沈黙の果て
- ヨークシャー (2)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ドイツでは知らない者はいないという超人気作家の長編ミステリー。日本では5年ぶり、2作目の紹介である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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上巻は面白かったです。文学として文章がけっこうおもしろかったのでそれに殺人事件なので期待しました。リカルダはかわいくなかったけど。 よくわからない点。なぜ三人はいつまでもくっつきあう友情があるみたいにくっついて行動したのか。理由はあるんだけどもそれってお互いの監視?お互いほっとけばよくないですか。なにかの小説で洞穴探検しててやっぱり一人を見捨ててほかの二人が助かってお互いに連絡とらなくなったけど連絡とったら殺されたみたいな(タイトルが出てこない)あったが今回は過去の見捨て事件のせいでもはやお互いリスペクトもない三人がくっつきまくるわけです。家族も巻き込んで。 その中でレオンにお金がなくなるんだけどもそれは別荘に来る前からのことなのに別荘に来てしばらくは娘たちに乗馬をやらせて中途で金がないからもう乗馬は終わりだ!とみんなにわからせる態度なわけでなにもアピールしなくてもというくらい芝居がかってて白けます。 ティムの文献というのも冗長でだらだらと何も面白くない観察日記でどこが文献かという以前によくこんなへたくそな文章を作家が書けたなという出来具合で(わざとつまらなくながながと書いた)作者の収入は書いたページに関係あるのかと疑いました。ページを使えば使うほど収入が上がるのかと。 イェシカとえふぇりんの医者との電話もながながと回りくどくて、電話でこう回りくどいいい方されたら空気キックがとまらないだろうと思いました。フィリップはどうでもいい若者だし、まあ別荘周りをうろうろする暇人が必要だったのかもしれない。じぇらるディンも一番のモデルと描写されるにしては暇人だし。 碌な人間はでてきません。イェシカだって、アレキサンダーみたいな勇気のない優柔不断の卑怯者と結婚するんだから決して賢明な女性とはいえない。動物病院の顧客をないがしろにする行動をとるわけだし。 あとあじもたいへん悪かったです。妊婦の腹をこれでもかっと全力でこぶしを叩き込む男。ドイツ人ってこわいなあ!とドイツひとまとめに恐ろしくなります。 読みやすいところもあったがうだうだしてる長ったらしいところもありスカッとする結末ではなく、そういえば最後に反抗的な継娘が会いに来ていつでもあなたの味方よみたいな気持ち悪いごっこがあって、気持ち悪かった。継娘なんて、父親であり夫である男が死んでたら関係なくないですか。 あ、そうか、全体的にウェットでべたべたした人間関係ってことかもしれません。誰と誰とでも。 やろうと思えば一度に5人こ ろせ るんだなあと思ったけどあまり信じてない。小説だから。 | ||||
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冒頭で事件当日の死体発見の描写がありますが、そこからは過去に遡り、上巻の半分位まで事件発生以前の人間関係が延々と描かれます。 『失踪者』よりこちらを先に読んでいたら評価は変わったかもしれませんが、主人公の夫との不仲(もしくは疑心暗鬼な関係)、義理の子供との軋轢、夫以外の男性との微妙な恋愛?関係など、似たパターンで正直飽きた感が。主人公も所謂「賢くて、女性的魅力もあり、とても良い人」といったステレオタイプで個人的にはちょっと食傷気味。 主人公以外の人物は、打って変わって欠点の多い人物ばかり(余計に主人公の良い人ぶりが目立つ?)。そういう不快な人間関係が元凶で起こった殺人事件なので、他の方のレビューにもあった通りイヤミスになるんでしょうね。でも何処かワンパターン気味だったので★3つに。 | ||||
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上巻にも書きましたが、主人公がステレオタイプで面白味に欠ける点などやや不満。それから、事件が起こった別荘内の家族とは別の、とあるカップル(男性側が事件と絡みます)のエピソードがやたら多くその部分がそんなに必要?そもそも、人気モデルという女性がなぜあんな甲斐性なしの中年男性(失礼!)に執着するのか、これって事件と直接関係するのか?と違和感。 それだったら、犯人が次々と別荘内の人々を襲っていく過程にもっと焦点を当てて欲しかった。誰かが殺される際に声を出したら他の人が気付くこともあるだろうし、それとも誰も声も一切出さず一撃で即死?さらっと説明されているけれど、実際に実行可能なのか(「背後から襲ったから可能だった」で終わり)、証拠品や現場状況の警察捜査も具体的に描かれず、腑に落ちないところも多かったです。 | ||||
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とても読みやすく引き込まれて上下巻一気に読みました。面白かったです!次回作に期待しています。 | ||||
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派手な展開も煽情的な場面も少ないし、淡々と語られる話しはゆっくり進むのだけれども、不思議と頁を次々と繰らされ、没頭してしまう良作。 湊かなえを好む人は、確実に気に入る筈。 | ||||
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