処刑人の秘めごと



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初公開日(参考)2008年06月
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長編小説

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処刑人の秘めごと (ハヤカワ・ノヴェルズ)

2008年06月01日 処刑人の秘めごと (ハヤカワ・ノヴェルズ)

公園のブランコから女性の死体がぶらさがっているとの報を受け、ダイヤモンド警視は現場に急行した。自殺かと思われたが、まもなく女性が絞殺されたうえで吊るされたことが判明する。元夫、現在の恋人、レストランのヘッド・ウェイター、ビジネスマン、次々と容疑者が浮上するが、ダイヤモンド自身は捜査に集中できない状況に陥っていた。彼のもとに不可解な恋文や贈物が執拗に届いていたのだ。ダイヤモンドは今も亡き妻を愛しているというのに、誰がこんないたずらを?そんななか、失踪していた元夫が首吊り状況で死体となって発見される。それは類例を見ない首吊り処刑の連鎖だった…。男と女の愛と業を謎に絡め、英国ミステリ界の巨匠ラヴゼイが放つ意欲作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

処刑人の秘めごとの総合評価:8.33/10点レビュー 3件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

愛妻家・ダイヤモンドに女性ストーカーが・・・

ピーター・ダイヤモンド警視シリーズの第9作かつ最後の(?)作品。おなじみの古都・バースを舞台に、自殺偽装された連続殺人事件を追う警察ミステリーである。
公園のブランコに女性の首吊り死体がぶら下がっているのが発見された。自殺で片付けられようとしたのだが、首を吊る前に絞殺されたことが分かり、被害女性の身辺を捜査すると、元夫、仕事先のレストランの同僚、客のセールスマンなど、怪しい人物は多いのだが決定的な証拠が見つからず、捜査は難航していた。そんななか、今度は行方が分からなくなっていた被害者女性の元夫が、首吊り状態で鉄橋からぶら下がっているのが発見された。
殺人事件捜査では文句なしに張り切るダイヤモンドだが、今回ばかりは捜査に集中しきれていなかった。というのも、彼のもとに「秘密の崇拝者」と名乗る女性から手紙が届き、さらには手作りのケーキまで届けられた。男としてのプライドをくすぐられるダイヤモンドだったが、その反面、正体の分からない人物に不安も抱くのだった・・・。
連続殺人、それも人目の多い場所に首吊り状態でさらすという派手な事件で、丁寧な捜査によって真相を明らかにする警察小説としての本筋はしっかり押さえられているものの、サスペンスがイマイチ。シリーズの最終作(多分)としては、やや物足りない。
シリーズ読者には必読。それ以外の方には、本作だけではダイアモンドの魅力が十分に伝わらないので、シリーズの最初の方から読むことをオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.2:
(5pt)

フロスト警部亡き後、ダイヤモンド警視の活躍を堪能した。

評者は、ピター・ラヴゼイのダイヤモンド警視もので読んでなかった『処刑人の秘めごと』(2008年)を読んでみることにした。
 ピター・ラムゼイ描くところのダイヤモンド警視とR・D・ウィングフィールド描くところのフロスト警部と対比して読んでいると似たところも多くあることに気がつく。
 マレット署長には、ジョージナ副本部長。
 ユーモアーを交えながらも厳しく部下に対応する切れ者のダイヤモンド警視。
 いつも汚れたスーツで下品なジョークを連発しながら猪突猛進フロスト警部。
 両作家がプロローグから読者を物語へ引き込む手際の良さに優劣をつけがたいが、プロローグからエピローグまで読者を飽きさせないようなストーリーを緻密に描き書かれていることが共通しているようである。
 本書『処刑人の秘めごと』は、妻ステフを亡くして3年過ぎたダイアモンド警視が、熱烈なラブレターを受け取ることから始まる。
 そんなダイヤモンド警視に、公園のブランコで女性の首つり自殺と思われる事件が起き現場へ行く。
 検死の結果他殺と判り捜査を始めるが、その女性の元夫が、やはり首つり姿で発見される。
 インゲボルグ刑事が過去に起きた同じような事件を見つけたことから事件に共通点はないかと捜査が進んでゆく。
 ダイヤモンド警視が、ショッピングセンターの駐車場で買い物袋を車で踏みつぶしたことから素敵な女性パロマと知り合い親しくなる。
 この手の本格ミステリでは、必ず犯人を、ストーリー前半に登場させるという不文律があるから、読者は犯人像を探偵することを楽しむことができるが、作者は意外な犯人をいかにして登場させるかのヒントを必ず提示しているのである。
 本書では、“生命の尊厳”がヒントと書くと規則破りのレビューになってしまうかな?
 ま〜、そんなことはさておき最期まで読者を飽きさせないで読ませるダイヤモンド警視の活躍を、本作でも堪能させてもらった。
 これでダイヤモンド警視もので翻訳されている9作を読んでしまったが、ラヴゼイは、『Skeleton Hill』(2009)、『Stagestruck』(2011)、『Cop to Corpse』(2012)、の3作を書き上げているから早く翻訳出版してくれることを期待している。
処刑人の秘めごと (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:処刑人の秘めごと (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
415208927X
No.1:
(4pt)

ダイヤモンド警視の本格的な復活を祈って!

バース警察のピーター・ダイヤモンド警視が活躍するシリーズ第9作。
公園のブランコで発見された女性の死体。死因は、自殺に見せかけた絞殺だった。
一方、ダイヤモンド警視のもとには、「秘密の崇拝者」を名乗る者から謎の手紙やプレゼントが舞い込む。一体、誰が、何のために?
そして、失踪中の女性の元・夫が首吊り死体で見つかる。
「漂う殺人鬼」では、「最期の声」からのショックを引きずっていたダイヤモンド警視でしたが、今作では、本来の調子を取り戻しつつあります。
落ちはある程度読めましたが、警視の本格的な復活を願って星四つにします。
処刑人の秘めごと (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:処刑人の秘めごと (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
415208927X



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