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ミッドナイト・ララバイ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))

ミッドナイト・ララバイの評価: 4.25/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

面白かった

実に数年ぶりのヴィクシリーズです。
今回は崇拝している父親の名誉云々にも発展する面倒な親戚筋の
問題も絡まり複雑な展開をみせる長編大作ですが、さすがに上手にまとめています。
これの前にこちらも久々の検視官シリーズを読み、相変わらずの棘棘した人間関係に
ちょっと疲れた私なので、暖かいものが流れるこちらのシリーズにホッとしました。
ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))Amazon書評・レビュー:ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))より
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No.7:
(5pt)

サラパレツキーがもっとたくさん読めたらいいのに

翻訳の件数が少ないと思います。もっと気軽に翻訳で読みたいのにと思います。
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No.6:
(2pt)

読み進めない

1年以上前に読み始めてすぐ、余りの展開の辛さにぱったり止まって進めなくなってしまいました。今までも散々ひどい目にあってその都度頑張るヴィクを応援しつつ読んできましたが、今回ばかりは何度となく読みかけてはどうしても先へ進むことができずにいます。登場人物の(従妹、その父親など)魅力のなさに目が、頭が拒否反応を起こしているようです。好きで一作目から逃さず読んできましたが既に出版されている次作まで到達することができるか?不安です。
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No.5:
(3pt)

ヤキがまわってきた?

ヴィクの新作。
楽しみにしていたのに、今回はテンション下がりました。
真実を追及するためとはいえ、あいかわらず痛めつけられ、周囲もまきこんで大事な人たちを危険にさらし・・・
「いい年して!」と眉間にシワ寄せて読みました。
ストーリー展開も都合よすぎます。
とくに、「探すべき人物その2」があまりに簡単に見つけられる中盤っ!
ヴィクにさえこんなに容易に見つけられるのに、なんで今まで・・・・???
私でさえ、初出シーンでとっくに「こいつはアヤシイ」、「こいつでは?」と思ってましたよ〜。
ヴィクを待たずに真実に近づく人だっていたんじゃないの?
「別名」とかなんとかでごまかされて、みんなそんなにバカなのか?!
「探すべき人物その1」の行方も、なんだかこじつけめいていて釈然としませんでした。
「悪」にもかなり早い段階で目星がついてしまうし。
そして、「父親の高潔さ」にこだわりすぎるヴィクに辟易。
もう一段階成長してほしいと思わずにいられません。
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No.4:
(5pt)

頑張れ、V・I !!!

V・Iのシリーズは全部持っている(文庫だけれど)。第1作の『サマータイム・ブルース』が出たのが1985年(文庫版)、自分自身もまだ20代だった。その後、最新作のこの『ミッドナイト・ララバイ』まで13冊、25年が経過し、自分も、そしてV・Iも共に年齢を重ねているので、感慨深いものがある。もはや若くないことを自覚しながらも、相変わらずエネルギッシュに仕事に、恋に、エクササイズにとスーパー活動的なV・Iにはとてもじゃないけど追いつけないが、いつもたったひとりで巨悪にけなげな闘いを挑む、そして決して挫けない彼女の強さに、毎回生きる力をもらっている。

シカゴの私立探偵であるV・I・ウォーショースキーの身辺で起こる小さな事件が、やがてアメリカ社会の恥部を抉る大きな事件へとつながっていく、という展開は毎度お馴染みのものだが、ここ数作は現実のアメリカ社会の混迷もあって、描かれるテーマがますます重く、やりきれないものになってきている。しかし、社会という巨大なものに翻弄される個人の無力さを見つめ、時にひどく傷つきながら、それでもなお、ささやかな愛や正義(社会がふりかざす大文字の正義ではなく)の力を信じて、文字通り体を張って前に進もうとするV・Iに、毎回泣かされる……。

これだけ、常に向かい風に顔を上げて立つが如きV・Iのストーリーを紡ぎ出す作者の覚悟や信念のほどは並大抵のものではないだろうと思っていたが、そのあたりは、著者のエッセイ集、『沈黙の時代に書くということ』を読むとよりよくわかる。

出版社サイドに一言。訳者はシリーズを通してベテランの山本やよい氏で統一されていて有り難いのだが、装丁が時々変わるのは何とかして欲しい。初期の江口寿史氏のカバーはお洒落で良かったけれど、ずっとは難しいだろうから、せめて中期の写真アレンジで続けて欲しかった。最近の新しいイラストは、ちょっと江口氏の路線を意識した感じだけれど、甘すぎていただけない。しかも、最新作のV・Iは若すぎ。これではただのお嬢さんだ。映画のキャスリーン・ターナーはちょっと行き過ぎな気もしたが、やはりあれくらい年輪を感じさせる、素敵な「オバサン」のイメージが欲しい。
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No.3:
(5pt)

過去と現代のアメリカがかかえる“闇”を描く

著者の全作品を読んだわけではない。しかし、読んだ作品から判断する限り、構成のパターンは、過去の犯罪が現在にまで影響し、主人公のヴィクがそれを解き明かしていくものである。本書も基本的には同じで、1960年代の公民権運動時代に起きた犯罪が現代に波紋を広げ、新たな犯罪を生み出していく様子を描いている。ただ、著者は常に作品の中に現在のアメリカの状況をつぶさに描いていくので、作品毎にアメリカの“息苦しさ”が酷くなっていると感じてしまう。本書でも、盗聴やGPSを使っての追跡など、個人のプライバシーが次々に踏みにじられていく。犯罪者でなければ、そんな目に合うことはないと考える人がいるかもしれないが、犯罪者以前の容疑者、容疑者以前の参考人、そういった人たちに同情した程度でも監視される可能性は充分にあることが本書を読めば分かるだろう。本作では、ヴィクの父や叔父がかかわった過去の事件が大きなポイントになる。“血”のしがらみを乗り越え、ひたすら真実へと突き進むヴィクの姿は素晴らしいと同時に痛ましさを持っている。
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No.2:
(5pt)

(ネタバレ有り)従妹のペトラ登場

40年前の不良♂の失踪事件に絡む、警察の腐敗を暴く。従妹のペトラ登場。ペトラは悪者に脅されてVIをスパイする。おしゃべりで、自己主張が強いのでペトラにはあまり共感できず。作品はGood.楽しめる一冊です。
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No.1:
(5pt)

著者も主人公も元気

ちょっと久しぶりのシリーズ新刊。表紙が前作までと変わってます。
ストーリーは40年前の失踪事件をヴィクが追うという、ある意味オーソドックスなハードボイルド・ミステリー。
事件にヴィクの家族が絡んでくるあたりが、膨らませ方としては上手いところ。
中期の作品にあった肩肘張った感が薄れて、エンタテインメントとして読みやすくなってます。
それでも後半には、9/11以降のアメリカについて痛烈な批判も展開し、パレツキー節全開な感じ。
「ここはイランなの? それとも、アメリカ?」というヴィクの台詞など、真骨頂ですね。
元気な従妹が引き続き活躍するという、次作にも期待です。
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