ミッドナイト・ララバイ
- 失踪 (242)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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巨悪を相手に孤軍奮闘するヴィクもすでに40代半ば?でしょうか。あまりの突っ張り具合が痛々しいとも思えますが、それでも最後まで貫き通す姿勢にはやっぱり応援したくなります。今回は40年前に失踪してしまった黒人男性を探して欲しいと言うあまり気の進まない依頼から始まるのですが、その根っこには公民権運動が盛んだったころの壮絶な人種差別の問題が横たわり、権力や富を持つ者たちがいかに非道なことをしてきたのかを暴きだしていきます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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実に数年ぶりのヴィクシリーズです。 今回は崇拝している父親の名誉云々にも発展する面倒な親戚筋の 問題も絡まり複雑な展開をみせる長編大作ですが、さすがに上手にまとめています。 これの前にこちらも久々の検視官シリーズを読み、相変わらずの棘棘した人間関係に ちょっと疲れた私なので、暖かいものが流れるこちらのシリーズにホッとしました。 | ||||
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翻訳の件数が少ないと思います。もっと気軽に翻訳で読みたいのにと思います。 | ||||
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1年以上前に読み始めてすぐ、余りの展開の辛さにぱったり止まって進めなくなってしまいました。今までも散々ひどい目にあってその都度頑張るヴィクを応援しつつ読んできましたが、今回ばかりは何度となく読みかけてはどうしても先へ進むことができずにいます。登場人物の(従妹、その父親など)魅力のなさに目が、頭が拒否反応を起こしているようです。好きで一作目から逃さず読んできましたが既に出版されている次作まで到達することができるか?不安です。 | ||||
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ヴィクの新作。 楽しみにしていたのに、今回はテンション下がりました。 真実を追及するためとはいえ、あいかわらず痛めつけられ、周囲もまきこんで大事な人たちを危険にさらし・・・ 「いい年して!」と眉間にシワ寄せて読みました。 ストーリー展開も都合よすぎます。 とくに、「探すべき人物その2」があまりに簡単に見つけられる中盤っ! ヴィクにさえこんなに容易に見つけられるのに、なんで今まで・・・・??? 私でさえ、初出シーンでとっくに「こいつはアヤシイ」、「こいつでは?」と思ってましたよ〜。 ヴィクを待たずに真実に近づく人だっていたんじゃないの? 「別名」とかなんとかでごまかされて、みんなそんなにバカなのか?! 「探すべき人物その1」の行方も、なんだかこじつけめいていて釈然としませんでした。 「悪」にもかなり早い段階で目星がついてしまうし。 そして、「父親の高潔さ」にこだわりすぎるヴィクに辟易。 もう一段階成長してほしいと思わずにいられません。 | ||||
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V・Iのシリーズは全部持っている(文庫だけれど)。第1作の『サマータイム・ブルース』が出たのが1985年(文庫版)、自分自身もまだ20代だった。その後、最新作のこの『ミッドナイト・ララバイ』まで13冊、25年が経過し、自分も、そしてV・Iも共に年齢を重ねているので、感慨深いものがある。もはや若くないことを自覚しながらも、相変わらずエネルギッシュに仕事に、恋に、エクササイズにとスーパー活動的なV・Iにはとてもじゃないけど追いつけないが、いつもたったひとりで巨悪にけなげな闘いを挑む、そして決して挫けない彼女の強さに、毎回生きる力をもらっている。 シカゴの私立探偵であるV・I・ウォーショースキーの身辺で起こる小さな事件が、やがてアメリカ社会の恥部を抉る大きな事件へとつながっていく、という展開は毎度お馴染みのものだが、ここ数作は現実のアメリカ社会の混迷もあって、描かれるテーマがますます重く、やりきれないものになってきている。しかし、社会という巨大なものに翻弄される個人の無力さを見つめ、時にひどく傷つきながら、それでもなお、ささやかな愛や正義(社会がふりかざす大文字の正義ではなく)の力を信じて、文字通り体を張って前に進もうとするV・Iに、毎回泣かされる……。 これだけ、常に向かい風に顔を上げて立つが如きV・Iのストーリーを紡ぎ出す作者の覚悟や信念のほどは並大抵のものではないだろうと思っていたが、そのあたりは、著者のエッセイ集、『沈黙の時代に書くということ』を読むとよりよくわかる。 出版社サイドに一言。訳者はシリーズを通してベテランの山本やよい氏で統一されていて有り難いのだが、装丁が時々変わるのは何とかして欲しい。初期の江口寿史氏のカバーはお洒落で良かったけれど、ずっとは難しいだろうから、せめて中期の写真アレンジで続けて欲しかった。最近の新しいイラストは、ちょっと江口氏の路線を意識した感じだけれど、甘すぎていただけない。しかも、最新作のV・Iは若すぎ。これではただのお嬢さんだ。映画のキャスリーン・ターナーはちょっと行き過ぎな気もしたが、やはりあれくらい年輪を感じさせる、素敵な「オバサン」のイメージが欲しい。 | ||||
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