漂う殺人鬼



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初公開日(参考)2005年01月
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長編小説

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漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2008年09月05日 漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

衆人環視の浜辺で女性が絞殺された。目撃者は皆無で証拠も波に洗われ、被害者の身元さえつかめない。だがダイヤモンド警視の地道な捜査により、被害者が犯罪心理分析官で、警察に協力し連続殺人鬼を追っていたことが判明する。現場に不気味な詩の一篇を残す殺人犯は、大胆にも次の犯行予告をする。狡猾な殺人鬼とダイヤモンドの頭脳戦の行方は?英国推理作家協会賞六度受賞の名手が、サイコ・サスペンスに挑んだ意欲作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

漂う殺人鬼の総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
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(8pt)

ダイヤモンド対シリアルキラー

ピーター・ダイヤモンド警視シリーズの第8作。イギリスの女性プロファイラー殺害事件と彼女がプロファイリングしていた連続殺人事件をテーマにした、サイコミステリーっぽい警察小説の傑作である。
大勢の海水浴客でにぎわう日曜午後のビーチで、若くて魅力的な女性が殺された。周りにいた人々は誰も事件を目撃しておらず、捜査の手がかりになるはずの証拠はみんな海水に洗われてしまっていた。捜査を指揮する地元警察の責任者ヘンは、苦労の末に被害者エマ・タイソーの身元を割り出し、エマがバース在住だったことからダイヤモンド警視と協力して(ダイヤモンドが押しかけて)捜査を進めることになった。エマが警察上層部の依頼で極秘に、ある予告殺人事件のプロファイリングを行っていたことを知ったヘンとダイヤモンドたちは、正体を見破られることを恐れた犯人がエマを殺したのではと想定して捜査を進めたのだが・・・。
今回は、イギリスでは珍しい予告連続殺人がテーマで、サイコミステリー風味の捜査小説に仕上げられている。しかも、370ページのうち347ページなるまで犯人が分からないという、徹底したフーダニット作品で、犯人探しの興趣をたっぷりと味わえる。前作で最愛の妻を失いどん底に陥ったダイヤモンドだが、徐々に本来の持ち味を取り戻しつつあるようなのが、シリーズ読者としては嬉しい。
イギリスの警察小説の王道を行く作品として、幅広いミステリーファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.4:
(4pt)

京太郎先生のような電光石火の再婚がないことを祈っています

浜辺で殺されていた女性は心理分析官。 彼女はちょうど 大胆にも高名な映画監督を殺害 その後2人の有名人の殺害予告をした連続殺人犯らしき者の分析を。 この事件との関連は如何に。 心理分析官はバース在住ということで 共同捜査となりましたが ダイヤモンドは半ば強引に有名人殺人事件と深く関わることに。 最愛の奥様ステファニーの死を何とか乗り越えようとしているようですが 西村京太郎先生のように あっという間に別の女性と結婚してしまわないかがちょっと心配です。
漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747245
No.3:
(4pt)

ダイヤモンドvsシリアルキラー

6月の海辺で殺された女性...彼女がバースに住むプロファイラーだと判明し、ダイヤモンドも登場する。
前作で愛妻を失ったダイヤモンドは,悲しみを抱えながらも猫のラッフルズと共になんとかやっているようで、被害者が捜査に協力していたトップシークレットの連続殺人にも関わることになる。
独身になったから...と言う訳ではないだろうが、プロファイラーの事件の責任者である主任警部や、シリアルキラーのターゲットである元女性歌手、苦手な上司に元ジャーナリストの新人女性警官など、いつにもまして個性的な女性たちが登場する。
ダイヤモンドの方もずいぶん学習したようで、副署長のあしらいかたなど鮮やかなもの。
後半、女性歌手を護衛しながらのシリアルキラーとの対決は、なかなかのサスペンス。
結末は、ある意味とても皮肉。
現代の方向性の違う二つの犯罪を見せつけられた思いが残った。
漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747245
No.2:
(5pt)

警視が大人になった?

ちょっと意固地で頑固で下品。そんなダイヤモンド警視のファンでした。 前作で、最愛の妻にして唯一無二の理解者を喪ってしまった彼が心配でした。 頑固っぷりが悪化していないか、引きこもっていないか。 なんとかがんばって社会人をしているようです。 。。。ていうか、警視の人格が変わった?穏やかで、円く、辛抱強い(以前比)警視の姿がみられます。 つまらない親父になったというのではありません。 それが結構、魅力的。 「単独捜査」で、口のきけない少女と心を通わせる姿が描かれていましたが、そういう一面が前面にでてきたのでしょうか。 捜査協力する女性刑事との連携ぶりもいいし、部下への態度もまるでいい上司のよう。 殺人予告をつきつけられた人物との関わりもいい感じ。 原題が "THE HOUSE SITTER" 。 読後、タイトルの絶妙さに膝を打つこと請け合いです。 導入部と物語の関係も素晴らしい。 謎が、刑事たちの試行錯誤を経てほぐれていく様子は、シリーズでも1、2を争うおもしろさです。
漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086165
No.1:
(5pt)

ダイヤモンド刑事大好き

 留守番、という題名なのに何で海岸での殺人事件? 別の連続殺人!次々と起こる事態に冷静に対処していくダイヤモンド刑事。最後の最後まで謎が解けないのに、解決したとたんにそれまでのバラバラだった事がらが一気に繋がってくる。これぞ刑事物の醍醐味。初めて読んでみたピーターラブゼイの本だけど、シリーズになっているらしいので、これから順に読破するつもり。とにかく面白かった。コロンボ刑事のような個性派ではないけれど、あの本が好きな人なら絶対ファンになると思いますよ。
漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:漂う殺人鬼 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086165



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