正義
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ハヤカワ・ミステリ発刊45周年記念作。ミドル・テンプル法曹学院に所属する女性弁護士ヴェニーシャは伯母殺しで起訴された青年アッシュの弁護をつとめ、無罪を勝ち取ります。その彼女が、学院の自室で刺殺体となって発見。死体には法廷用のかつらが被せられ、その上から同僚弁護士の血が注がれていました。事件解決のため、ダルグリッシュ警視長は法曹界の中枢へ踏み込むことにー。英国ミステリの重鎮P .D .ジェイムズが、法曹界を舞台に真の正義とは何か、真の正義など存在するのかを真っ向から問うた大作です。 | ||||
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ひそかに娘のオクタヴィアと婚約、女性弁護士ヴェニーシャを悩ませていた青年アッシュ、次期学寮長の座を巡って彼女と対立していた同僚弁護士、別れ話のもつれから不仲になっていた愛人である議員ーダルグリッシュ警視長の調べにより、少なからぬ人間が被害者に殺意を抱いていたことが判明します。しかし、いずれもアリバイを主張、死体に施された細工の謎も解けぬまま捜査は暗礁に乗り上げますがー。「正義」とは何か、その不条理を緻密に描いたP .D. ジェイムズを代表する作品の一つです。前作「原罪」と対をなす小説で、完成度の高さには、さすが英国ミステリの重鎮と唸らずにはおられません。 | ||||
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殺人事件の渦中、被害者、加害者が幾重にも交錯する善悪の曖昧な状況で特定の人間の正義が他方からは正義になるのか、真の正義とは何かを問いかける大作。詳しくは書けないが、主要登場人物の行動を誰が責められるのか、自分が同じ状況になったらどうするか、読む人間の倫理、道徳を激しく揺さぶる慟哭の作品。小説にHeavyもLightもないと思うが、非常に重い質感の圧倒的巨編。読んで気分が良くなるタイプの作品ではないが「正義の為の戦争」が起こる時代是非読んでおきたい小説。中で弁護士が自分の役割を「被告を無罪にするのが仕事ではなく検察の主張の矛盾を追及するのが仕事」と言ってる部分が印象的。 この人の作品は過去に何冊か読んだがその時はやたらとっつきづらい印象だったが、今回これを読んだらスラスラ読めて以外でした。それと誤字・脱字が多く、校閲がいいかげん。訳者の方は「法医」という言葉を使って故都筑道夫氏が怒ってましたがまだ意地で使ってるようですね。広辞苑では「法医」はなかったですよ。 | ||||
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正義って何かしら?日本人の環境とはまた違った中での、正義感だと感じます。そして、読後は、もわもわとした気持ちが残存しました。P・D・ジェイムズ の作品に中では、一番『もわもわ』でした。 | ||||
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「正義」上下巻を一気に読んだ。 私にとって初めて触れるジェイムズ作品だ。クリスティ、レンデルとイギリスの”レディー”がたが描くミステリを読んできたけれど、また一人追いかけたい作家に出会った。 全く、イギリスのおばあちゃんたち(みなさんデビュー当時はお姉さまだけど)ってば、涼しい顔をして何て物語を書くのだろう!登場人物は、すべて怜悧で愚かなエゴイストだ。 被害者も加害者も。関与した全ての人々も。 敏腕な女性刑事弁護士である被害者には敵も数多い。 娘を始め(!)彼女の不在を望む人々の中で、結局 彼女を殺めたのは、、、そしてその理由は?後はぜひ実際に読んでみて下さい(^^)。 そうそう、この作品はシリーズの一環だそうです。残りの作品も読まなくっちゃ・・・! | ||||
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