サマータイム・ブルース
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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女性作家の女性探偵ということで気になってはいた作品だが、ついに今回読むことにした。労働の諸問題や女性活躍については当時のテーマなのだろうか?私立探偵といってもチャンドラーのそれとは全く雰囲気が異なっている。 | ||||
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初めて、このシリーズを読みました。本作は約30年前の作品ですが、今もシリーズは続いているとのこと。 誰にも媚びず、真っ直ぐに生きる女性探偵が本作の主人公であるが、その生き方が多くのファンを魅了しているのではないかと思う。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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以前から知っている女性探偵といえば三人 コーデリアはドラマで観た事があるしや キンジーミルホーンは泥棒のFだけを読んだ事がある 。 ウォーショースキーは 短編を読んだ事があった。 大昔の話だ。 Kindleアンリミテッドで本作を読めるという事で懐かしさも手伝って読み始めた。 まず驚いたのがこの小説が出版されたのが1982年今から40年以上も前 歳をとるわけだ。イヤになる(笑) 古き良き時代のハードボイルド小説という感じで手軽に読めた。 いかにも女性読者が喜びそうなヒロインという感じ 彼女のアニーやジルに対する気遣いある 慰めや励ましの言葉には暖かい気持ちにさせられた。 探偵というのは特にウォーショースキー の様なハードボイルドで武闘派の探偵 の場合 拉致られて拷問を受ける羽目に陥る事が 非常によくある展開。 探偵が男の場合はしこたまぶん殴られても決して折れずにその場を切り抜け事件を 解決していく事で漢気を魅せ読者を魅了していく。 しかし女性が探偵の場合は拉致られて 殴られてオシマイとは現実的になり難い。 特に今作で事件から手を引かせる為に彼女が拉致られ痛めつけられたがリアルな世界ではもっと悲惨な事になっていただろう。 この探偵が極めて醜悪であったりした場合は兎も角だが文中を見れば決してそうでは無いむしろ魅力的な女として描かれている。 ではこの悪漢達がそういう行動様式を持っていないかといえばそうでも無い。ジルを殺す前にレイプすると脅しているからだ。 ジルには手を出すがウォーショースキー にはそういう言動は全くとられていない のは話の筋が通らずいささかご都合主義 であると思った。 特にこのギャングがウォーショースキー 痛めつけてまで事件から手を引かせようとしているのならなおさらだ。 ウォーショースキーが拉致られた時に 殴られるだけでは済まないはずだがそうはならない。 こういう所に女性探偵の特に武闘派ハードボイルドの女性探偵の立ち位置の難しさがあると感じる。 作家はその辺りをキチンと対応しないと 小説のグレードが少し落ちてしまう事になりかねない。 しかしながら今作が一作目でシリーズ は現在も未だに続いているというから 驚かされる。 彼女に魅了された多くの読者がいればこそだろう。 今後、ヴィクがどの様な成長、変遷をしていくのかと思うと気になる所ではある。 | ||||
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ヴィク(V・I・ウォーショースキーの愛称)は、シカゴを拠点にする女性私立探偵。彼女はある夜、事務所を訪れた男から、息子の恋人の行方を捜してほしいと依頼される。簡単な仕事に思えたが、訪ねたアパートで出くわしたのはその息子の射殺死体だった。依頼人が被害者の父親ではないことも判明し、さらには暗黒街のボスが脅迫をかけてくる。圧力にも暴力にも屈しないヴィクは、保険金詐欺や政治スキャンダルに巻き込まれながら、真相に迫っていく。 この本のテーマは、女性探偵としてのアイデンティティです。ヴィクは犯罪が渦巻く探偵業という、男性社会で生きる強さと自立心を持ちながらも、女性としての感性や感情も大切にしています。彼女は、自分の信念や正義感に基づいて行動し、時には権力や差別に対抗する。しかし、それが彼女に危険や孤独をもたらすこともあります。 そんな本書のおススメポイントですが、主人公ヴィクの魅力的なキャラクターとシカゴのリアルな描写が良かったです。ヴィクは、頭脳明晰で勇敢でユーモアがある、まさに探偵にうってつけの人物。彼女は、ブラック・ラベルを飲みながらオペラを歌ったり、格闘技で悪党と立ち回ることにも躊躇しません。また、シカゴの街並みや風土も生き生きと描かれており、舞台として魅力的です。シカゴ・カブスの試合やスティーブンソン高速道路の渋滞など、地元の人々の暮らしや文化も細かく描写されています。 サマータイム・ブルースは、サラ・パレツキーの処女作であり、V・I・ヴィクという魅力的な女性探偵を登場させた画期的な作品です。物語はスリリングでスピーディであり、シカゴのリアルな描写やウィットに富んだ会話も楽しめる。女性探偵ものに関心があるなら、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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V.I.ウォーショースキーを主人公とする探偵小説シリーズの1冊目。再読のはずだけど、まったく覚えていなかった。V.I.はヴィクトリア・イフゲニア。母親がイタリア系移民。 作者が女性、主人公が女性、主な読者も女性という、いわゆる3f小説のはしりかな。女性を主人公とするハードボイルド。 かといって筋肉系ではなく、鼻歌でヴェルディのシモン・ボッカネグラの一節を歌ったりする知性波。それでも、最後の大立回りでは殺し屋の腕の骨を叩き折る腕っぷしもある。 事件は大規模な労災保険金詐欺。時代はたぶん1960年代。フェミニズムの勃興期の雰囲気も少し描かれている。 ポケベルも、携帯電話も、スマホも、インターネットもないけれど、時代遅れな感じはない。 それと、シカゴの日常がうまく挿入される。 | ||||
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コミック版名探偵コナンから来る人がいるのかな?少し古いです。ネオクラシックくらい。ちょうど現代的な意味で女が自立しようとする時代の小説です。とにかく暑い、湿気と暗さが印象的。本格推理小説てまはなく、ハードボイルドぽい。 | ||||
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大変気に入りました。 | ||||
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