皮膚の下の頭蓋骨
- クローズド・サークル (178)
- コーシイ島 (1)
- 孤島 (123)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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古くからのいわくが残る孤島の古城という舞台で起こる殺人に可憐な女探偵のコーデリアが挑む | ||||
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女探偵コーデリア・グレイシリーズ2作目にして最後の作品。前作とはうってかわって、今度は孤島で起こる殺人事件の捜査にコーデリアが当たるという、古式ゆかしい黄金期のミステリのような本格ミステリ風作品になっている。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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古い本の物理的にも古い中古本で活字も細くて小さいので読みにくかったですが、結構楽しめました。心理描写ではなく情景描写が詳しくてある意味では新鮮な感じでした。 | ||||
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P・D・ジェイムズのコーデリア・グレイもの、といってもたった2作しかなくて、僕は『女には向かない職業』はすでに読んでいたので、本書が最後のコーデリア・グレイものということになる。 長いが、読みごたえのある作品だった。殺人事件が起きるまでに本の半分が費やされるため、退屈する読者もいるかもしれない。僕も長いなと思いつつ、しかし不思議と退屈はせずに読んだ。それにはコーデリア・グレイの魅力も大きいだろう。この探偵は、いわゆる名探偵ではない。しかしどこまでも誠実であり、イノセントであり、健気である。 と、ここで村上春樹がイスラエルで行った有名な「卵と壁」のスピーチを思い出す。「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます」と、パレスチナを「卵」に、イスラエルを「壁」に例えたものだ。悪に立ち向かうコーデリアを見ていると、まさに壁の前に立つ卵という感覚を覚える。 訳については毀誉褒貶あるようだが、オリジナルの英語の文章がクセが強いので、何が言いたいのか? と分かりにくいところも確かにあるけれど、ミステリ作家としても活躍した小泉喜美子氏の訳は、なべて名訳だと思う。ところで本書には「屍衣」に「きょうかたびら」とルビを打ったところがある。ということは『ナイチンゲールの屍衣』も「しい」ではなく、そう読むべきなのかなと思った。 | ||||
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もし自分が小説家ならこの作品を読んで筆を折るかもしれない。読み返したのは三度目だが、その度に圧倒的な描写力と一人としておざなりではない血の通った登場人物の造形の魅力に驚嘆する。P・D・ジェイムズの偉大な作品群の中でも頂点というに値する名作であり、可憐で聡明なヒロイン、コーデリア・グレイが冷え冷えとするような悪意をたたえた真犯人と対峙するクライマックスの迫力は凄まじいの一語。 | ||||
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二百年前の不気味な伝説が残る孤島コーシイ島。そこの贅を凝らした壮麗な舞台で演じられる古典劇に招かれ、いま、数人の客が島を訪れていた。主演女優クラリッサの義理の息子、従姉妹、元愛人……女探偵コーデリア・グレイもそのひとりだった。頻々ととどく死を暗示する脅迫状におびえるクラリッサの身辺警護のためである。狷介な女優とそれぞれ思惑を胸に秘めた七人の男女――不吉な雰囲気の漂うなか、開演を目前に、自室で顔を叩き潰されたクラリッサの惨殺体が発見された。 | ||||
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島を舞台にした古典的なミステリ。 古典ミステリは好きですが、昔の訳って読みづらいんですよね。いかにも文語調というか。 途中で何回も挫折しそうになりました。 盛り上がりに欠ける淡々とした展開が続き、 結末も尻すぼみ。 設定などは面白くなる要素がたくさんあるのにもったいない。 | ||||
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