アリバイのA
- 毒殺 (157)
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アリバイのAの総合評価:
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アメリカでは珍しい女性探偵のシリーズ第1作目。 | ||||
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夫殺しの真犯人を探してほしいという依頼に主人公の探偵が・・・というお話。 これが書かれた頃はまだ女性の社会進出が遅れているというか女性が社会で活躍する事自体が珍しい事だったと記憶しておりますが、そういう時代に女性の一匹狼っぽい私立探偵が主人公のミステリが書かれて、主に女性から歓迎された様な時代だったと思いますが、今読むと同じ頃にやはり女性探偵でデビューしたサラ・パレッキー氏のヴィク・シリーズが勇ましい感じなのに対して、こちらのキンジー探偵はあまり肩ひじ張らずに自然体で活動していて対称的に感じました。どちらもいいですが、個人的にはこのキンジー・ミルホーン・シリーズの方が好みで好きだったと、昔は思いましたが、今読み返してもやはりこちらの方がいい様に思えました(ヴィクもキンジーも好きですが)。 昔、雑誌に載ったインタビューによると、グラフトン氏はなんでも別れた夫を殺すための殺人計画を元にこのミステリを書いたとかで、少し引きますが、推理小説としてはまずまず良く出来ていて新人のミステリ処女作にしては及第点を与えられる出来だと思います。この後更に飛躍するので☆はここまでにしておきました。 私もグラフトン氏はこれが小説の処女作だと思っていたので、後でこれ以前に書かれた作品が翻訳されたりして少し驚きましたが、ミステリとしてはこれが最初との事で実質的なデビュー作と捉えても差し支えないかもしれません。 今後が楽しみなシリーズ第一作。機会があったら是非。 | ||||
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またまた見つけた段ボールの中から取り出した本書スー・グラフトン著『アリバイA』読むことにした。 本書の奥付には、昭和62年(1987年)3月31日発行と記してあるから、もう30年も昔に読んだ本だからストーリーなどすべて忘れていた。 ’80年代は、アメリカ探偵ものに女性探偵が登場させる女性作家が多く誕生している時期だったが、評者はあまり女性探偵が活躍する本を読んではいない。 まあ、代表的な作品を一冊くらいは読んだから、本書もその一冊だったのだろう。 この作品は、主人公の女性探偵キンシ―・ミルホーンが登場する著者スー・グラフトンの処女作である。 Aから始まりアルファベットでタイトルにした作品が続いたのは知ってはいたが、彼女の作品を読んだのは多分この一冊だけだと記憶している。 夫殺しで有罪とされたニッキ・ファイフが8年の刑を務めてから、自分は冤罪だから真犯人を突き止めてほしいとキンシ―の事務所を訪れるところからこの物語は始まる。 本書『アリバイA』は、キンシ―という女性探偵の人物造形に著者ならでの個性と才能を伺うことができる。 シニカルで男勝りな性格ながら格闘技などで鍛えたこともなく、欠かさないのはジョギングだけである。 銃は持っているものの最悪の事態が生じた時のみ手にするだけであった。 もちろん人を殺したことなどもなく探偵稼業を続けてきたのであるが、ネタバレになってしまうが本書の結末で正当防でやむなく銃を初めてつかい犯人を撃ち殺してしまった。 キンシ―が捜査を進めて行くのを読者も共有するような手法が、女性探偵でも他の作家とは一味違うリアル感を与えるように感じた。 ネットで少し調べたら、現在76歳になるスー・グラフトンが、アメリカ探偵作家クラブ(MWA賞)の選考を行う団体の会長を務めていることを知って少し驚いてしまった。 退屈せず読み進むことができた秀作であると評価したい。 | ||||
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脚本家上がりだけあって、テンポよく、シンプルにかつうまく読ませる小説です。 翻訳も基本的によい感じ。 登場人物が戯画的なところがありますが、そこがまた娯楽作品っぽい。 ライトにみんなが楽しめる推理小説といった感じです。 ちょっと今となっては時代がかった舞台装置があるのはいたしかたないところでしょうか。 ま、ノスタルジーを感じながら読むのがよいと思います。 古典の類と思いますから。 | ||||
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20年ほど前にこのシリーズをハヤカワ文庫で読みまくってました。途中でちょっと離れてそれっきりになっていましたが、最近Kindleでこのシリーズ見つけて読んでみたくなりました。 まだ、シリーズは進行中で2013年にWが出てます。予定では2019年にZが出てシリーズが完結するそうです。作者のグラフトンさんもかなり高齢になってきてるので気力の面でもきつくなってきてるとは思いますが、ここまできたら後3作頑張って欲しいです。 今回原書で読んでみたんですが、20年ぶりに読んだにしては細かい部分もかなり覚えていて、やはり、アリバイのAは印象深かったんだということを痛感しました。 かなり時間がかかりそうですが、ボチボチこのシリーズ付き合っていきたいと思ってます。 | ||||
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サンタテレサという架空の街、実際はサンタバーバラの雰囲気が堪能できる。独立した女性探偵の心と仕事に対する真摯な取り組み。恋あり、謎あり、息もつかせないような早い展開のサスペンス。 | ||||
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