策謀と欲望
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「死の味」に続いて2作目の読了でしたが、ほとんど印象が変わりません。ミステリーの女王と呼ばれているようですが、私にはクエスチョンマークです。人物や風景、部屋などの描写が細かすぎるので物語に入っていく前に読み疲れてしまい、結局ストーリーの印象が薄らぐのです。結末も平凡なものでした。 | ||||
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登場人物の把握 | ||||
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連続殺人鬼の登場をメインの殺人事件の単なる小道具として扱う辺り、やはり大作家の構成力は只ならぬものがあるなと感心したが、終わってみれば犯人は予想外だったけど、動機としては単純なもの。いや寧ろ深くまで語られなかったため、抽象的であり浅薄だ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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イギリスで一代貴族の称号まで受けた推理小説家 P.D.ジェイムズ(1920~2014)の傑作。 イギリス、ノーフォーク地方の海沿いにある原子力発電所を巡る複雑な人間模様を背景に、 地域を震撼させる連続女性殺人犯の謎にダルグリッシュ警部が挑む。 重厚で隙のないプロット、多岐にわたる登場人物の魅力は言うまでもないが、 原子力発電の問題ばかりでなく、テロに怯える現在の世界を予知したかのような言葉を 結末近くで登場人物の一人に語らせるあたり、 この作家のなみなみならぬ知性と洞察力に改めて感歎した。 本作が刊行されたのは1989年だが、内容は古びていない。 読んでいるうちに、ミステリの謎ときもさることながら 人間の罪や良心といった問題にすっかり心を奪われてしまった。 「策謀と欲望」に踊らされざるを得ない人間の愚かさと哀しさを描いた本作。 アダム・ダルグリッシュという知性と勇気、人間としての温かさを併せ持つ主人公の 存在が嬉しく、救いの感じられる最後の2ページの美しい描写には心が和むのを覚えた。 | ||||
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重厚な作風で知られるP.D.ジェイムズの作品を初めて読みました。確かに描写は濃密ですが、丹念に書かれているという印象で、思ったよりも読みやすく、楽しむことが出来ました。 確かにストーリーは地味ですし、丹念な描写を通じて読者に読み解くことを要求しているので、日本の作家によくいる読者の想像力にまったく期待していない説明過多の小説しか読んだことの無い人には敷居が高いかもしれません。 ミステリーとしても、決着のつけ方がいささか唐突な印象を与えます。おそらく作者は、事件によって閉鎖的な社会に波紋のように広がった動揺する姿を描きたかったのかもしれません。なので、描きたい姿をすべて書き終わったとき、物語を終わらせるために解決編をくっつけただけのように見えます。 ミステリの女王とも言われる作者ですが、少なくとも本書を読む限りアンチミステリとも呼べるような、ミステリそのもののあり方についても問いかけてくるようです。 | ||||
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少女は走った。必死になって。最終バスに乗り遅れると、門限に間に合わない。父親が許してくれない。しかし、バスは無情にも目の前を走り去ってゆく。翌朝、少女は死体となって発見される。連続絞殺魔《ホイッスラー》の四人目の犠牲者だったー、と不気味なトーンで始まる本書『策謀と欲望』こそ、英国ミステリー界の重鎮P .D. ジェイムズを代表する傑作中の傑作です。ジェイムズを世界的ベストセラー作家へと押し上げた前作『死の味』をも上回る、彼女の最高傑作です。ダルグリッシュ警視もの。 | ||||
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少女は走った。必死になって。最終バスに乗り遅れると、門限に間に合わない。父親が許してくれない。しかし、バスは無情にも目の前を走り去ってゆく。翌朝、少女は死体となって発見される。連続絞殺魔《ホイッスラー》の四人目の犠牲者としてー、と不気味なトーンで始まる本書『策謀と欲望』こそ、英国ミステリー界の重鎮P .D. ジェイムズの傑作中の傑作です。ジェイムズを世界的ベストセラー作家へと押し上げた前作『死の味』をも上回る、彼女の最高傑作です。ダルグリッシュ警視もの。 | ||||
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この作品を読むまでは、何だか退屈な描写が多い作家だと思っていました。でもこの作品を読んでいるうち、突然面白いと感じ、一気に読み終えていました。その後初期の作品を読むと、面白い!うまく物語世界に入れればとても魅力的な作家なのだと思います。もう高齢なのにミステリを書き続けているのが凄いです。 | ||||
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