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笑う警官
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笑う警官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 1~20 1/3ページ
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原書は未読。なので、どちらが原書に忠実なのかは不明。 高見訳と柳沢訳の比較。 うっとおしい雨のストックホルムを感じたいなら高見訳が勝る。 より洗練され、より要約的で読み進めやすい簡潔的な柳沢訳。 好みの問題か。 ただ、ミステリー愛好家は高見訳の方を好みそう。 あくまで個人的な感想だが。 | ||||
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グンヴァルト ラーソンファンも結構いると思いますが | ||||
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ISBN- 978-4042520023 (72年刊、角川文庫 赤 520-2。警察バッヂのアップ 旧表紙)へのレビュー。 スウエーデン、ストックホルム警察殺人課マルティン・ベックシリーズ第4弾、MWA最優秀長編賞受賞の名作(68年)。おなじみベックら殺人課チームが挑む今回の事件はある雨の夜起こったマシンガンによる市バス大量殺りく事件。本シリーズは推理ものというより捜査物で、ベックシリーズというがいつもの本課チームが個々にあるいは協力していかに犯人へたどり着くか。その地道で現実味あふれる苦悩や感慨を描く。このシリーズに共通することだが主題はざっくり二つある。 一つは刑事稼業というか刑事(デカ)魂、家庭がありつつ根っからその生業にどっぷり浸かっている迷い、やるせなさなど。刑事であるとはどんな人間になることなのか、どんな風に人間や町を見るようになるか。刑事の家族であることとは。それが肌レベルで感じられる。 二つめはスウエーデンが抱える時代の病巣である。シリーズ10作品はいわばひとつのストックホルムサーガともいうべきもので、60年代後半から約10年の町と世相の(フィクションではあるが)記録ともいうべきものだ。性、暴力、異常心理、貧困、移民、官僚制度、デモ・・。 その雨の夜のバスに乗っていた中のひとりはベックらの若き同僚。彼は何を追っていたのか。この事件を追ううち彼らは十数年前の迷宮入り街娼殺人にたどり着く。本国史上最大の大量殺人を描きながら、小説内に、町に流れる空気は冷たく静謐。地方警察からの応援刑事から見た荒廃の町。題名「笑う警官」とは。今回ベックはやや控えめで、勤務以外で過去の事件を追っていて巻き込まれたステンストルムの存在が読後に大きく立ち上る。 なお、ストックホルムの地図や画像を検索して、見ながら読むとリアリティ倍増。 最後まで読み、冒頭へ立ち戻るとその疲労と冷酷な現実が胸に迫る。これはもう第5作「消えた消防車」を読まないといけない。本書は68年に発表された後に出版された英語版からの翻訳(名手高見浩=訳、72年)。本シリーズは原語で翻訳し直されたが(柳沢由美子=訳)なぜか第5作で中断され、見通しは立たず、また高見訳は6作目以降中古で高騰しているという不幸な状況だ。 | ||||
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反米デモの最中、大量殺人が起こり・・・というお話。 この作品は超有名で、色々な人が色々な事を述べていて、それぞれ真実だと思うので、個人的に思いついた事等を書き込んでみたいと思います。 まず、大量殺人なのに、証拠が乏しく、捜査が難航する所が現在と違う感じがしました。今だと捜査も進化して、DNA鑑定等で割とすぐに謎の端緒がはっきりするので。 とはいっても、日本でも銃撃事件で犯人が判らないまま、40年くらい経過した事件や時効になってしまった物もあるので、ここに描かれている事件もリアリティがあるかもしれません(残念ながら)。 スウェーデン社会の変遷についても、訳者あとがきや解説で指摘されている通り、車が左側通行になったり、性教育が自己責任になったり、と作品の中で描かれる犯罪と軌を一にする事もあったりで、よく時代と作品の要諦を絡めていて興味深いです。 シリーズの登場人物もお馴染みになってきて、虚構のキャラクターですが、親しみを感じたり、犯罪に関わるキャラクターもよく人間性を掘り下げてあって感心させられます。 昔(35年くらい前)読んだ際の高見さんの訳も良かったですが、今回はスウェーデン語からの新訳という事で、以前よりもこの頃のスウェーデンの社会がよりよく判る感じで好感が持てました。 いずれにしても偉大な警察小説の傑作であるのは論を待たないでしょう。出来ればシリーズ順に読んでもらいたいです。必読。 | ||||
