探偵家族



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    初公開日(参考)1997年09月
    分類

    長編小説

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    探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

    1997年09月30日 探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

    風光明媚な歴史の町バースに住むルンギ一家は、親子三代にわたって探偵事務所を営む“探偵家族”。戦後、裸一貫から事務所をおこした親爺さん、優しいママ、放蕩息子の長男サルヴァトーレ、妻のジーナと事務所を切り回す次男アンジェロ、経理担当の長女ロゼッタ、そしてやんちゃ盛りの二人の孫だって立派なメンバーだ。そんな彼らのもとへ、ある日近所の主婦がやってきて台所の洗剤がいつもの場所とずれているので調べてくれという。雲をつかむような依頼は、やがて思いもよらぬ展開を…。 (「BOOK」データベースより)




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    探偵家族の総合評価:7.20/10点レビュー 5件。Cランク


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    No.5:
    (5pt)

    ただのほのぼのストーリーにあらず

    3世代探偵という一家の物語ですが、意外だったのが、登場人物の外見に関する描写の少ないこと。従って、それぞれの人物が背が高いのか低いのかといったことはほとんど分かりません。普通なら、大家族、プラス関係者の多くの登場人物が没個性となって、誰が誰だか分からなくなるでしょう。
    しかし、不思議なことにこの小説では、会話や行動を見ると、例え誰と明示されていなくとも、この人のことだろうなと見当がついてしまいます。外見などのパラメータに頼らず、文章の力のみで、個性を描き分けるというのは、よほどの力量が無いと出来るものではないでしょう。
    翻訳も優れているのでしょうが、ほのぼのしたテイストながら、作者の力量に凄みすら感じさせるような恐るべき小説です。
    探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
    4150016550
    No.4:
    (4pt)

    事件の些少さが良い

    イギリスのバースを舞台に、イタリア系のルンギ一家が活躍するミステリ。家族全員が探偵という設定はすごいと思うが、なぜ、わざわざイタリア系にしたのか。たぶん、イギリス人では嘘っぽくなってしまうからだろう。家族の絆を大切にして不自然でないのは、もはやイタリア人だけなのだ。 ともあれ、家族をテーマに据えることで、本書が楽しくて安心出来る読み物に仕上がっているのは確か。台所の洗剤の置き場所に関する事件などの些細な事件に、些少な家族の問題がからんできて、生き生きとした人間関係が描き出されている。
     ミステリとしてはもうひとつだが、コージーミステリ好きにはたまらない一冊だろう。 アルバート・サムスンのファンには、いささかの違和感が感じられるかも知れない。
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    4150016550
    No.3:
    (3pt)

    家族小説?

    タイトルにひかれて読みました。ミステリーよりも家族に重点が置かれているように思いました。場面転換が多くて少し読みにくかったという印象です。
    探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
    4150016550
    No.2:
    (2pt)

    英国のイタリア系大家族喜劇小説

    ユーモアミステリーとして、クレイグ・ライスの『スィート・ホーム殺人事件』やジル・チャーチルの主婦探偵ジェーンシリーズには及ばないかもしれないが、孫娘のキャラが一番面白く、ミステリー色の弱い感じがする本書の救いだった。
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    No.1:
    (4pt)

    一服の清涼剤的ミステリ

    マイクル・Z・リューインの『探偵家族』です。本書は97年に早川書房のポケミスとして出版されたものですが、このたび文庫化されたので手に取りました。原題は"Family Business"で、同名の映画のほうは泥棒一家の話だったが、こちらは私立探偵を家業としている。リューインといえば『沈黙のセールスマン』に代表されるアルバート・サムスンのシリーズが有名だが、このイギリスのバースに居を構えるルンギ一家の物語もなかなかのものだ。とかくエスカレートする連続殺人など派手なミステリが主流の中にあって、一服の清涼剤的な佳作といってよいでしょう。親子三代で私立探偵を営むルンギ家をひとりの主婦が訪ねてくる。最近夫が何かに気を取られているようなので、何が原因か調べて欲しいというものだ。女性問題かとも思われたが、とりあえず次男アンジェロがその夫を尾行することになる。一方で若い女性から自分のことをバーで尋ねまわっている不審な男についての調査も頼まれる。一見地味な二つの事件が、やがて過去の殺人事件へとつながっていく・・・。この探偵事務所の経営者で一家の長である親爺さんを筆頭に、個性的な面々がそれぞれに活躍するが、なんと言っても、全編をながれるとぼけた味、そこはかとないおかしみが本書の特長でしょう。とんでもないどんでん返しなど用意していないが、変哲のない調査から思わぬ殺人事件の真相が明らかになる展開も作者の確かな芸を感じさせる。そうそう、それに『おやじの細腕まくり』なんてエッセイまでものにする翻訳の田口俊樹さんのタッチも本書にぴったりだという事を忘れてはならない。
    探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:探偵家族 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
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