苦い林檎酒



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    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1987年09月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,898回
    お気に入りにされた回数0
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    苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))

    1987年09月01日 苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))

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    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    苦い林檎酒の総合評価:7.67/10点レビュー 6件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (6pt)

    いかにもイギリスの片田舎らしい風景を見ました。

    ラヴゼイらしいひねりのある結末ではありませんでしたが、普通に楽しめました。

    わたろう
    0BCEGGR4
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (5pt)

    INOKIさん、ありがとう

    過去、何度か読みましたが、なくしていたので、注文することにしました。 愉しみが、また一つ増えました。 ネット通販に感謝。
    苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))Amazon書評・レビュー:苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))より
    4150747040
    No.4:
    (4pt)

    どこかコミカル

    週刊文春1985年 海外5位

    1964年 大学講師セオ・シンクレアを訪ねてきたアリス・アッシェンフェルター。アリスは20年前に殺人罪で絞首刑となった父デュークの真実を知りたいという。当時9歳のセオは、デュークの裁判で、死刑を決定づける証言をおこなっていたのだった ・・・

    ラブゼイの作品といえば、ヴクトリア朝を舞台としたミステリの印象が強いのだけれど、本作の時代背景は比較的新しい。なにせ、大戦時の在英米兵=GIが、重要な役回りをしているのでねぇ。

    デュークの無実を信じるアリスと、大好きだったデュークの死への関与を忘れさりたいセオ。セオは、アリスから巻き込まれるかたちで、過去の事件の真相を探ることになってしまうのだが、それほど深刻さはなくて、どこかコミカルでさえある。とくに、アリスに翻弄される、セオの揺れ動く男心が良い。途中、ミスリードぽい仕掛けはあるものの、事件の真相は予想がつくので、タイトル”苦い林檎酒”の意味ほど衝撃的ではない。

    林檎酒はマトンの足を入れて発酵させていたのね。 ・・・
    苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))Amazon書評・レビュー:苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))より
    4150747040
    No.3:
    (4pt)

    甘い林檎酒?

    少年のころに遭遇した殺人事件の真相を巡って、大人になった少年が過去を振り返るという話です。
    トマス・H・クックの記憶シリーズと比べると構成が比較的シンプル(過去と現在をいったりきたりしない、過去におきたことも時系列で語られるなど)なので、読みやすいといえるでしょう。
    ただ苦いというには、ラストで顕著になるように予定調和的な面が強いようなので、甘めな物語かなという気がします。
    苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))Amazon書評・レビュー:苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))より
    4150747040
    No.2:
    (3pt)

    苦く、甘酸っぱい「少年時代」

    才人P.ラヴゼイが、得意のヴィクトリア朝を舞台にした洒脱なミステリ群とは趣向の異なる物語を提供して懐の広さを見せる。主人公の少年時代における年上の女性への思慕とそれに纏わる事件の回想談を交えて理想と現実の落差を「苦く」綴ったもの。
    主人公は大学の講師。そこへ突然アメリカ娘アリスが訪れる。主人公が9才の時、戦争時の疎開先で殺人事件に遭遇し、主人公の証言もあってアメリカ軍人デュークが死刑に処された。アリスはデュークの娘で父の無実を晴らそうとしているのだ。主人公が目撃したのは強姦場面で、主人公は被害者バーバラに強い思慕の念を抱いていた。判決は、主人公の叫びを聞いたデュークが男を銃殺したものと下された。主人公はデュークにも親愛の情を覚えており、二重の意味で本事件は主人公にとって封じ込めたい記憶だった。だが、アリスは嫌がる主人公を連れ疎開先の村に行き、真相を暴こうとする。そして、アリスの追及によって真相が次第に明らかになって行くが、それに連れ主人公は自分が記憶を改竄していたのではないかと悩むようになる。更に、この調査によって新たな殺人が起こり、主人公は過去と現在の双方の事件の当事者となってしまう...。
    物語は主人公の一人称で書かれており、ミステリ的に言えば変則的な「アクロイド」を狙ったものなのか、あくまで少年時代のほろ苦い感傷を主題にしているのか結末近くまで明かさない点が作者の手腕か。いずれにせよ、少年時代の主人公の年上の女性への純粋な崇拝の念が本作のキー・ポイントになっている点は見逃せない。作者は主人公の口を借りて「サスペンスを語る気はない」と言っているが、むしろアリスの言動に焦点を絞った方が濃厚なサスペンス味が出たと思う。「cider」が「林檎酒」とは勉強になりました。
    苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))Amazon書評・レビュー:苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))より
    4150747040
    No.1:
    (4pt)

    読後感は苦い?甘い?

    イギリスの平凡な大学講師セオドア・シンクレアを、はるばるアメリカからアリスという若い娘が訪ねてきた。約20年前の二次大戦中、セオドアは田舎のリンゴ農場に疎開していた。村の工場ではリンゴから林檎酒を作っていたが、ある日、工場から酒場に卸した林檎酒の樽から頭蓋骨が・・・。当時は、発酵を促すために樽の中に羊の腿を入れていたのだが、人の頭も同様に、発酵作用で骨だけになってしまっていたのだ。そして、当時イギリスに駐在していたアメリカ軍のGIが、農場主の美しい娘をめぐって恋敵を射殺したとして絞首刑になったのだった。アリスはそのGIの娘で、彼を有罪にしたのは当時9歳だったセオドアの証言だったことを知って彼を探し当てたのだ。しかも裁判は戦後の混乱期、アメリカ兵への偏見にみちたものだった。父親の無罪を信じる彼女の頼みで、セオドアは渋々事件の再調査を始める。セオドアはアリスの強引なペースに巻き込まれながらも、少しずつ彼女に惹かれていく。しかしセオドアが当時の関係者を訪ねると、事件は彼の記憶とは全く違う様相を見せ始める…。ラヴゼイの最高傑作との呼び声も高い、英国における戦中と戦後を鋭い視点で描き出す問題作!英国にも勝ったとは言え「戦後の混乱期」や物資の欠乏があり、また、戦中にGIがイギリスに駐在していたということはこの作品で初めて知った。武器を持ってやってくる兵士というものは、例え味方であっても感覚としてやはり厄介者扱いされるのだいうことも。名手ピーター・ラヴゼイの、相変わらず見事な謎解き。読後感が苦いか甘いか、さて……
    苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))Amazon書評・レビュー:苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))より
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