災いの古書

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種別
長編
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あらすじ

2007年06月30日 災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。被害者男性とエリンが交際していた過去があり、容疑者女性がエリンの元親友という事情から依頼を引き受けたのだ。まもなく被害者が貴重なサイン本をコレクションしていたという事実が判明する。本をめぐる争いに巻き込まれたのか?やがてその蔵書をめぐり怪しい三人組が暗躍しはじめ…古書にまつわる意外な蘊蓄を盛りこんだ人気シリーズ第四作。(「BOOK」データベースより)

評判

災いの古書の評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

災いの古書の総合評価:

9.00/10点 レビュー 9件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

派手な演出はないけれど

オーソドックスなミステリーといっていいのだと思います。
秋の夜長にちょっと小説でも・・・という場面では大いに役立ちそうです。
こういう正統派のミステリーもたまにはいいですね。
ただ、読み終わると物足りなさもあって、次はドロドロのミステリーを読みたくなる・・・そういうものかも!?

シリーズ化しているようなので、次はどんなミステリーが待っているのか楽しみです。


ももか
3UKDKR1P

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8
(5pt)

若干の物足りなさ

面白かったですが、
若干の物足りなさを感じます。

シリーズの柱である古書絡みのミステリーが物足りなかった。
サイン本にまつわる犯罪を背景にしたストーリーですが、
最後に明らかになる謎というのが、
ちょっと肩すかし。
一般のミステリーだったら、
水準を超える謎解きであるのですが、
ダニングは期待値が高いので、
これくらいでは読者は満足しないのだと思います。

本作の特徴は、
ストーリがシンプルになり、
ハードボイルドタッチが強くなりました。
今時珍しい作風です。
チャンドラーの新作と言ってもおかしくありません。

ともかく面白いのですが、
シリーズの流れからは少し修正された一作だと思います。
災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151704094
No.7
(5pt)

古本屋探偵クリフ 待望の第4弾

待望の古本屋探偵クリフの第4弾。

一気に読ませる展開はさすが。最後のどんでん返しも見事。このシリーズははずれなし!

ただ、古本薀蓄がもう少しほしかった気がします。今回はサイン本ネタのみ。
災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151704094
No.6
(4pt)

古書探偵、面目躍如!

正義感あふれれる元・熱血警官の古書店主と弁護士コンビが古書を手がかりに殺人事件を解決する名シリーズ。さらにおのおののキャラクターが濃くなり、敵役のキャラも立ってます。どうしても古書をネタにしなくてはならないので、多少の無理も感じるもののミステリーとしても一級品の出来。このシリーズも一冊読み終えると一刻も早く次を読みたくなってしまう。お待ちしてます。
災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151704094
No.5
(5pt)

やっぱりこのシリーズは最高だ。

今回扱われるのは、サイン本である。ミーハーなぼくにとっても非常に興味ある題材だ。逆にいえば、本書で扱われる薀蓄はそれだけだから、古書に関する薀蓄を期待するとちょっと期待ハズレかもしれない。しかし、やはりこのシリーズは読ませるのである。本書の雰囲気は第二作「幻の特装本」と非常によく似ている。そう、あのロス・マク風味が復活しているのだ。ここで描かれる悲劇は妻の夫殺し。詳しく書くと長くなるので割愛するが、舞台となる辺鄙な町の設定から、複雑な家庭環境から、一筋縄ではいかない事件の真相まで、たった一つの殺人事件を追って550ページもの長丁場をまったくダレることなく描ききったダニングに拍手を送りたい。今回クリフは、前作「失われた書庫」で知り合った弁護士エリン・ダンジェロの助手として活躍することになるのだが、相変わらずうまい立ち回りを見せてくれる。警官時代に培った直感をたよりに、後先考えず行動するところなどは決して褒められた行動ではないのだが、それさえ理にかなった行いに見えてくるから不思議だ。はっきりいって、もうこの男に心底惚れ込んでしまっているのだろう。ラストに近づくにつれての盛り上がりは、シリーズ全体を通してもかなりエキサイティングだ。今回の事件は単純な妻の夫殺しであり、第一容疑者である妻自身も自分が殺したと自供している。とてもシンプルな事件だ。だが、真相を探るうちに様々な可能性が浮上してくる。いったいどれが真相なのか?浮きつ沈みつしてなかなか表層に出てこない真相。数々の断片が合わさって大きな事件のパズルが完成するとき、あの「さむけ」で感じたような鳥肌が立つ思いを味わった。本書はハードボイルドミステリとしてシリーズ中、一、ニを争う出来栄えとなっている。
災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151704094
No.4
(4pt)

著者の経歴に興味を持ち読んでしまった。

かって読んだことのないジョン・ダニングの作品が気になっていたので著者の履歴を調べてみた。
 ジョン・ダニングWidipekiaにとると下の・・・内のように記してあったので転載したい。
 ・・・1942年ニューヨークのブルックリンにて生まれ、3年後父親の故郷であるサウスカロライナ州チャールストンに引っ越す。1964年に親元を離れコロラド州のデンバーに移り住み、競馬場の廏務員として働いたのち新聞社のデンバー・ポストに就職する。1970年には新聞社を辞め、様々な仕事を経験しつつ小説の執筆に取り掛かっていく。出版社とのトラブルもあって1981年以降は執筆活動を休止し、古書稀覯本専門の書店を開いていたが、作家仲間の強い勧めもあり1992年に『死の蔵書』で小説界に復帰した。・・・
 評者が気に入ったのが、出版社とトラブルから作家活動を辞めて古書稀覯本の書店を開いたのち作家仲間たちの強い勧めから再び作家活動を始め、『死の蔵書』を発表したことでる。
 このような頑固な人柄や、経歴に興味を持って読む気になってしまった。
 著者の経験から稀覯本にまつわる作品を何作も発表していることを知り、再起した初作より何作かのちのほうに興味があり、このシリーズ第四作目の本書『災いの古書』(The Sign of the Book=2005年の作品)を、入手して読むことにした。
 本書の主人公クリフ・ジェーンウェイは、コロラド州デンバーで刑事の職を辞してから古書店を商っている。
 共同経営者である弁護士のエリン・ダンジェロは彼の恋人でもある。
 エリンの旧友ローラが、夫殺しの罪で拘留され弁護を依頼されてこの物語は始まる。
 ローラとの確執(ローラは、エリンの恋人ロバートを横取りした)は、未だ断ち切ることはできないエリンなのだが、ローラが拘留されているコロラドの山奥の街パラダイスへジェーンウェイに、とにかく出かけて行き弁護を引き受けるかの下調べをしてもらうことにした。
 秋も深まる雪模様のコロラドの片田舎の街パラダイスへ向かってジェーンウェイは車を飛ばす。
 物語のプロット構成に少し細密さを欠くところもあるが、コロラドの山奥の街の雰囲気や景色などの描写は秀逸であり読ませてくれる。
 人口5000人ほどのコロラドの田舎街ならではのレニー・ウォルシュ保安官代理の登場などは、アメリカでは今でもこんな保安官も実在しているのだろうと思いながら読み進んでしまった。
 ネタバレになってしまうが、結末への数ページは、かのスティーヴン・キングさながらの展開であり、読者を楽しませるために著者の筆が走っているのだろう。
 古書稀覯本の業界について、本書に記述されていることにはリアリティがあり、興味深く読ませてくれたのは収穫であった。
 作家活動を始めたころの作品もなにか読んでみようと思いながら本書を読み終えたのです。
災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151704094

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