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このシリーズは全巻持っています。訳もこの方が好みです。面白い〜!海外ミステリーは面白いです。 | ||||
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訳が変わると作品がこうも変わるかと思った。 | ||||
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警察小説の金字塔!! 35年以上前に読みました。 87分署シリーズと比較されますが個人的には『笑う警官』が優れていると思います。 北欧が舞台なのが素晴らしい! 私は登場する刑事がそれぞれ個性的で、独自の捜査方法で真相にたどり着く物語が素晴らしいと思いました。 古典的な警察小説ですがお薦めです! | ||||
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スエーデンの暮らしぶりがわかる上、殺人の捜査が過去に起こった未解決の殺人事件を追うことに焦点を当てたストーリー作りが素晴らしい。これ以上はかけません | ||||
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この本を読むのは今回が2回目で、昔、母が持っていたのをこっそり読んで気に入りました。以来、北欧の刑事小説をいろいろと読みましたが、この小説を越えるものにはまだ出会っていません。刑事小説としては本格派です。 | ||||
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やはり古いタイプの推理小説なんでしょうね、テンポが遅いんです。 途中で何度も集中力が切れました。いろいろな出来事に唐突感があります。 いちばん納得できないのは「この動機でこの犯罪を犯しますか?」 皆さん指摘しているとおり翻訳もいまひとつです。 スウェーデン語から直接翻訳されたようですが、 地名が長すぎて読むスピードにブレーキがかかるんじゃないでしょうか。 ガータンは通り、トリエットは広場としたほうがいくらかでも読みやすくなるんじゃないでしょうか。 原文はそう書いてあるのかもしれませんが、何回も出てくる刑事や関係者の名前は 毎回フルネームで書かなくてもいいのではないでしょうか。 コロンボ 警部、フロスト警部と同じくベック警部、ラーソン刑事で良くないですか? そういうところがさらにブレーキをかける要因になっています。 最大の誤訳は「銃口から飛び出したはずの」ではなく「銃口から飛び出すはずだった」でしょう。 原文に間違いが無いとは言えませんので、これはもはや誤訳ではなく日本語能力の問題だと思います。 | ||||
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あまり面白くなかった | ||||
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柳沢さん、パソコン使えないの? Googleすれば、銃の形状、車のカタチ、文献を漁らなくても確認できるのに。 もう、ケチもつけたくない。 これはね、落語なんですよ。黒い黒い落語。喬太郎さんを思い出していた。 全然古くない。 | ||||
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新潮文庫といい、角川文庫といい過去の名訳を排除して新訳と称する悪訳誤訳の宝庫と言える商品を乱造するのはもういい加減にして頂きたい。編集者には日本語を吟味する能力がないのかと疑いたくなる。しかもラディゲなどの酷い訳はそのままというのも全く理解できない。 | ||||
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マイ・シューヴァル、ペール・ヴァールー著『ロセアンナ』(柳沢由美子訳)を、先日興味深く読み終えたので本書『笑う警官』も読むことにした。 Amazonブック・レビューで柳沢由美子氏の翻訳には、銃器や車などのことが出鱈目だと二人のレビュアーの方が書いているのを知り、あえて高見浩氏の翻訳本を入手した。 読みすすみながら銃器や車のことなどが出てくる度に注意してみたが、英訳本からの訳本ながら実に正確に記述してあった。 評者は、デティールに無頓着な訳本に出会うと(著者も無頓着の場合もあるが)もう二度と読む気にならない。 さて本書『笑う警官』は、1970年度のMWA最優秀賞受賞作にふさわしい出来栄えなのを読み終えて実感したのである。 『ロセアンナ』を読んだ時も同じように思ったのだが、なんとなく気になりながら読まずにきたのを今更ながら悔やんでしまった。 『笑う警官』は、マルティン・ベック主任警視を主人公にしたシリーズ四作目である。 1967年11月、乗客と運転手の九人が何者かに軽機関銃で銃撃され八人は即死したが、一人だけ重体で病院へ搬送された。 手がかりなしの状態が続くなか捜査チームは、マルティン・ベックの下でなんとなく自分勝手に捜査しているような記述が続く。 些細な手がかりしかない混沌とした捜査状況を、著者のマイ・シューヴァルとペール・ヴァールーの二人は、いかにして収束させるのかと興味津々で読み進む。 が、一見バラバラだった縄のほつれをページごとに束ねていくプロット構成の冴えに、さすがこのシリーズの代表作だけのことはあると思いながらページを繰ってしまった。 レンナルト・コルベリ警部はじめ捜査員の個性ある描写なども、このシリーズの欠かせない魅力となつている。 このシリーズを、あと何冊か読んでみようと思いながら本書『笑う警官』を楽しみながら読み終えたのです。 | ||||
