨念」の世界です。 10人ぐらいの限られた登場人物のなかで次に殺されるのは自分では?というヒリヒリ感はありませんが、現在ミステリーの共通項としてほぼ全員が心の病を抱えるという状況での犯人捜しとなります。 殺人にまで至る動機と時間的な乖離が弱点かもしてません。でも、ラストは心底が凍るようで次回作に繋がると思います。 | ||||
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雪山の元サナトリウムという設定がイメージしやすい描写で書かれており、映画を観ているような感覚で読み進められます。 主人公のエリンがめちゃくちゃ頼りないので、そういう意味でもハラハラさせられます。 話が大きく動くまで、ゆっくり進むのですが(主人公視点のシーンと、ある登場人物目線のシーンが交錯する)、事件が起きてからは逆に急ピッチで話が進みます。 犯人を推理する小説というよりは、主人公と一緒にちょっと怖い思いもしながら、真相を突き止めていくことができる小説です。海外のサスペンスドラマや心理系ホラーを好きな方は楽しめます。 逆に、トリックが巧妙で伏線のはられた推理小説が好きな方は物足りなく感じるかもしれません。 私個人はすごく楽しかったです。 | ||||
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アルプスのホテル〈ル・ソメ〉は、古いサナトリウムを改装した豪華ホテル。休職中の女性刑事エリンは長く疎遠だった弟の婚約を祝うために恋人と一緒にこのホテルに滞在し、吹雪で密室状態になった館内で殺人事件に遭遇する。捜査をするうちに彼女自身の過去のトラウマも次第に明らかになっていき……。私にとってこの小説の魅力は、何よりもアルプスの冷たく美しい銀世界だった。また主人公が〈ル・ソメ〉かと思えるほど、この建造物の秀逸な描写にグイグイと引きつけられた。ミステリー味<ホラー味 | ||||
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