泥棒のB
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前作「アリバイのA」が面白かったので引き続き「B」に。 時代背景が多少古いので、携帯電話もパソコンも無いけれど それがよけいに主人公の迫力を増している。 スーパーパワフル、プロに徹した行動力で捜査する主人公キンジー・ミルホーンはかっこいい ちょっと惚れっぽいけど、最初の失敗があるから大丈夫♪ それに登場人物それぞれの人物描写が丁寧で巧み (日本の小説ではこれほど目に見えるように人物の印象を描いてくれるものは ほんと無いからいつも私は不満!) たとえばたった2ページ分にしか登場しないガラス工事の女性 「彼女は私より背が高くとても痩せていて、長い腕をむき出しにし ブルージーンズが細いヒップに引っかかっている。ウエストには大工用ベルトをつけていて ハンマーがホルスターに入れた銃のようにぶらさがっている。 短くカットした金髪は額の上が男の子のように逆立っていた。 そばかす、ブルーの瞳。淡い色のまつげ、化粧っけのない肌、若々しさからくる どこか間の抜けた感じ。はつらつとした屈託のない表情が爽やかで ほのかにアイボリーソープの香りがした。」 これだけで臨場感が全く違ってくるのよね~ 読んでいて映像として浮かんできてとても愉しい 早速次を読むからね、キンジー 昭和62年版は活字が小さいけれど、面白いからいいのよ | ||||
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行方の判らない親族を探してほしいという依頼をうけた主人公がやがて・・・というお話。 シリーズ第二作ですが、既に主人公のキンジーの魅力が開花していて読んでいてそれだけでも楽しかったですが、ミステリとしてもプロットが良く出来ていて、MWA賞とアンソニー賞を獲ったのも納得のでした。 女性の主人公のハードボイルド/私立探偵小説は出始めた頃、キャラクターがどれだけ魅力的かで評価される傾向があった記憶がありますが(違ったらすいません)推理小説なので、プロットもしっかりしていないとまずいと思いますが、このシリーズは謎解きもしっかりしていたので、長く支持される要因になったかと思います。 今後の展開も気になるシリーズ第二作。機会があったらシリーズ順に是非。 | ||||
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アメリカ私立探偵クラブ賞、アンソニー賞ダブル受賞。女性私立探偵キンジー・ミルホーン 32歳 離婚暦2回 主人公の女探偵が魅力的。 往年のハードボイルドの探偵達から引き継いだストイックさ、現代的な行動力。前半から中盤にかけては、わずかな手がかりを追った彼女の 丹念な捜査の過程が描かれ、少し地味だが、ストーリーが後半に入ると俄然スピードアップする。終盤は畳み掛けるような展開で、ラストは危機一髪のスリル を味わえる。ハードボイルドというと論理もトリックもおかまいなしにとにかく行動と腕っぷしで事件を解決といった印象があるかもしれないが、 正統派ハードボイルドはちゃんとトリックがあり、探偵は論理的に考えて事件を解決するのです。本作でも、ミステリ史上有名なあるトリックが使われてます。 (分かる人にはこれだけでもネタバレかも)佳作です。 | ||||
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