リヴァイアサン号殺人事件



    ※タグの編集はログイン後行えます

    ※以下のグループに登録されています。


    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    3.83pt ( 5max) / 6件

    楽天平均点

    3.00pt ( 5max) / 1件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B総合:1391位
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    10.00pt

    80.00pt

    20.00pt

    20.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2007年02月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,778回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイル

    2007年02月27日 リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイル

    一九世紀末パリ、大富豪が怪死をとげた。唯一の手がかりである「金のクジラのバッジ」が指すのは、イギリスからインドへ向かう豪華客船リヴァイアサン号。見え隠れする「消えた秘宝」の謎と、それぞれいわくありげな乗客たち。―このなかに犯人がいる。日本赴任の途上に船に乗りあわせたロシアの若き外交官ファンドーリンが、快刀乱麻の推理で事件に挑む。ロシアの“悪人”が生んだ推理活劇シリーズ。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    リヴァイアサン号殺人事件の総合評価:7.67/10点レビュー 6件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.6:
    (3pt)

    帝銀事件をほうふつとさせる

    アクーニンを読むのは二度目。よく練られた作品だと思う。
    本作で最も興味をひかれたのは、パリの貴族宅での殺害の方法が昭和23年に東京豊島区で起きた帝銀事件を思わせたことである。日本通の作者は帝銀事件を調べたことがあるのではないか、と想像した。
    リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルAmazon書評・レビュー:リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルより
    4000246348
    No.5:
    (3pt)

    なんて言うか、まあ、普通の小説

    ロシアで人気の作家と言うような記事を何処かで読んで期待していましたが、テレビの2時間ドラマみたいな普通の探偵小説でした。ロシア人が書いていれば日本や欧米の作品と違った何かが有ると期待しましたが、特に変わったところや特徴は見いだせませんでした。読解力不足かもしれませんが。
    リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルAmazon書評・レビュー:リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルより
    4000246348
    No.4:
    (5pt)

    驚いた!!!

    ロシアといえば、トルストイかドストエフスキー。煩悶に苦悩が浮かぶのが一般的です。

    各国の国民性を表すのにこんな小話があります。無人島に女1人男2人がたどり着いた。(以下諸説あります)
    それが全てイギリス人だった場合、1人の女性に2人が忠誠を誓う。
    フランス人だった場合、男同士がくっつき、女性は植物で自分を着飾る。
    日本人だった場合、自分は遠慮し相手に押し付けようとする、あるいは金銭(または話し合い)で片をつけようとする。
    アメリカ人の場合、3人で楽しむ。

    そしてロシア人の場合。女が好きでもないほうの男とくっつき、その女性ともう1人の男は苦悩する。
    まぁ典型的過ぎる嫌いはありますが、ロシアの出版物といえばあたまに浮かぶのはやっぱりこんな感じでした。

    ところが、これを読んでとにかく驚きました。もちろんファンドーリンは素敵です。更にわれわれ日本人にとってうれしいのが、
    青野銀太郎の存在。他の方のレビューにもあるように、日本のことをよく知っている作者だからこその19世紀の世界における日本人の描写。外国の方が書かれている日本人像の中でこれほど日本人のことを不快に思わせない記述は少ないのではないでしょうか。

    特にファンドーリンと銀太郎の交流の場面は銀太郎の無実を証明するところから最後の場面まで、よくこうやって書いてくれましたと拍手したくなりました。さすが三島由紀夫の翻訳本を出版された方です。

    ラストの記述の仕方を問題視される方もいましたが、こういった部分がロシアっぽいのかもしれません。また一つの真相が発覚してからの真のラストに向かってのスピード感はたまりません。
    日本の推理小説って最近つまらんなーと思っている方にこそ読んで欲しい本です。ロシア文学ということを念頭に置きながら。
    リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルAmazon書評・レビュー:リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルより
    4000246348
    No.3:
    (5pt)

    こんな本の訳本が出版されているとは!

    この本はロシア語の原書で10回くらい読みました。睡眠薬代わりに寝ながら読んでいて、面白くて止まらず、夜更かししたことが何度もありました(アクーニンはこれとアザゼル)。
    たまたま翻訳本があることを知り、すぐに買いました。
    翻訳もよくできていると思います。15ページで3等船室があるかのように訳されていて、これは間違いなのですが、ただのうっかりミスでしょう。
    日本語で読めて満足です。同じ訳者のアザゼルも是非とも買いたいと思います。
    リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルAmazon書評・レビュー:リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルより
    4000246348
    No.2:
    (4pt)

    インターナショナルです

    富山太佳夫が推薦していたので読んでみた。

    時代は20世紀初頭。事件はフランス・パリの郊外で起こる。豪邸の家主が撲殺され、使用人・家族全員が毒殺されるという凄惨な事件が起こる。フランス警察のゴーシュ警部は現場である手がかりをつかみ、豪華客船リヴァイアサン号に乗り込む。その客船には、天才的頭脳で難事件を解決する美形のロシア人ファンドーリンも乗船しており、、、と、こういう設定だけですでにおもしろい。さらに、それぞれの章が別の人物の視点から語られるという構成もよく出来ている。

    傑作です。

    さらに言うと、アオノ・ギンタローという日本人が出てくるのだけれども、彼の描写がよい。20世紀初頭の日本人のパロディであるが、パロディというのはもちろん、本物への愛情と理解がないと作れないのであって、アクーニンさんの日本への愛情を感じるのである。よくよく考えると、変な日本人が出てくる小説も映画もたくさんあるけれども、こうやって日本人をうならせるような作品というのはあんまりなかったかもしれない。アクーニンさんは日本文学の研究者でもあり、三島の作品のロシア語訳もやっているそうな。こういう人にたくさん作品を書いてもらいたいね。
    リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルAmazon書評・レビュー:リヴァイアサン号殺人事件―ファンドーリンの捜査ファイルより
    4000246348



    その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク