カウンター・ポイント



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初公開日(参考)2016年12月
分類

長編小説

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カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2016年12月20日 カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)

25年前に起こった殺人事件。元恋人からその再調査を依頼された探偵ヴィクは、事件関係者に渦巻くウォーショースキー家の人間への敵意を感じ取る。どうやら彼女のいとこにして地元のヒーロー、ブーム=ブームと何か関係があるようなのだが……。生まれ育った街の暗部と過去の因縁に、ヴィクが毅然と立ち向かう!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

カウンター・ポイントの総合評価:9.14/10点レビュー 7件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

いくつになっても熱いヴィク

V.I.ウォーショースキー・シリーズの第17作。いつまでたっても、いくつになっても無鉄砲に走り回るヴィクの魅力が爆発した、痛快なハードボイルド小説である。
ヴィクが高校生の頃、一時期だけ付き合ったことがあるフランクが突然訪ねて来て、25年前に実の娘(フランクの妹)を殺した罪で服役し、2ヶ月前に出所した母親が「私は殺していない。だれかに嵌められた」と言っているので助けてやってくれないかと頼み込んで来た。フランクの母親はヴィクの一家を毛嫌いし、何かにつけ文句を言って来た過去があるので断りたかったのだが、頼まれると否とは言えないヴィクは、しぶしぶ引受けることになる。事件の再調査のためフランクの母親を訪ねると、案の定、助けを断られ、罵声を浴びせられた。しかも、ヴィクの従兄弟でホッケーのスターだったブーム=ブームが真犯人だという反論まで出して来た。ヴィクが大切にしている従兄弟の名誉を守るため、そして何より、真相解明を拒む巨悪の存在を許さないために、ヴィクは生まれ育ったシカゴの貧困地域を駆け巡ることになる。
もうとっくに50を過ぎたのに、立ち止まることを知らず、ひたすら突っ走って行く、ハートも行動も相変わらず熱いヴィクである。周辺人物も変わりなく、シリーズ物の安定感をベースに、今回はシカゴ・カブスとアイスホッケーチーム関係の話題が加えられ、現代のシカゴが生き生きと描写されている。
シリーズのファンにはもちろん、自分の年齢が気になって弱気になっている中高年の方には元気回復の特効薬として、ぜひオススメしたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(3pt)

女版マルタの鷹

嘘にまみれた依頼に対し,とにかく周囲をつっつきまくって問題を起こしまくって,
真相を突き止める.
始めは主人公ヴィクの個人的な戦いで,あまり興味がもてないが,
実は裏には大きな陰謀が隠されており,息もつかせぬハードボイルドになっている.

 とにかくヴィクはつっつきまくる.人が嫌がること,過去を掘り出すことをしまくり,
何か出てくるのを待ち,出てきたものに対処し,それがなんだったのか予想して,
また新たにつっつきまくる.
長生きできないタイプ.サムスペードを彷彿とさせる調査方法.
誰にも彼女を止められないし,権力にも屈することなく,
最後は本当の優しさを見せる.
まさしく,ハードボイルド.
カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150753768
No.5:
(5pt)

その昔、虜にされた、ヴィクの魅力が思い出された。あの頃、私も若かった。相変わらず、隣人のコントラーレス老人が健在でうれしい。

その昔、虜にされた、ヴィクの魅力が思い出された。
思いったったらとんでもない危険な中に飛び込んで行ってしまう性格は変わらないなあ。
ひやひやドキドキしながらページをめくらざるを得ない私だが、たぶん、ジェイクやロティもそんな気分でヴィクを見ているに違いない。
年を取っていよいよ終盤に近付いたかなあと思ったが、もしかしたら、まだまだ、先がありそう。
向こう見ずな気質は、親戚のバーニーにも?
バーニーが、ヴィクの相棒になってくれたらうれしいかもと思ったが、カナダに戻ってしまったよう。
今後、彼女も再登場してくれたらいいなあと思っている。
相変わらず、隣人のコントラーレス老人が健在でうれしい。
カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150753768
No.4:
(5pt)

もう一つのアメリカ

もう30年近くこのシリーズの大ファンですが、さすがに今回は途中で何度もイラっとさせられた。前から薄々感じてはいたけれど、成功者のヴィクは、どうも昔の知り合いを見下す傾向があるらしい。本人は気づいてないどころか、むしろ相手を思って悲しくなるという、ナチュラル差別だからこそ、余計にイラとっする。これについては、どんなに正義感が強く、勇敢な行動を示しても、取り消しようがない。
ただ、もし、これを作家が認識してやっているなら「さすが!」なんだけど・・・どうなんでしょうねぇ
アメリカの忘れられた人たちの悲しさや、どうしようもない失望感がドロドロと流れている。ヴィクやいとこのBBは、たまたま良い親に恵まれ、チャンスを活かしして地元から抜け出すことができたけど、地元に残るしかなかった彼らとどれほどの差があったというのだろうか。「自分たちばかりが損をしている」その感情が、トランプ政権を生み出した。だけど、負の感情から生まれた政権は、さらなる負を生み出すのかもしれない・・・おぉ、怖っ!
カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150753768
No.3:
(5pt)

極寒のシカゴです!

ヴィクのタフさに舌を巻きます。
600ページを超える大作ですが
中だるみするようなことはありませんでした♪
カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150753768
No.2:
(5pt)

表紙のイラスト、なんとかならないものでしょうか!

久しぶりのV.I. ウォーショースキー、堪能しています。
サラ・パレツキーの凄さは、大勢の登場人物のかき分けが簡潔でありながら非常に上手で、瞬時に個々のキャラクターがイメージとしてインプットされるので、読みながら登場人物リストを見返す必要がなく、一気に読破できるところ。

それにしてもある時期から変わった表紙のイラスト、あまりの軽薄さに嘆いています。
こんなチャライ表紙によくサラ・パレツキーの許可がでたものです。

江口寿史の描くヴィクは、彼女の持つどっしりした存在感まで伝わってくるすばらしい物でした。
最近のイラストを描いた方は、V.I. ウォーショースキー シリーズをちゃんと読んでいるのでしょうか?
ハヤカワはこんなずれたことをしているから、最近良い作品がでてこないのか、と心配になってしまいます。

キャサリーン・ターナーが主演した『私がウォシャウスキー』、あれこそヴィクです。
カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:カウンター・ポイント (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150753768



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