ゴールドスティン



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初公開日(参考)2014年07月
分類

長編小説

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ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)

2014年07月30日 ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)

ニューヨーク・ギャングの殺し屋と目される危険人物の来訪が、悪党たちが跋扈する巨大都市ベルリンに一大騒動を巻き起こす……。ベルリン・ミステリ賞受賞の傑作警察小説。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ゴールドスティンの総合評価:8.60/10点レビュー 5件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

戦争後で戦争前の時代を活写

1930年代のベルリン警視庁の警部ラートを主人公にしたシリーズの第三弾。時代背景を巧みに取り入れた、社会派警察小説である。
1931年6月、FBIからベルリン警視庁に「ニューヨークギャングの殺し屋、ゴールドスティンがベルリンに向かった」という連絡が入り、ラート警部はこの男を24時間監視するように命ぜられる。ゴールドスティンの目的が判明せず、疑心暗鬼に落ち入ったベルリン警察をあざ笑うかのように、ある日、ゴールドスティンは監視の目をかいくぐって姿をくらました。そのころベルリンでは、暗黒街で対立する二つの組織の顔役が姿を消し、組織に関係する故買屋が虐殺された。また、百貨店に盗みに入ったストリートチルドレンの少年を殺害した疑いをもたれていた警官が殺されるという事件も発生した。次々と複雑化する事件に、別々の理由から関わることになったラート警部と恋人のチャーリーは、お互いに反発しながらも協力し合い、隠されていた陰謀を徐々に暴いていくことになる。
警察の捜査活動がメインではあるが、社会民主党政権が弱体化し、共産党、ナチの対立が深刻化してきた、当時の騒然とした世相、中でも、ベルリンのユダヤ人社会が置かれた微妙な立場も大きなテーマとなっている。経済的な苦境と人種差別が影響し合って、第一次世界大戦の戦後が第二次世界大戦の戦前へと変わっていく様相は、現在の日本人にとっても決して他人事ではないと思わされる。
ラート警部シリーズにしては読みやすく、歴史的背景云々を抜きにしても楽しめる。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.4:
(5pt)

ベルリンという街を描いた傑作

第二次世界大戦前夜のベルリンを舞台としたシリーズ。
当時の警察組織、ユダヤ人コミュニティ、台頭するナチスらを上手く配置し、混乱した時代の猥雑な空気感がとても良い。
本人にはその気がないのに徐々に組織からはみだし、善と悪とが混在している主人公ラート刑事の造形は面白いし、
今作ではラートの部下たち、タイトルロールのゴールドステインという男、そして新たに加わった犬のキャラクターも立っている。
本国ドイツではテレビドラマ化も決まったようで、今後の展開も楽しみだ。
ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)より
4488258077
No.3:
(5pt)

ドイツミステリの秀作

本の状態もよく、到着も早い。読むのはこれからだが、面白さは前2作で保障済み。楽しみです
ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)より
4488258077
No.2:
(5pt)

ドイツミステリの傑作

予想以上に早くとーちゃく。近くの書店より早いです。本についてはこれからですが、自分の中では今年のBEST5
主人公の少々ダメ刑事と、ニューヨーク・ギャングの対決が楽しみ。
ゴールドスティン 下 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールドスティン 下 (創元推理文庫)より
4488258085
No.1:
(3pt)

1931年のドイツ・ベルリンを舞台にした警察小説

ナチスがドイツを支配する直前の1931年のベルリンを舞台にした
警察小説。

アメリカからFBIがマークしている人間がドイツに入国したという
情報が入るところから物語が始まります。
ユダヤ系の「殺し屋」とFBIが疑っている
「ゴールドステイン」の監視を命じられた、主人公・ラート警部。
なぜゴールドステインはベルリンに来たのか?

共産党と社会民主党と、反ユダヤ主義者
そして、ベルリンの裏社会で暗躍する2つのグループ。
2つのグループともに、トップが行方不明に。
それは、ゴールドステインの仕業なのか?
さらに、コソ泥を生業とする、少年と少女。
ラート警部の恋人(婚約未満)
それらの人々の物語が交錯していきます。

捜査といっても指紋と血液型くらいしかない時代。
どうやってラート警部は事件を解決していくのか?

銀行の破たん騒動や、水晶の夜を彷彿とさせる事件もあり
否応なく、そのあとの人々の運命を考えてしまいます。

巻頭に、当時のベルリンの地図が添付されているのですが
「ンデンブルグ門」と最初の文字が欠けたまま掲載されているのが
本当に残念。
(ちなみに、ブランデンブルグ門ではありません)
地図があっても、本文中に出てくる地名の7割は地図にないのも残念。
それがなければ、星4つにしました。
ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)より
4488258077



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