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北欧ミステリの古典である。これを読まずしてどうする、というほどの有名シリーズだ。 昔は「スウェーデンの87分署」と呼ばれていた。いしいひさいちのパロディ「笑う婦人警官」しか読んでいなかったので(わざわざ書くことでもなかったな)、北欧行脚の機会に読むことにした。 ベトナム反戦デモで騒然とするストックホルム。ある夜、市バスの中で八人が銃殺された。 被害者の一人は、殺人課の刑事だった。ただのサイコ殺人かと思われたが、犯人は周到に計画を練った形跡がある。 刑事たちの捜査が始まった。 話がなかなか進まず、イラつく。真相に近づいてからは一気呵成に解決するので、そこは気持ちいい。 が、カタルシスまでが長すぎる。87分署は地道な捜査の部分も面白いが、本書は地味な部分が退屈だ。 刑事たちのキャラに魅力がない。この点でも本家の足元にも及ばない。 期待が大きすぎて失望したが、警察小説として悪くはない。 | ||||
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高見浩訳を読んでいて、新訳で読み直してみた。比較してみると、高見浩訳はキャラクターが生き生きとしており、ある意味訳者がストーリーに加担している印象。柳沢由美子訳では翻訳に徹しており、仕事の領分をわきまえている印象をそれぞれ得た。どちらも優れた点があるので読み比べるのも一興かと思う。 このシリーズはとても優れた警察小説で、スウェーデンの当時の政治状況を批判的な視点から描いている社会派小説の一面も持つ。ある意味スウェーデン史の一部を小説を読みながら学べるのだ。ベトナム戦争へ反対するデモから物語が始まるように、古い時代の小説なんてわからない・・と思うならもったいない。これほど登場するキャラクターに魅力がある小説はそうはない。シリーズ最高傑作のこちらから始めて、是非シリーズ10冊を堪能して欲しい。 自分はリアルタイムで読んだ印象のため、高見浩訳を星5つで、こちらは星2つにしたがこれから読む人にはこちらの柳沢由美子訳がとっつき易いと思うので手に入りやすい新訳でまずはお試しあれ。 | ||||
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高見浩訳で当時シリーズを全巻揃えて愛読した。新訳も読んでみたが、キャラクターへの愛情があまり感じられないのが残念。もはや古典の域に達しているのだろうが、警察小説の枠を超えた社会派小説ではないか?と思われる内容が素晴らしい。エド・マクベインの88分署シリーズと比較されることが多いが、作者のキャラクターへの愛情以外は大きく異なっている。こちらは社会派小説を書く題材として、警察をテーマに選んだ印象だ。 自分が好きなキャラクターの一人、『グンヴァルト・ラーソン』がシリーズの中で徐々に重きをなしていく、始まりの作品でもある本作を是非読んで、シリーズのファンになってほしい。まぎれもない傑作小説の本作を紹介出来て嬉しく思う。 | ||||
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面白かった!時代背景の古さは感じさせないです。 確かに60年代のストックホルムを想像するのはちょっと難しいですが、シリーズならではの個々の刑事たちのキャラクターが生き生きしていると思います。 全作読みたいのでなんとか、翻訳出してください!!! | ||||
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コメントに偽りなく、周知通りの商品でした。 落丁などもなくて、何の不満もなない、希望通りの商品です。。 | ||||
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登場人物や日常の生活の描写がすごく丁寧でわかりやすい。社会背景の説明も素晴らしい。もちろんストーリーは文句なしに面白い。私は40年くらい前に読んでいます。本に限らず、モノを増やしたくない年齢です。スマホを持ち歩けば、どこでも場所を選ばずに読めるのが最高です。 | ||||
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