策謀と欲望



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初公開日(参考)1990年10月
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長編小説

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策謀と欲望〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

1999年01月31日 策謀と欲望〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ダルグリッシュ警視長は、原子力発電所の聳える海沿いの村を休暇で訪れた。その村では最近、女性ばかりを狙う連続絞殺魔が暗い影を落としていた。ダルグリッシュが発電所所長宅の夕食会に招かれた夜、発電所の職員が帰宅途中に絞殺されるという事件が起きた。住民の恐怖が高まるなか、ダルグリッシュは海岸で女性幹部ヒラリーの他殺体を発見する。手口から新たな犠牲者と思われたが、事件の前に絞殺魔は自殺していた…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

策謀と欲望の総合評価:8.40/10点レビュー 10件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

起伏のない小説でした

「死の味」に続いて2作目の読了でしたが、ほとんど印象が変わりません。ミステリーの女王と呼ばれているようですが、私にはクエスチョンマークです。人物や風景、部屋などの描写が細かすぎるので物語に入っていく前に読み疲れてしまい、結局ストーリーの印象が薄らぐのです。結末も平凡なものでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

根性が必要です!

登場人物の把握
その土地の風景
などなど、読み進めるためには、根気が必要な作品でした。

読み終えると、あと数冊読んでみたいな~と思わせる内容でした。
(お初PDジェイムズは、「女には向かない職業」でした)

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)

連続殺人鬼物として異色なのだが。

連続殺人鬼の登場をメインの殺人事件の単なる小道具として扱う辺り、やはり大作家の構成力は只ならぬものがあるなと感心したが、終わってみれば犯人は予想外だったけど、動機としては単純なもの。いや寧ろ深くまで語られなかったため、抽象的であり浅薄だ。
今回、読んでいて気付いたのはアダム・ダルグリッシュという存在を作者は暗鬱な日常性から解放する導き手に想定しているのではないかということ。悲劇が繙かれた後、関係者それぞれに変化が扉を叩いた。

Tetchy
WHOKS60S
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未読の方はご注意ください

No.7:
(5pt)

現代社会への予知を孕んだ重厚な傑作

イギリスで一代貴族の称号まで受けた推理小説家 P.D.ジェイムズ(1920~2014)の傑作。
イギリス、ノーフォーク地方の海沿いにある原子力発電所を巡る複雑な人間模様を背景に、
地域を震撼させる連続女性殺人犯の謎にダルグリッシュ警部が挑む。

重厚で隙のないプロット、多岐にわたる登場人物の魅力は言うまでもないが、
原子力発電の問題ばかりでなく、テロに怯える現在の世界を予知したかのような言葉を
結末近くで登場人物の一人に語らせるあたり、
この作家のなみなみならぬ知性と洞察力に改めて感歎した。

本作が刊行されたのは1989年だが、内容は古びていない。
読んでいるうちに、ミステリの謎ときもさることながら
人間の罪や良心といった問題にすっかり心を奪われてしまった。

「策謀と欲望」に踊らされざるを得ない人間の愚かさと哀しさを描いた本作。
 アダム・ダルグリッシュという知性と勇気、人間としての温かさを併せ持つ主人公の
存在が嬉しく、救いの感じられる最後の2ページの美しい描写には心が和むのを覚えた。
策謀と欲望 (ハヤカワ ポケット ミステリ)Amazon書評・レビュー:策謀と欲望 (ハヤカワ ポケット ミステリ)より
4150015597
No.6:
(5pt)

初めてのジェイムズ

重厚な作風で知られるP.D.ジェイムズの作品を初めて読みました。確かに描写は濃密ですが、丹念に書かれているという印象で、思ったよりも読みやすく、楽しむことが出来ました。
確かにストーリーは地味ですし、丹念な描写を通じて読者に読み解くことを要求しているので、日本の作家によくいる読者の想像力にまったく期待していない説明過多の小説しか読んだことの無い人には敷居が高いかもしれません。
ミステリーとしても、決着のつけ方がいささか唐突な印象を与えます。おそらく作者は、事件によって閉鎖的な社会に波紋のように広がった動揺する姿を描きたかったのかもしれません。なので、描きたい姿をすべて書き終わったとき、物語を終わらせるために解決編をくっつけただけのように見えます。
ミステリの女王とも言われる作者ですが、少なくとも本書を読む限りアンチミステリとも呼べるような、ミステリそのもののあり方についても問いかけてくるようです。

策謀と欲望 (ハヤカワ ポケット ミステリ)Amazon書評・レビュー:策謀と欲望 (ハヤカワ ポケット ミステリ)より
4150015597
No.5:
(5pt)

P .D. ジェイムズの最高傑作 !

少女は走った。必死になって。最終バスに乗り遅れると、門限に間に合わない。父親が許してくれない。しかし、バスは無情にも目の前を走り去ってゆく。翌朝、少女は死体となって発見される。連続絞殺魔《ホイッスラー》の四人目の犠牲者だったー、と不気味なトーンで始まる本書『策謀と欲望』こそ、英国ミステリー界の重鎮P .D. ジェイムズを代表する傑作中の傑作です。ジェイムズを世界的ベストセラー作家へと押し上げた前作『死の味』をも上回る、彼女の最高傑作です。ダルグリッシュ警視もの。
策謀と欲望 (ハヤカワ ポケット ミステリ)Amazon書評・レビュー:策謀と欲望 (ハヤカワ ポケット ミステリ)より
4150015597
No.4:
(5pt)

P .D. ジェイムズの最高傑作 !

少女は走った。必死になって。最終バスに乗り遅れると、門限に間に合わない。父親が許してくれない。しかし、バスは無情にも目の前を走り去ってゆく。翌朝、少女は死体となって発見される。連続絞殺魔《ホイッスラー》の四人目の犠牲者としてー、と不気味なトーンで始まる本書『策謀と欲望』こそ、英国ミステリー界の重鎮P .D. ジェイムズの傑作中の傑作です。ジェイムズを世界的ベストセラー作家へと押し上げた前作『死の味』をも上回る、彼女の最高傑作です。ダルグリッシュ警視もの。
策謀と欲望〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:策謀と欲望〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766118
No.3:
(5pt)

ジェイムズに開眼した作品

この作品を読むまでは、何だか退屈な描写が多い作家だと思っていました。でもこの作品を読んでいるうち、突然面白いと感じ、一気に読み終えていました。その後初期の作品を読むと、面白い!うまく物語世界に入れればとても魅力的な作家なのだと思います。もう高齢なのにミステリを書き続けているのが凄いです。
策謀と欲望〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:策謀と欲望〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766118



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