高慢と偏見、そして殺人
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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人物描写、風景の描写、部屋の描写等々 | ||||
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前作「秘密」から4年ぶり、御年91歳で発表したP.D.ジェイムズの新作は、1813年に書かれたジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の後日譚! 名作の誉れ高い「高慢と偏見」を受けてミステリーを書く、という、ある種、無謀とも思える挑戦を果たしたP.D.ジェイムズの創作意欲に、称賛の拍手を送りたい。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ダルグリッシュが出先で「エマ」だったか「マンスフィードパーク」だったかを読んでいる描写や、一節が引用されているのを見つけ、この方はオースティンをとても敬愛しているのだなと思っていた。そこへこのオマージュ的な作品。そしてジェイムズ最後の作品。 英国ものによく出て来てくる「検視審問」の様子も描かれており、ろくな科学捜査も出来ない時代の犯罪捜査の様子が見てとれる。 ジェイムズの死去でもうダルグリッシュシリーズの新作ともお目にかかる事は無いのだなあ、そう思うたび感慨深く、何度もオリジナルとこの作品とを繰り返し読み返している。 | ||||
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P・D・ジェイムズといえば、アダム・ダルグリッシュ警視シリーズが有名 緻密で細かく、うんざりとするような文章が続き、惑わせに惑わせ、「結局、犯人は誰ー?」と叫びたくなる作風が持ち味(褒めています) その持ち味が本作でもいかんなく発揮されており、かつ、同時に見事にあの時代を再現した続編に仕上がっています。 ミステリーとして読むと確かに犯人が予測できるかもしれませんが、エリザベスとダーシーのその後を知る、という意味では楽しめました…! また、恋愛時代は苦くもありつつ甘さ抜群だったのに比べ、結婚後を描いた本作では「結婚生活」という現実の苦さ感が際立っているのもいいですね。 総じて楽しめました。 | ||||
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ジェーン オースティンの「高慢と偏見」の続編という体で、登場人物のその後が描かれています。しかもミステリ仕立てです。 リディアは原作でも憎たらしい子でしたが、この小説ではパワーアップしていて、出てくる度にイライラさせられました。ウィカムの厚かましさも健在で、どうかこの夫婦に罰が当たりますように!!と願わずにはいられませんでした。 ミステリと言っても読者が謎解きをできる展開ではないので、人物描写を楽しむ本だと思います。途中で話が中だるみするので飽きてしまいました。 エリザベスとダーシーが幸せな夫婦になっていたのは良かったです。和みました。 | ||||
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とても面白く読みました。原作を損なうような表現もないし、思わずニンマリしてしまうような箇所もたくさんありました。さりげなく「エマ」や「説得」が出てきたのはうれしいサプライズでした。 | ||||
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ミステリーの形をとりながら、高慢と偏見の登場人物達の6年後を書いたのが本作。 一応ほとんどの登場人物について、言及している。 変わらないな、と思う人々もいれば、身分や地位が変わったせいで、或は結婚相手の影響を受けたせいか、変わったなと思う人々もいる。 また、エリザベスやダーシーが結婚前を振り返るシーンもある。 自分が婚約した時シャーロットはこう思ったのではないかしら、とかダーシーが手紙を書いた時の心情とか。 それらP.D.ジェイムズが考える人物像と私の感じている人物像の違いを面白く読んだ。 もっとも人物像は、特に会話文の訳しかたによってもずいぶん変わってくる。 ダーシーとフィッツジェラルドの会話では、ダーシーの方に遠慮が感じられるような言葉遣いに違和感があった。 ちょっと意味の分からない翻訳文があったのも残念。 ところでちょっとねたばれになりますが、 ”高慢と偏見”好きの読者としては、この続編の一番の成果は、ずっと悩みの種になりそうだったウィッカムとリディアの問題を解決したことかも。 | ||||
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